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福井の「日本百名居酒屋」

  • 5.0
  • 旅行時期:2013/06(約11年前)
pengmaさん

by pengmaさん(男性)

東尋坊・越前松島・三国 クチコミ:1件

コノ店も敬愛する太田和彦氏が「日本百名居酒屋」に選んだ一軒「料理茶屋・魚志楼」(松崎家:登録有形文化財)
福井市内からは少し離れるが、福井出張の折一度は訪れたいと思い続けた店だった・・・
福井駅から「えちぜん鉄道」にて「三国駅」下車徒歩十分、古い街並みに溶け込む様に店はある。
三国湊は北前船が寄港する港町として栄えた。中でも出村地区は江戸寛政年間には遊女100人を擁した遊郭街として栄え、昭和初期までその賑わいは続いた。魚志楼の先に残る「思案橋」は、福井藩三国湊と川下の丸岡藩滝谷出村の境界で、丸岡藩領には遊郭街が連なり、行こか戻ろか思案したところだとか・・・思案橋で迷い、見返り橋で思いを残す。魚志楼(旧松崎家)は150余年前に建てられた置屋跡か遊郭跡を利用したと聞く。大正時代の三国の面影がそのまま息づく店内で、北陸・福井の魅力がたっぷりと味わえる♪
「越の磯」を後にしえちぜん鉄道で向うは「三国港駅」、そして路線バスで「東尋坊」へ遊覧船を楽しみお土産物通りへ戻れば???、コノ辺りの店って午後四時で店終いしちゃうんだ!残念、越の磯店主にお聞きした地ビールの飲めるレストランも閉まってた(涙)
三国へ戻る路線バスは一時間に一本、バス停で只ボンヤリバスを待つハメに・・・バス停で知り合った地元のオッチャン、魚志楼への下車バス停、降りてからの道筋を親切にお教え下さった。お蔭で時間に余裕が出来、雨降る三国湊の古い街並みを散策し、午後六時、口開け客として暖簾を潜る。
「ようこそお出でくださいました♪」
器量良しの女将が笑顔で出迎えてくれた♪
料亭だった店を平成に入り寄り付きのカウンターを設けたそうだ、塗りのカウンターがイイ具合にヤレて味わい深い
写真が趣味である事を伝えれば、客入り前の時間総ての客間の撮影を許可戴けた♪
客間へ続く廊下から圧巻の景色、昔はコノ広い廊下を芸者衆が行き交ったんだろうなぁ・・・
と、当時の栄華を偲ぶ写真を眺める。
カウンターに戻り、さて、何を行こうか・・・先ずは生ビール
風情にはちと掛けるがキリン魔法のジョッキに注がれたキンキンのビールが置かれ
グビッグビッグビ!「アァ、美味い♪」
「あら、お客様本当に美味しそうに飲まれますね♪」
さてと、刺身は何があるのかな?、六月は中途半端な時期なんだが・・・決まりだ
盛合せを戴こう、腹の張るビールは一杯で我慢し、お次は常山吟醸の冷を戴く。
・刺身盛合せ(甘エビ・鱧・カンパチ・ツブ貝・鮪・鶏魚)
甘エビが美味いネェ、頭を落せば香り高い味噌が流れ出る♪
体も冷めたので燗酒を戴こう、女将お薦め一本気を浸けてもらう、次のアテは天然鰻の蒲焼
・天然鰻の蒲焼
生簀で活かされた鰻は程よく脂が落ち美味い、おろし山葵で戴く
・冬瓜の甘味噌掛け
シッカリした歯触りを残す若い冬瓜の煮物に甘味噌を掛けた田楽風、アッサリと美味いネェ
・トマトの葛揚げだし
コチラ女将お薦めの一品、揚げたプチトマトが葛ゼリーで固められ出汁に浸し♪
・鯵のヌタ
黒板にはヌタとしか書かれてなく、造られた品は珍しくも鯵。コレはイイ意味で裏切られた一品
残念がらコノ日は塩雲丹が無かったが十分に美味しい料理を堪能。
・生ビール一杯、常山(冷)一合、一本気(燗)二合、雲乃井(燗)二合
〆て7550円はリーズナブル
厨房を任されるのは女将のご子息だった・・・♪
今宵も楽しい出会いがあった、奇しくも同年の紳士(陶芸関系)に同伴するお嬢さんを娘だと紹介戴くが・・・会話が父娘じゃないんだよな~(爆)
時計を見れば八時はとっくに回っており、〆の熱いお茶を淹れて戴き、見返り橋を渡り三国駅へ向かう
心も舌も満足の店、ココは間違いなく三国湊の名店です、ご馳走様♪

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
一人当たり予算:
10,000円未満
利用形態:
ディナー
アクセス:
2.5
コストパフォーマンス:
5.0
サービス:
4.5
雰囲気:
5.0
料理・味:
4.5
観光客向け度:
4.0

クチコミ投稿日:2013/06/26

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