亀の恩返しと観音の霊験という説話が伝えられる總持寺(そうじじ)
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- 旅行時期:2012/03(約14年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
茨木・摂津 クチコミ:16件
總持寺(そうじじ)は、大阪府茨木市にある高野山真言宗の寺院で西国三十三箇所第22番札所。
總持寺(そうじじ)の草創には助けた亀の恩返しと観音の霊験という説話があり、寺所蔵の縁起絵巻や『今昔物語集』などに描かれている。開基藤原山蔭(ふじわら の やまかげ、824−888年)の父・藤原高房(ふじわら の たかふさ、795−852年)は、漁師たちが大亀を捕らえているのを見、「今日18日は観音様の縁日だから」と言って、亀を買い取って逃がしてやった。その日の夜、高房の子・山蔭は、継母の計略で船から川に落とされてしまった。父の高房はこれを悲しみ、観音に祈ったところ、高房が助けた亀が、山蔭を甲羅に乗せて現れたという。高房の没後、山蔭が報恩のため観音像を造立し祀ったのが当寺の起源とのこと。
寺伝では879年頃藤原山蔭が創建し、山蔭の三回忌の890年に伽藍が完成したとされる。亀に助けられた創建者の藤原山蔭は光孝天皇の勅命により庖丁式(料理作法)の新式を定め四条流庖丁道(しじょうりゅうほうちょうどう)という平安時代から始まったと伝えられる日本料理の流派の祖で「日本料理中興の祖」とされている。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/03/24
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