桟橋の先に落ちる希望に満ちた夕陽
- 4.0
- 旅行時期:2013/08(約12年前)
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by TaxNaXさん(男性)
竹富島 クチコミ:12件
竹富島には重要文化財である『旧与那国家住宅』を筆頭に幾つかの有形文化財が存在する。
その内の一つ。
文化庁登録の有形文化財としては『なごみの塔』と双璧を成す。
1938年(昭和13年)建設。全長約105m・全幅約4.4mのコンクリート製桟橋。
1971年前後までは利用されていたが現在は桟橋としての利用はなく、観光資源としての余生を送っている。
単に美しい海を観る為の場所としても観光資源として十分に価値がある。
しかし殊更美しいと感じるのは落陽する時間帯。
そもそもこの桟橋は、砂地で農耕に適さない竹富島の農民が耕作地を西表島に求め、そこに渡る為に建造したもの。当時は行政の補助も無く、自力で建設したと聴く。
この桟橋の伸びる先には当時の竹富島民の希望があったのだろう。
桟橋の先に落ち行く夕陽を眺め、眩い光と希望を重ね合わせた。そう考えながら夕陽を眺めるとドラマチックな想いがする。
高速船の発着時刻の関係で、ここで落陽を眺められるのは竹富島で宿泊する者に与えられた特権。
昨夏の思い残しを今夏達成し、希望が重なる美しい夕陽を堪能した。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- 竹富島に宿泊する場合は何処に泊まってもアクセスは問題ない
- 景観:
- 5.0
- 桟橋の先に落ちる夕陽は見応えがある
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 日没前後の時間帯はかなり混み合う
クチコミ投稿日:2013/09/23
いいね!:2票
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