神仏分離令で廃寺の危機に
- 3.0
- 旅行時期:2010/01(約14年前)
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by くまっちさん(男性)
奈良市 クチコミ:10件
創建1300年の歴史を持つ興福寺ですが、春日社と一体で信仰され、広大な敷地をもち、強大な勢力をもっていたそうです。
しかし、明治新政府の神仏分離令により、僧侶の全員が還俗し、春日社の神官となりました。元々僧侶の多くは貴族出身であり、王政復古による国家神道への動きに乗り遅れないよう、神官となったのでした。その際、堂舎は破壊、仏像・仏器・経典・仏画などの什宝は二束三文で売られたのです。五重塔、三重塔さえ売りに出されたそうです。興福寺は一山離散・ほぼ廃寺となったそうです。
行き過ぎた廃仏政策が反省され、1897年(明治30年)、「古社寺保存法」が公布されると、興福寺の諸堂塔も修理が行われ、徐々に寺観が整備されて現代に至っているそうです。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 2.5
クチコミ投稿日:2012/06/11
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