境内の大蘇鉄(そてつ)は国指定の天然記念物、大阪府堺市妙国寺(みょうこくじ)
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- 旅行時期:2012/11(約13年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
堺 クチコミ:46件
妙国寺(みょうこくじ)は、大阪府堺市堺区にある日蓮宗の本山で幕末に起こった堺事件ゆかりの寺として知られる。境内の大蘇鉄(そてつ)は国指定の天然記念物で樹齢1100年余とのことで織田信長がこの蘇鉄を安土城に移植させた。しかし、毎夜「堺妙國寺に帰ろう」と怪しげな声に、信長は激怒し士卒に命じ蘇鉄を切りつけたところ、鮮血切口より流れ悶絶の様は恰も大蛇の如く、さしもの信長も怖れ即座に妙國寺に返したと言ういい伝えがある。
1582年の本能寺の変の際、堺を訪れていた徳川家康は妙國寺に宿泊していたが変を聞き妙國寺僧、油屋親子の助けを得て難を逃れたと伝えられている。
堺事件は1868年、フランス軍艦より水兵100人が上陸し市内を闊歩し婦女子を追回すなど傍若無人の振舞いに、堺警備隊の土佐藩士と銃撃応酬の末、フランス兵13名の死傷者を出すにいたり国際問題となりフランスに賠償金を払うと共に、箕浦猪之吉、西村左平次等土佐藩士20名は切腹を命じられ妙國寺において日仏立会人の面前で割腹自刃。12人目にかかりフランスの立会検視人もその凄絶の様に見るに忍びがたく切腹は中止となり、9名は土佐へ流刑となったとのこと。
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- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
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- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2013/04/23
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