奈良の大峰山より古い修行の場
- 4.0
- 旅行時期:2013/04(約11年前)
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by 壁ぎわさん(男性)
関西空港・泉佐野 クチコミ:6件
大阪泉南の東に有る山です
大和の大峰山より数年早く修行の地として開山されました。
弘法大師ゆかりの犬鳴山七宝瀧寺が 今でも修行出来る所として迎えてくれます。
また 良質の重曹泉が沸き 温泉地としても栄えたところです。
犬鳴山の由来を
紀伊の猟師が犬を連れて、当山の行場「蛇腹」附近で一匹の鹿を追っていました。
猟師の傍の大樹に大蛇がいて、猟師を狙っていました。
しかし猟師はそれに気づかず鹿に狙いを定めて射ようとしていました。
猟師に危険を知らせようと犬は吠えました。
ところが犬の鳴声におどろいた鹿は逃げてしまい、
獲物を失った猟師は怒って、腰の山刀で吠え続ける愛犬の首に切りつけました。
犬は切られながらも大蛇めがけて 飛びかかり、大蛇の頭に噛みつき、猟師を助けて大蛇と共に倒れました。
事の意外さを知った猟師は、自分の命を救って死んだ愛犬の死骸をねんごろに葬り、
弓を折って卒塔婆とし、そして七宝瀧寺に入って僧となり、
永く愛犬の菩提を弔いつつ、安らかに余生をすごしたと語り伝えられています。
この話を聞いた宇多天皇は「報恩の義犬よ」と賞し、「一乗鈴杵ヶ岳を改め「犬鳴山」と勅号を与えたと伝えられています。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2013/04/22
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