蔵骨器は、火葬した骨を納めるための容器です
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- 旅行時期:2013/05(約13年前)
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by ねこにゃんさん(男性)
寝屋川・枚方・交野 クチコミ:262件
蔵骨器は、火葬した骨を納めるための容器です。昭和14年(1939)に長栄寺町の長栄寺本堂の真北の水田を発掘した際に、他の石造物と一緒に出土したそうです。
蔵骨器は凝灰岩(ぎょうかいがん)という比較的柔らかい石で作られており、中央部に一辺30cm・深さ7.5cm(現寸)の方形の孔(あな)が開けられています。現在、長栄寺の本堂の縁の下に保管されていますが、出土後しばらくは雨ざらしの状態であったため表面は傷んでいます。このため、現状から蔵骨器の身の部分になるのか、蓋(ふた)になるのかは不明だそうです。
出土場所付近は、寺伝によると以前に(明治期?)「茨田親王塚」とよばれる塚(現在は長栄寺の東北隅に所在)があった場所とされています。また、1864年(文久4年)の古図には茨田親王塚が寺の西北隅に描かれており、塚の位置はこの間に2回移動していることになります。蔵骨器は文久4年~明治期(?)に古図の位置(西北隅)から移動した場所(寺の真北)より出土したことになります。
蔵骨器は、現在寺の床下にケースに入れられていますので、いつでも見ることが可能です。
- 施設の満足度
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3.5
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2013/05/08
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