ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計によるアール・デコの重厚な近代建築、大丸心斎橋店

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旅行時期：2013/04（約13年前）

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大丸は１７３６年の創業時京都五山の送り火の「大文字」にちなんで「大文字屋」と名乗ったが名古屋進出時に「丸」の中に「大」の字をあしらった商標を使い一般に「大丸」と呼ばれるようになったそうだ。「大文字屋」開店時の理念は先義（而）後利（者栄）＝義を先にして利を後にする者は栄える、「顧客第一主義に徹すれば、利益は自ずからついてくる」という考え方で毎年冬には施餓鬼（せがき）として貧しい人に食べもの古着やお金を施こし寺社に大丸マークつきの灯籠や手ぬぐいを大量に寄付する等　ボランティア活動で利益を社会還元をしていたとのこと。
このため１８３７年の大塩平八郎の乱（百姓一揆）に際しては富豪や大商人の多くは焼き討ちにあったのに対し「大丸は義商なり、犯すなかれ」と命じ焼き討ちを免れたと伝えられている。　現代のビジネスにも通じる逸話だ。
大丸心斎橋店は１７２６年開店の旗艦店で心斎橋筋商店街と御堂筋の間に位置し本館はウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計によるアール・デコの重厚な近代建築として知られ日本におけるDOCOMOMO１５０選に選定されている。