日本史の裏紀行1
- 5.0
- 旅行時期:2009/03(約15年前)
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by 美良々橋モヨ子さん(男性)
天白・笠寺 クチコミ:1件
笠寺の山門をくぐるといくつもの赤い観音の旗が建てられていてにぎやかな感じである。
参拝している男女がちらほらあり生活に溶け込んだ中の寺と言うような庶民的なところであった。
縁結びで有名なこの寺は雨ざらしでびしょぬれだった観音さまを見て、自分がかぶっていた笠をかぶせた彼女は、京からやってきた青年貴族・藤原兼平にみそめられ、長者の家で仕えていたところから、京に召され、兼平と結ばれたという玉照堂があり堂内に祭られている兼平夫妻の像はまるでお姫様のようで微笑ましい。
ちなみにこの寺の近くに宮本武蔵が3年ほど滞在していたらしく彼の記念碑があった。
笠寺観音の塔頭である東光院には武蔵の遺品が残されていて、毎月25日に展示と解説があるとのことを聞きぜひ今度はそのころに行ってみたいと思うのであった。
ちなみに寺には一切の説明はないが桶狭間合戦の折り今川義元は笠寺に砦を築き、葛山長嘉・岡部元信・三浦義就・飯尾顕茲・浅井小四郎をいれたと言う言い伝えがあり、また信長も合戦の折りに参拝に来た話を聞いた。
無神論者の信長にしては珍しいことである。
平安、戦国、また東海道の匂いただよう笠寺であった。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2012/04/25
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