昭和2年に完成の大変希少な近代洋風建築
- 5.0
- 旅行時期:2011/08(約14年前)
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by mireinaさん(女性)
高松 クチコミ:118件
香川県高松市玉藻町に今も建つ鉄筋コンクリート3階建の旧高松港港務所(きゅうたかまつこうこうむしょ)は、内務省の発注で田村工務所により1927(昭和2)年に建てられ、世紀をまたいだ2001年(平成13年)まで、初期には宇高連絡線、その後は阪神・別府航路や小豆島を始めとする離島航路の港湾管理事務所・発券所・待合所などとして使われ続けてきた近代洋風建築です。
平成13年5月に新しい高松港ターミナルビルがサンポート地区に完成したことにより、戦前戦後を通じて高松港の発展を見守り続けて来たこの建物も75年に及ぶ役目を終えました。
当時は周辺に定食店や土産店が軒を連れねる大変活気のある場所で、壺井栄原作の映画「二十四の瞳」でも、家の事情で高松の料理屋に奉公に出され修学旅行に皆と行く事が出来なかった「マッちゃん」と大石先生が再会する名シーンで「桟橋の待合所」として登場します。
2011年の年末に取壊し決定の報道が行われたようですが、本当であれば大変残念なことです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2012/01/07
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