カナヅチマンは夫婦で海水浴場脇のクロマツ林の中に入って・・・?
- 4.0
- 旅行時期:2010/10(約15年前)
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by はくさんちどりさん(男性)
宮城野・若林・名取 クチコミ:1件
仙台市は政令指定都市の中では珍しく、海から県境の分水嶺までを含む地域を有しており、東日本大震災前は、市民にとって夏の海水浴、季節を通しての登山、冬のスキーなど、いつでも身近で自然に親しむことができる都市でした。
若林区にある深沼海水浴場は、市民に最も近い海水浴場として長年利用され、親しまれてきた海水浴場です。駐車場が広く、車で出かけても安心して水浴びできる所でした。残念ながら、現在は復興事業に伴う工事のため、泳ぐことはできません。
海水浴場付近一帯は荒浜海岸と呼ばれて、白砂青松の砂浜海岸が北は石巻から南は鳥の海まで続き、美しい海岸風景を醸し出していました。小生のように泳げない者にとっては、海水浴もサーフィンも無縁でしたが、粒のそろったきれいな砂は小学生の理科実習(液状化)に度々活躍してもらい、また秋にはキノコ採りの場を提供してくれました。
仙台に住みつくようになって、荒浜海岸のクロマツ林を見て直感したのは、生まれ故郷の日本海沿いのクロマツ林で採れたキノコのことです。特に、きれいな砂の地盤にしか生えないシモコシ(俗称キンダケ)がきっと採れるだろうと確信したものです。
キンダケは、本当に黄金色をしており、香りの点ではマツタケに劣るかもしれませんが、味や歯応えでは明らかに勝ると個人的には思っています。出汁もよく出るので、稲庭うどんを煮込んで食すと絶妙です。
今は、そのクロマツ林も壊滅して、キノコたちの命を宿すことができないかもしれませんが、多くの犠牲者を出した荒浜集落の人たちと同様、いつか復活することを願って、在りし日のキンダケたちの生態を紹介します。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 5.0
- 駐車場は広く、仙台駅前からのバスの便もありました。
- アクティビティ:
- 4.0
- 海水浴だけでなく、サーフィン、クロマツ林内の散策・キノコ採りと多彩な楽しみがありました。
- 景観:
- 4.0
- 仙台湾越しに眺める仙台港から牡鹿半島まで、一望できます。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 海水浴シーズンは超人出が多く、キノコ採りのシーズンもキノコより人の頭数が多い状態もありました。
- 水の透明度:
- 3.0
- 人出の割に水質とともに水の澄み方も悪くなかったと目視で感じられました。
クチコミ投稿日:2013/08/13
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