太宰治記念館≪斜陽館≫
- 5.0
- 旅行時期:2008/05(約18年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
五所川原 クチコミ:1件
言わずと知れた太宰治の生家。太宰治の父、津島源右衛門が明治40年6月に建てた入母屋造りの邸宅はそれだけでも見応えありでした。
階下11室、2階は8室で、米倉にまでヒバ材を使って建てたのだそうです。庭も含めた面積は約680坪で、車道に面したレンガ塀も見事。左上の画像がその外観で、右上の画像が1階内部。
所在地:五所川原市 金木(かなぎ)町 朝日山412−1
電話:0173 53 2020
開館は5〜10月が8:30〜18:00(入場は17:30まで)、11月〜4月までが9:00〜17:00(入場は16:30まで)のようなのでご注意を。12月29日は休館だそうです。
入場料は500円 車道を隔てた駐車場脇にある津軽三味線会館の入場料も含めたチケットは900円。三味線の方は私たちが行った5月上旬は1日4回の演奏で、上演は10:00〜10:30、11:00〜11:30、13:30〜14:00、14:30〜15:00と出ていました。聞いてみたい方はお早めにどうぞ。
斜陽館内部では土間で靴を脱いで上がって行くようになっていました。炉辺ではそれ用に置いてあるマントを羽織って記念撮影している人が多かったです。
2階には洋間もあるのが不思議な空間でした。部屋の一つ一つに説明書きが立てて置いてあるので、読んでみるといいですよ。
左下の画像は2階の一室で、太宰治の母夕子(たね)の居室だったと言われる和室。昭和25年からの旅館時代には『蘭の間』と呼ばれていたそうです。この画像では見えにくくなっていますが、左から二番目のふすまに書かれた漢詩には『斜陽』の文字が入っていました。
そのほかの部屋や家自体の構造も見応えありだったので、太宰治や津島家だけではなく建築に興味のある方にも見学をお勧めしたいと思います。
なお、置いてあった資料によると、平成20年の太宰治生誕祭(平成11年からそれまでの桜桃忌は生誕祭として催されているそうです)は生誕99年記念祭で、10:00から同じ金木町の芦野公園太宰治文学碑前で行なわれるようです。
問い合わせは五所川原市教育委員会で、電話:0173 35 2111(内線3323、3324)
斜陽館前の車道を挟んで向こう側は駐車場や津軽三味線会館のほか、大きいお土産屋さんもあるので、ぜひ寄ってみるといいですよ。太宰治関連の書籍や青森各地の名物があれこれありました。
私は太宰治作品をまた読んでみたくなったので文庫本を数冊と、≪万茶ン(まんちゃん)≫の≪昭和の珈琲≫と≪スペシャル・ブレンド≫のレギュラーコーヒーのセット(各180g入りで2200円 ばら売りだと各1100円))を買ってみました。万茶ンというのは昭和4年に弘前に創業した東北最古の喫茶店で太宰治や石坂洋次郎も通った喫茶店だそうです。
箱の中にはこのコーヒー由来や入れ方を書いたプリントが入っているのが親切。スッキリした味わいでおいしかったです。
万茶ンのサイトはこちら http://www7.ocn.ne.jp/~manchan/ お店の紹介のほか、上記のコーヒーについての紹介もさらに詳しく載っています。
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2008/05/15
いいね!:3票
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