両墓制の色濃い島
- 5.0
- 旅行時期:2011/11(約14年前)
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by 4齢幼虫さん(女性)
丸亀・宇多津・多度津 クチコミ:3件
多度津沖に浮かぶのんびりとした島。
本浦と長崎があり、それぞれにフェリーが寄港します。
【両墓制の墓】
本浦と長崎の集落には、両墓制の墓があります。
両墓制とは、お参りする『詣り墓(まいりばか)』と、遺体を埋める『埋め墓(うずめばか)』が別々に作られた墓地です。
瀬戸内の島にはこの両墓制のお墓が多いのですが、佐柳島のは規模が大きく、またハッキリわかれています。
そのため、長崎集落の埋め墓は「香川県指定有形民俗文化財」に指定されています。
詣り墓には、一般的に馴染みのある墓石が建てられていますが、埋め墓には「墓印」と言って、小ぶりな石が置かれ名前が刻まれています。
「○○家之墓」ではなく、個人名・夫婦名が刻まれており、これは古い時代の形態なのだとか。
みんな西側を向いているのが特徴です。
なぜ両墓制という形がとられたのかは、確かな事がわかっていないといいます。
【カメ石】
長崎集落から島を反時計回りに歩いて島の西側へ行くと、ある岩。
玄武岩の柱状節理の塊が、海岸にゴロンと転がっています。
その形から『カメ石』と言われています。
海沿いにあるので、潮が引いた時にしか行けません。
【大天狗神社】
本浦集落にある大天狗神社。
航海安全を願う場であり、またお参りすると失せ物が見つかると言います。
中でも、石垣に作られた隠し絵のような大天狗像は大迫力です。
帰りの参道から見るお隣の小島と広島の島影は絶景です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 多度津港からフェリーで本浦港まで。1日4便。本浦港まで50分。
- 景観:
- 4.0
- 瀬戸内らしいのんびりした景色。多島美。
クチコミ投稿日:2012/06/08
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