懐かしい顔に会える寺
- 4.0
- 旅行時期:2008/07(約17年前)
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by 山菜迷人さん(男性)
彦根 クチコミ:3件
彦根で最初に立ち寄ったのは、里根町の五百羅漢で有名な天寧寺。この寺の縁起は、慈悲無情の出来事から始まる。
彦根城主井伊直中公の耳に、ある日、男子禁制の欅御殿の腰元、若竹が子供を宿しているといううわさが届く。直中公が相手の名を問いただすが口を割らない若竹。業を煮やした直中公は若竹を手打ちにしてしまう。その後、若竹の相手が自分の息子であり、お腹の子は自分の初孫であったことが判明する。直中公は自分の行いを悔い、井伊家菩提寺清涼寺、寂室堅光禅師の指導の下、追善供養のため、京仏師駒井朝運に刻ませて五百羅漢を安置し、天寧寺としたのである。
五百羅漢の顔を見ていると、お一人おひとり全く別の顔つき、別の表情を持っており、何となく、「イカリヤ長助さんに似ている!」「しばらくお会いしていない長沼先輩に似ているなぁ!」「なんと、死んだ爺さんにそっくりやないか!」という感じなのである。
懐かしい顔に会える寺。それがこの五百羅漢天寧寺である。
評価:☆☆
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2008/08/25
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