「山口市菜香亭（やまぐちしさいこうてい）」山口市内に明治時代から著名人が利用してきた料亭があった。

3.5
旅行時期：2012/05（約14年前）

by Elliott-7さん（男性）

山口市クチコミ：12件

　山口市内に菜香亭（さいこうてい）という屋敷があることは、地元の人ならともかく観光で訪れる人はあまり多くない。
　何度も山口を訪れているが、ここはいつも素通りしていた。今回初めて行ってみることにした。この純和風の建物は、また市民交流の場として平成16年10月２日に開館したそうです。
　建物は、明治10年頃の創業から平成８年までの間、広く親しまれてきた料亭〈祇園菜香亭〉をここに移築復元したもので、井上馨や佐藤栄作など著名人の扁額28枚とゆかりの所蔵品が展示されている。
　山口・長州は伊藤博文をはじめとして、数々の政治家を輩出しているが、料亭として多くの政治家をここ「菜香亭」を利用していたようである。
　広間の欄間には、伊藤博文、木戸孝允、井上馨、山県有朋など錚々たる政治家の扁額が懸けてあり、当時の政治家にとってはこの料亭が重要な歴史的舞台だったことが伺える。　