聖徳太子建立48寺院の一つ野中寺(やちゅうじ)
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- 旅行時期:2012/11(約13年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
富田林・羽曳野 クチコミ:11件
野中寺(やちゅうじ)は、大阪府羽曳野市の高野山真言宗の仏教寺院で別称は中之太子。
伝承では聖徳太子建立48寺院の一つとされ、太子の命を受けた蘇我馬子が開基とされ上之太子」叡福寺、「下之太子」大聖勝軍寺とともに三太子の一つに数えられ、「中之太子」と呼ばれている。境内に残る礎石から、飛鳥時代〜奈良時代前半には大規模な伽藍が存在したことは明らかで、渡来系氏族の船氏の氏寺として建てられたという説もある。
創建時の堂塔は南北朝時代までに兵火を受けて全て焼失しているが、境内には中門跡・金堂跡・塔跡・講堂跡・回廊跡など法隆寺式伽藍配置を示す礎石を存留しており、「野中寺旧伽藍跡」として国の史跡に指定されている。
現在の本堂は江戸時代初期の寛永〜寛文年間(1624−1673年)に、他の堂宇は享保年間(1716−1735年)に再建されたもので江戸時代には律宗の勧学院として、和泉神鳳寺(大鳥大社境内にかつて存在した)、槇尾西明寺とともに律院三大僧坊として栄えた。 明治時代中期に現在の宗派である高野山真言宗に転じているが長い歴史の中で生き続けた寺だ。
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4.0
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2013/05/11
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