大阪・住吉大社の川端康成の文学碑(2007年6月12日)
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- 旅行時期:2007/06(約19年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
住吉・平野 クチコミ:25件
大阪・住吉大社の川端康成の文学碑(2007年6月12日)
住吉大社の反橋(そりばし)は淀殿が寄進したもので、池に映える朱色の半円形が美しい。住吉の象徴として太鼓橋 (たいこばし) とも呼ばれている。古代は、この橋の近くまで波が打ち寄せられていたとのこと。
反橋(そりばし)を渡ったところに川端康成(かわばた やすなり1899−1972年)の文学碑がある。康成が幼い頃、住吉大社の太鼓橋を渡った思い出を小説『反橋』(1948年発表)に「反橋は上るよりもおりる方がこはいものです。私は母に抱かれておりました」と描いている。川端康成の母ゲンは1902年、康成3歳の時に結核で亡くなっており、「母に抱かれて太鼓橋を渡ったことは康成にとって、母のぬくもりと愛情を肌で感じたとても大切な思い出に違いない」と考えながら文学碑を感慨深く見た。この橋を渡るのは、神さまに近づくのに罪や穢 (けが) れを祓 (はら) い清めるためで反っているのは、地上の人の国と天上の神の国とをつなぐ掛け橋として、虹にたとえられているそうだ。
南海本線 住吉大社駅東側すぐ。 阪堺電気軌道 住吉公園・住吉鳥居前・住吉各停留所下車徒歩5分弱。住吉大社ホームページ;http://www.sumiyoshitaisha.net/
旅行記;http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10159358/
(写真は住吉大社の川端康成の文学碑)
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2007/06/25
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