高原への入り口、小淵沢駅から。
- 3.5
- 旅行時期:2009/10(約16年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
小淵沢 クチコミ:2件
新宿から特急でくると、一旦甲府盆地に降りた中央線は、韮崎から再び旧勾配を登り、ちょうど塩川と釜無川の間にそびえる丘陵をぐんぐん登っていき、右に左にアルプス山脈をみながら進んでいく。甲府から40km、登り坂は続き、高原の駅、小淵沢駅に着く。この駅の標高はもう880mを超え、まさに高原の駅だ。
スーパーあずさは通過するが、あずさ号は停車し、週末にはここまで行楽列車も走る。乗客はここから小海線に乗り換える人が多い。竜王から離れていた中央高速道路がいつのまにか近くを通り、駅から北に15分歩けば中央道小淵沢インターだ。JR最高地点は小海線の野辺山駅が有名だが、小海線開通までは、中央線の2駅先、富士見駅の950mが最高地点だった。もうそこは長野県。小淵沢は山梨県と長野県の境に近いのだ。なお、中央道は中央線より八ヶ岳斜面のより高い所を通り、このあたりで標高は1000mを超えている。
駅から西に10分ほど歩き、帝京第3高校のあたりに来ると、南には烏帽子岳や仙丈ケ岳といった南アルプスが目前、そして北には八ヶ岳の優美な姿が見える。来た方向を振り返ると、空気が澄んでいれば富士山も見える。甲府のあたりより、富士山も、南アルプスも、低く見えるはずだ。
小淵沢駅周辺は特に観光名所は無い。ただし、小海線はじめ、高原リゾートや登山への出発点ではある。また、アルプスを見ながら中央線、中央道沿いに歩き、山の写真や鉄道写真を撮ってみるのも面白い。小淵沢駅から逆に東に線路沿いに20分歩くと、大滝神社という湧水の名所がある。湧水を飲みながら鉄道写真なんてどうだろうか。
なお、今は北杜市となっているこの一帯、2008年の平成合併の前は、小淵沢町という町であった。市街はずっと麓の国道20号線沿いにある。
- 施設の満足度
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3.5
- 施設の快適度:
- 2.5
- ごく標準的な地方の駅、通過する特急も結構ある
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光路線、小海線に乗り換えるのに地下道をくぐる
クチコミ投稿日:2012/08/25
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