久しぶりの訪問(二度目)となるインターナショナルビレッジ。前回はほうれん草カレー(多分)を頼むもあまりのリアル現地味に悶絶...
続きを読むしそうになりつつなんとか完食したわけだがあれは口が合わなかっただけ。選択ミスである。と割り切って再度トライしてみることに。
立地も建物も相変わらず全くレストランに見えない。工事現場にしか見えないその区画にはパキスタン国旗がたなびいているがそれを見ても一般人はパキスタン人が多い工事現場だとしか思わないだろう。違う。ここには県内でもとびきりコアなパキスタンレストランがあるのど。
店内はまだ17時過ぎだったが先客が一組。恐らくパキスタンの方達だろうか。四、五人で座ってディナーを楽しんでいる。テレビでインドの食事風景を流している時必ず目にするあの床に絨毯を敷き料理を並べて輪になって座り食事を楽しむあのスタイルで団欒していた。後から来たグループも同じようにしていたのでやはりこれがインドやパキスタンの正式な食事作法なのだろう。流石に目の前で撮影は出来ず離れた場所から一枚撮っておいた。
さて前回はメニューを把握もせず適当に頼んで失敗したわけだが今回は学生さんのような若くおとなし目の店員さんがレジの横に置かれたメニュー表の一つ一つを丁寧に説明してくれたので全容を知る事が出来た。もちろん日本語である。
羊スネ肉のカレー、マトンビリヤニ、キーマカレー、その他忘れたけど何か。加えてマトンリブなどBBQメニュー。選んでみたのは羊スネ肉カレーとマトンリブ。それぞれ1000円と400円。税込。メニュー的にもろかぶりだが結果的には美味しかった。
まずサラダが出て来て平らげる。キャベツメインの普通のサラダ。平たい皿に盛られているあたりが外国風。そしてナンとカレー登場。羊スネ肉デカい(O_O)西区のキーマカレー(店名)で鶏のモモカレーを食べた時以上のインパクト。ナイフとフォークで切り取りながら食べ進んだが最後はナプキンを手にかぶりついた。スネ肉ではあるがどでかいスペアリブのような肉だった。
辛さはやや辛口程度。甘みが少なくややあっさりしていてスパイシーな本場のルー。ナンは二枚ありかなりコシがあってうっすら味もあるレベルの高いもの。前回とは違い焼き立てほかほかだった。
次にマトンリブ登場。400円にしては十分すぎるスペック。カレーパウダーで味付けしてありこんがりと焼いてある。新栄の烏魯木斉料理で食べた羊の串焼きにかなり近い味わい。こちらは正真正銘スペアリブなので遠慮なくかじりついてスジ肉まで美味しく頂く。
余談ながら食べている間も次々にパキスタンの方達が入ってきて賑やかになる店内で18時前になるとおもむろに立ち上がり自分(筆者)の後ろに並ぶ人達がいた。
何だろう?とチラ見していると床に絨毯を敷き始めたのでイスラムの礼拝と分かる。まず二人、そして一人ずつ順番に何度も例の頭を床につける礼拝を行う。シェフまで礼拝しに来たので驚いたが彼らにとっては仕事よりはるかに大切な事。撮影もチラ見もせず黙々と食べ続けたが真後ろで礼拝されるというシチュエーションはここでないと味わえないだろう。まさにリアルイスラミック。それもISではない平和な雰囲気。素晴らしい。
そして全員が礼拝するわけではなく半分以上の人達は話に夢中でケタケタ笑っている。一見すると全員敬虔なイスラム教徒に見えるあちらの方々も人それぞれだなと実感した。
今夜も美味しかった。立地が立地なので安いのも納得なのだがらそれにしても内容の割に安価。名古屋市市街地で頼んだならそれぞれ1300円、700円はすると思う。しかも夜でこのプライスはリアルバーゲンタイム。車でないと行けない場所にあるがグーグル先生がナビゲートしてくれるので臆せず突撃するべし。女性一人でも全然大丈夫だし恐らく午後休憩がないのでいつでもリーズナブルにリアルパキスタンが満喫出来る。
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投稿日:2019/02/21