一般に「出山の鉄橋」と呼ばれていますが、「早川橋梁」と同じものです。
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- 旅行時期:2012/09(約13年前)
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by 魅々さん(女性)
芦之湯・大平台・宮城野 クチコミ:30件
「出山の鉄橋」は早川に架かる鉄橋で、箱根登山電車の塔ノ沢駅−出山信号場間にあります。
「早川橋梁」ともよばれています。
深さ43m・幅60mという深い谷にかかっていて、箱根観光名所の1つになっています。
秋の紅葉時には、鉄橋上で数秒間の停車などの観光サービスが行なわれています。
当初はアーチ型のトラス構体を新造する予定でしたが、第一次世界大戦により資材の輸入が途絶したために、1888年(明治21年)に製造され、東海道本線の天竜川橋梁に架けられていたトラス構体の1つを鉄道院から払い下げを受け、転用したものだそうです。
しかし、払い下げのトラス構体を使用することから、架橋の工事直前に神奈川県知事から「箱根の玄関口である早川に、使い古しの橋を架けるのは景観を損ねる」という意見が出るなど、あまり評判はよくなかったので、後に改築するという条件で工事が開始されました。しかし、そのまま現在まで残っています。
1991年に「かながわの橋100選」に選ばれ、1999年には現存する唯一の錬鋼混合200ft桁として登録有形文化財に登録されています。
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4.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/06/09
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