表情がかわる仏像は一見の価値あり!!
- 5.0
- 旅行時期:2013/04(約11年前)
-
by てとさん(女性)
湖東三山・多賀・東近江 クチコミ:2件
こちらのお寺は鎌倉時代に建立したお寺で、戦国時代の戦火を逃れた現存する本堂・三重塔・二天門があります。
当時のままの状態で保存されている建物はとても珍しいという理由でこのお寺に訪れました。
こじんまりとした敷地にたたずむ比較的小さな建物ですが、驚きが沢山。
ちょうど庭を掃除していた住職さんが建物の中を丁寧に案内してくれたのですが、本堂には鎌倉時代に戦火を逃れ持ち込まれた仏像が所狭しと飾られていました。中でも、驚いたのは表情のかわる仏像(阿弥陀三尊像)今でいう光のマジックでしょうか?顔の部分に光(懐中電灯)をあてるとキリリとしまった男の顔立ちとなり、光を消すと穏やかに微笑む女性の顔立ちになります。これには驚きました。今でもこのようなものを作るのは難しいと思われるのに、鎌倉時代にこのような仏像が作られたということに本当に驚きました。
更にその日は、三重塔の内部にも入ることが出来ました。(天気の良い春と秋の数日にのみ中に入ることが出来るそうです。)
四畳半くらいの大きさでしょうか、とても小さな部屋の内部は全面に綺麗な絵が描かれています。かなりはがれてしまっている個所もありますが、鎌倉時代から保存されていることを考えると、状態はかなり良いのだと思います。
神秘的な空間の中で住職さんから興味深いお話を沢山聞くことができ貴重な時間を過ごすことが出来ました。
国宝となると立ち入り禁止で、外から眺めることが多い中、当時の空間の中に自分が居ることにとにかく感動しました。
ただのお寺とあなどるなかれ。奇跡が沢山つまったお寺です。
是非足を延ばしてでも行くべき場所と思います。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 1.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/04/23
いいね!:0票