山陽本線岩国駅から二駅目の大竹駅。単式島式2面3線のホームを持っている一見すると大きな駅に見えます。付近にある大手の工場へ...
続きを読むと向かう貨物の取り扱いもあるため広大な敷地を持っています。大竹市の交通の拠点として山陽道大竹インターと共に君臨していますが、快速停車駅とはなっているものの日中はそれほどの混雑が見られません。
駅の運営は業務委託の形をとっており、管理は宮島口駅となっています。ICOCAおよび高額紙幣対応とみどりの券売機各1台が置かれており、交通マネーの利用が可能です。
かつては広島電鉄をはじめとしたバス路線が駅前を発着していましたが、現在は市内を走るバスは廃止代替バスしかない状態です。それも利用客の減少で市が払う補助金が増大する一途をたどり、その補助金を巡る議論が毎年行われているのが現実です。
三菱ケミカル大竹事業所・三井化学岩国大竹工場・ダイセル大竹工場・戸田工業本社(大竹事業所)・日本製紙大竹工場(板紙事業本部)といった大きな工場があり、瀬戸内工業地帯の中核となっている大竹市ではあるものの、それ=市の繁栄にはつながっていないのが現実です。
大竹出身の同僚が『臭い街』という表現をしたことを聞きました。工場から排出される『水』や『煙』に起因することだろうとは思うのですが、そんな一言で片づけられてしまうことは、故郷としては悲しいことのように思えて仕方がありません。
閉じる
投稿日:2017/09/09