大神神社(三輪明神)
- 5.0
- 旅行時期:2007/07(約18年前)
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by 山菜迷人さん(男性)
桜井・三輪・山の辺の道 クチコミ:1件
大神神社、三輪明神とも呼ばれるその神社は、三輪山そのものを神体(神体山)として成立した神社である。今日でも本殿を有さず、拝殿から三輪山そのものを仰ぎ見て拝む古神道(原始神道)の形態を残している。自然を崇拝するアニミズムの特色が認められ、三輪山信仰は縄文時代にまで遡るのではないかと考えられている。三輪山は奈良盆地の南東部に位置するなだらかな円錐形の山で標高467m。拝殿より先は禁足地であり、自由に入山することはできない。
大物主大神を祀る、日本神話に記される創建の由緒や、大和朝廷創始から存在していたと考えられるなど「日本最古の神社」と称されている。大物主大神は蛇神であり、水神、雷神としての性格を持ち、稲作豊穣、疫病除け、酒造りなどの神様である。僕は日本酒党であり、酒造りの神様を祀る三輪明神を一度この眼で見ておきたいと思ったのがこの地に足を運んだ理由だった。
三輪明神の入り口の三輪素麺で腹ごしらえをして三輪明神を詣でる。境内には、各地の蔵元が奉納した菰樽が並べられており、さすが日本酒の神様だと思われた。毎年新酒の仕込が始まる頃、酒造の神様である大神神社で醸造安全祈願祭(酒祭り)が催される。
日本最古の道と呼ばれる山之辺の道が通り、サイクリングを楽しむ人、のんびり歩く旅人、おもいおもいの方法で歴史の風を感じようとしている。僕も、歴史を遡り、昔の旅人気分で山之辺の道を2時間ほど歩いてみた。神話や万葉集に出てくる地名や旧跡、歌碑・石仏・古寺・神社などが沢山あってタイムスリップしたような気分にひたることができる。実に面白い。
写真は大神神社の拝殿である。
評価:☆☆☆
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2008/08/23
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