菰野調整池

菰野調整池は1989年（平成元年）竣工のゾーン型アースダムです。
三重用水の貯水池として造られました
三重用水は、鈴鹿...  続きを読む山系の水を、三重県の桑名市などの北勢地方の水源として確保する利水事業です。

三重用水の主なダム（貯水池）としては岐阜-三重県境の岐阜県側にある打上調整池、三重県最北部にある「中里ダム」そして「菰野調整池」が有名でこの3箇所はダムカード配布対象施設にもなっています。
三重用水の3ダムは何所も主流を堰き止めたダムでは無く各所の取水口より導水した水を貯め導管で各所に配水する構造です。コンセプトが同じなので当然設計思想も同じ、いわゆる兄弟ダムで費用対効果を鑑みれば当然なのですが、場所は違えど良く似ている事が分かります。
ダム天端は遊歩道として開放されています。比較的緩やかなアースダムなので斜面側は柵も無く開放されていて土手の様相です。

1989年の竣工以来「菰野貯水池」は長年愛称が有りませんでしたが2011年3月に「きらら湖」と命名されました
湖面がキラキラ輝くのが「きらら湖」たる所以の一つですが「きらら湖」と言う名は、この貯水池が鈴鹿山脈の「雲母峰（きららみね）」の山麓にあるから名付けられました

周りを一周出来る管理道路が整備されています。
関係車両以外は進入禁止ですが散策路として開放されています。フラットな道路で人気があるのか何人かのランナーが走っていました  閉じる

投稿日:2020/06/12

「菰野調整池」は灌漑用水、水道・工業用水を目的とした、堤高28.4ｍ、堤頂長674ｍのゾーン型アースダムです。幹線水路を介...  続きを読むして20ｋｍも離れた中里ダム、および鈴鹿山麓の河川から導入・貯水し、菰野町や四日市市の農地を潤すとともに周辺の市町村に水道水を供給しています。
アースダムで堤高も低いことから一見ダムのような感じではなく、大きな野池の様で、調整池堤の下流側はロックフィルダムのように石貼り加工が施されています。下流には田園風景が広がり、灌漑用水の要といった雰囲気です。
調整池の周囲には遊歩道が設けられ、鈴鹿山脈の山並みや遠くは養老山地や四日市市街を展望しながら散策を楽しむことができました。駐車場がありますので、ゆっくりと調整池の周りを散策することができました。
調整池を観た後、三重用水管理所に立ち寄ってダムカードを頂きました。
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投稿日:2019/07/19