トンカツを塩で食べるシリーズ。昨日はかつやのジャンクなトンカツで試してみて失敗したので今日は人気店でトライする事に。
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誤解のないように書いておくとかつやのトンカツが不味いと言うわけではなく食べ方次第。あのサクサクで厚めな衣だとソースやら卵とじで食べた方が絶対に美味しいという事。
反面専門店のトンカツはどちらかといえば肉をいかに美味しく食べさせるかを考えて作られているので塩が合う事が多い。
ここ二代目勝己屋は初訪問。平日なのだが開店前から数組が名前を書いて待っていた。しかし結局開店と同時に入った後は後続部隊がなく店内は半分の入り。狙って来る常連さんはさほど多くないという事だろうか。
その理由は恐らくランチメニューがない事も影響してそう。まるで遷宮を終えた直後の伊勢神宮のようにピカピカ和風な建物の中で眺めるメニューはそれなりにお高い。
看板メニューの味噌カツ定食1530円を頼んでみた。ライス大盛りで+50円。味噌は別添えで頼む。どっぷりかけられると密かに持ち込んだディジョンマスタードの意味がない。
なお順番待ちシートには必ず頑張っている選手の名前を書くようにしている。今日はクリバヤシと書いた。早くハツキ、ナカムラ、あたりも多くなる事を願う。本当にどうでもいい話だけど。
テーブルには焼き塩と辛子が標準装備されているのでまずはこれで食べてみようかな。その後ディジョンマスタードで食べて最後にお店のウリである味噌で食べれば味の違いも分かるし良さげ。
運ばれてきたのは見た目スタンダードなトンカツ。味噌汁、ライス、漬物、そして別添えの味噌。早速焼き塩だけ振りかけて食べてみる。
口に入れた瞬間脂の旨みが広がる。うん、流石に美味。塩との相性もよし。続けて焼き塩と辛子にトライ。辛子の風味が強く感じられてこれはこれで美味。でも焼き塩だけの方がストレートに美味しい。
隣の客の視線を感じつつカバンからディジョンマスタードを取り出し皿に取り分ける。いよいよその実力がわかる時が来た。焼き塩を丁寧に振りかけてからディジョンマスタードをつけて口に運ぶ。
マスタードなのだけど全く辛くない、そして風味もさほど強くない、そのため先程の和辛子のようにトンカツの風味を邪魔する事なく良い脇役に徹している。ほのかな酸味と香りのみ。なるほど、これは確かにトンカツに合う。串カツとかにも良さげ。
最後にかつみや看板メニューの味噌につけて食べてみる。ふむ、あっさりかつ甘い味噌。これはこれでトンカツの旨みを活かしていて美味い。
しかしこのグレードのトンカツはやはり塩。味噌につけては勿体無いと感じた。出来れば半分だけでも塩で味わってみて冷めてきたら味噌やソース投入が良いのではないだろうか。
美味しいトンカツだった。しかしランチがないのは痛い。平日昼間に1500円オーバーはきついかなぁ。付け合わせのマカロニサラダも味噌汁も美味しいけどデイリーユースには厳しい。
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投稿日:2021/04/26