緒方洪庵の私塾：適塾

4.0
旅行時期：2012/08（約13年前）

by 猫尾さん（女性）

心斎橋・淀屋橋クチコミ：1件

適塾は幕末の蘭学者・医者の緒方洪庵が開いた私塾です。正式には適々斎塾といいます。
洪庵の号の「適々斎」から来ています。
洪庵も号なんですけどね、昔の人は号を何個も持っていたのが普通でした。

地下鉄御堂筋線「淀屋橋」から少し歩くと適塾に到着します。

私が行ったときはドラマ「JIN−仁−」の放送中か終了直後だったため
まぁまぁ人が多かったです。と言っても10人くらいでしたが。
5年位前に初めて行ったときは老夫婦一組くらいしかお客さんがいなかったです。

適塾の何がいいかといいますと、ほとんどの部屋が公開されているところです。
二階にも上がれます。二階の大部屋は適塾の塾生達が寝起きをしていた部屋で、
ここに大村益次郎や橋本佐内、福沢諭吉が勉学に励んでいました。

深夜まで塾生達が使っていた、オランダ語の辞書の置いてたあった部屋も
ちゃんとあり、塾生のエピソードを知っている人にとってはたまらないと
思います。

人が少ないので、大部屋に寝転んだりして、塾生が見ていたであろう視線を
体験出来るのがよかったです。(ただし、誰かいると具合が悪いと勘違い
されるか、白い目で見られることは間違いないので、その辺は各人の良識と
相談してください)

二階へ上がる階段が急なので、気をつけてください。