垂水斎王頓宮跡

旧東海道の宿場町である土山宿の中心からは2,3kmほど離れているので
車では駐車スペースがないしバスでここで一旦降りるに...  続きを読むはバスの本数がない、となかなか立ち寄るのにはハードルが高いと思います。
説明表示板はありますがそうまでして立ち寄るほど何かしっかり遺構が残っているわけでもありません。  閉じる

投稿日:2024/03/28

天皇が即位するたびに伊勢神宮に奉仕する未婚の皇女または女王を斎王といい、その一行が都から伊勢斎宮までの5泊6日の旅を斎王群...  続きを読む行といい、その一つの宿泊所が頓宮です。
垂水斎王頓宮跡には、378年間に31人の斎王が宿泊され、国の史跡に指定され土塁や井戸跡が残っています。
毎年、３月第４日曜日「あいの土山斎王群行」が実施されます。


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投稿日:2019/12/05

垂水頓宮とは、斎王が伊勢群行の時に宿泊した宮の跡地です。
群行は平安時代から始まり、後醍醐天皇のときに南北朝の争乱で群行...  続きを読むができず廃止されるまでの約380年間続きます。
斎王とは伊勢神宮に仕える未婚の内親王または女王のことで、天皇が譲位または崩御されるまで退位できないのが原則でした。
斎王の群行は京を出てから伊勢まで6日かかるため、勢多・甲賀・垂水・鈴鹿・一志でそれぞれ一泊したそうです。
頓宮は群行が終わるとすぐに解体されたため、所在地の特定はかなり難しくて、現在分かっている頓宮跡は、この垂水頓宮だけだそうです。

頓宮は国道一号線から、数十メートルほど入った所にありました。
茶畑を抜けて、檜が植林された鬱蒼とした林の中です。
国道を走る車の音が、少し遠くでするだけの静かな場所でした。
鳥居と石碑と揺拝所と説明板と井戸の跡があります。
揺拝所は伊勢神宮遷宮時の古材を利用しているそうです。

ここから北に向けて、かなり広大な茶畑が広がっていました。
1.5キロくらいは続いていて、見ごたえがあります。

案内がなかったのでここに行ったときには気が付きませんでしたが、ここから東に100メートルほど行ったところに、伊勢神宮の創始伝承の登場する倭姫命を祀った甲可日雲宮があるそうです。
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投稿日:2015/05/08