川のほとりにあるこの銅像の姿、ちょっと異相だと思いました
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- 旅行時期:2011/04(約15年前)
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by たびたびさん(男性)
竹原 クチコミ:47件
頼山陽は、江戸時代の後期、文化文政年間に活躍した儒者であり、歴史家、思想家、漢詩人、文人としても、広く名前を知られる人物でしょう。生まれは大阪のようですが、その後、広島で育ち、竹原がルーツのよう。主著は、「日本外史」と「日本政記」の二つ。これは幕末の尊皇攘夷運動に影響を与え、明治維新の原動力となったと評価されていますが、さらには、伊藤博文の愛読書とされるなど、頼山陽的な歴史観、国家観が戦前の大日本帝国期にも大きな影響を与えたとまで聞いてしまうと、何やらとんでもない伝説的な匂いもしてきます。整然とした理論よりも、広い知識や活動でいろんな解釈ができる曖昧さのようなものが実態以上に大きな存在に見せたのかもしれません。川のほとりにあるこの銅像の姿も、ちょっと異相だと思いました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2012/11/26
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