元名古屋市民、元札幌市民的には、どうしても札幌と名古屋とを類似の視点で比較してしまいがちなのですが、地下街に関しては、丁度...
続きを読む札幌の大通と札幌駅界隈との比較と同じように、名古屋の栄と名古屋駅界隈との比較を楽しむ中で、凄く新しい雰囲気の前者と比較して、後者は良い意味で何だかくたびれた感の侘び寂びが感じられて、地下街の風情としては、個人的には名古屋の方が好きだったりもします。
そんな名古屋の”大通”地下街(オーロラタウン名古屋版?)といえるのが、このサカエチカで、カタカナ表記をするのが基本(通常、栄地下街とは呼ばない)の固有名詞扱いとなっています。2019年にめでたく50周年を迎える、由緒ある地下街ですが、私の訪問時点では、やはり隣接の丸栄百貨店の閉店テイストが強く感じられて、寂しい気持ちの方が勝ってしまう雰囲気に包まれていmさいた。
このサカエチカの名所としての見所は、何といっても、かつては丸栄の広告塔的な”虹壁”がクリスタル広場と共に、名古屋人の栄における定番の待ち合わせスポットとなっていた箇所です。現在は、1999年に設置された丸栄のロゴも描かれた安河内敦子氏の作品:光り壁「木漏れ日」が設置されていて、このステンドグラス風の作品も美しくて、今は忘れられたようにひっそりと地下街の奥に佇んでいるように見えますが、その歴史的意義は重要ですので、是非、色々なことを考えながら(丸栄閉店後に訪れた方は、丸栄の思い出なども回想しながら…)訪問されると、とても情趣深い旅になるかと思います。
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投稿日:2018/06/07