ひたすら歩く、変わった生い立ちの公園

4.0
旅行時期：2012/11（約13年前）

by 生姜茶さん（女性）

阿蘇クチコミ：9件

高千穂まで通される予定の鉄道が、工事中の大量の湧き水により計画が中断されてしまい、途中まで掘ったトンネルを親水公園として開放したという、他に類を見ない経歴の公園です。

掘られたトンネル２ｋｍちょっとのうち５５０ｍが一般開放されています。ここを往復するので１ｋｍちょっと歩くことになります。またトンネルの入口までも池のある長細い公園になっているので、駐車場のあたりから行って戻ってくると結構な運動量です。

トンネルの中は、真ん中に線路の幅の浅い水路がずーーっと続き、左右に細めの通路。トンネル内は右側通行です。行き止まりは岩間から水が湧いているふうに作ってある壁と、フラッシュライティングにより水玉が止まって見える滝がありました。
通路は季節によってデコレーションされていて、１１月はクリスマスツリーのコンペでした。

説明によると、トンネル内は年間通して気温約１７度、湧水は毎分３２トンで水温１３度。工事中に水が湧いた時、高森町内の他の湧水が枯れてしまい、水道が断水する騒ぎになったそうです。

公園入口に小規模な駐車場がありますが、向かい側にも広ーーい駐車場があり、やたらオシャレな造りのトイレがありました。