生国魂神社表参道脇の『川崎孫四郎自刃の所』碑
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- 旅行時期:2011/09(約14年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:214件
生国魂神社の表参道の脇に石碑が2基建っている。『島 男也旧居』碑で1944年(昭和19年)の建立と『川崎孫四郎自刃の所』碑は1969年(昭和44年)の建立。「関西茨城県先賢士顕彰会」の立て札によると1860年(安政7年)3月3日の水戸浪士による大老井伊直弼殺害事件「桜田門外の変」と同時に大阪でも挙兵を図ろうとして未遂に終わった事件があったそうだ。
高橋多一郎は水戸の藩士で「桜田門外の変」で首謀者の金子孫二郎とともに指導的な役割をつとめたが、高橋多一郎は大坂での決起を担当し、息子の荘左衛門や川崎孫四郎ら同志と共に3月6日に来坂、挙兵の準備にかかったが頼みの薩摩が大久保利通らの統制で慎重論に変わり立ち上がる様子がなく、そのうちに「桜田門外の変」の下手人狩りが始まり身動きが取れなくなった。江戸の事件の首謀者金子孫二郎は上方まで逃げて来ていたが伏見で捕まった。
川崎孫四郎は大坂で自刃し島男也は捕われた後江戸送りとなり伝馬町の獄舎で死亡している。
両人とも事件当時は犯罪者で後に「正5位」を贈位されているが時代が変われば評価が変わる事例のひとつだ。
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3.5
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2013/03/07
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