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時音の宿 湯主一條のクチコミ(48件)
一覧を見る歴史ある旅館だが名旅館には遠い
3.5 旅行時期:2021/07(約4年前)
湯主一條はJR白石駅・東北新幹線白石蔵王駅からの送迎があります。
ルートとしては、15時に白石駅発でそこから白石蔵王駅に向かい、最終的に15時25分くらいに旅館につきます。
白石駅着の電車は、福島からは14:17、仙台からだと14:48着、
新幹線の方は、福島からは14:47、仙台からだと14:57着となっており、福島方面からの在来線以外にぴったりあわせた時間設定になってます。
ただ、東京から来るとなると、お先にトクだ値スペシャルの設定が東京ー白石蔵王間はないので、
福島で降りて昼食でも食べてから白石でも在来線で向かおうかとなり、14:17着という送迎まで微妙な残り時間になるのですね。
というわけで白石で時間を潰してバスの時間に合わせ、ようやく鎌先温泉の一番奥に位置する湯主一條に到着、、、と思いきや、
宿の駐車場で送迎用のバンから別の車に乗り換えます。
宿の前の急な坂はバンでは登れないんでしょうね。若干の面倒くささを感じました。
で、やっとのことでついたロビーでのチェックイン時に出されたのはりんごジュース。非常においしかった。
この日泊まったのは和室の部屋。10畳といってますが、8畳と広縁が2畳という感じ。
広縁に置いてあるソファはわりとくつろげる感じで、外をみながら過ごすことができました。
アメニティとしてはネスプレッソがあるので、まずはカプセル無しで経路の洗浄をしようとするとなんかおかしい。
何度洗浄してもお湯に色がつくのです。
なんかおかしいなこの水が変なのかなと思ってると、どうもネスプレッソは冷蔵庫の中の水を使えという指示があったみたいで、
流しの水を使うはなんかの成分が入ってたりするんでしょうかね。
冷蔵庫の水で淹れると変な色はつかず、ネスプレッソもおいしく飲めました。
次は大浴場の話。
湯主一條には源泉が2つあります。
1つ目の薬湯は1階にあります。
内湯のみで眺望とかは期待できないのですが、源泉かけ流しのようでこちらの湯は非常にポカポカしてよかった。
2つ目の洞窟湯は男性用が2階で女性用が3階にあります。
こちらは眺望は多少あるのですがそんなによいものではなく、泉質も微妙でした。
ちなみに大浴場にはタオルなどないので、部屋からタオルはもっていかないといけないです。
さて夕食です。
今回夕食は料理アップグレードのプランでお願いしました(+4200円)
アップグレードすると、前菜・お造り・メインの選択肢の内容がグレードアップ。
あと品数が増えるとのことですが、これはおそらくお椀のこと。
アップグレードしないとお椀がないのは残念ですし、アップグレード後のお造りはかなり良さげですので、迷わずアップグレードで予約しました。
まず前菜と食前酒。
食前酒といいつつ何故か梅酢ドリンク。。
前菜はどれもちゃんと作っていて、特別においしいものはないのですが非常に好感がもてます。
お椀はちょっと旨味が強すぎますが悪くない感じです。
今月は蟹の茶巾と長芋素麺という感じだったのですが、種がごっつりと入っていて食べごたえがあります。
まぁ強すぎる吸い地と多すぎる種という感じでマッチしていて、これはこれで良いのではないでしょうか。
そしてアップグレードされたお造り。
ガゼウニは岩手産とのことですが、産地に近く鮮度がいいのかおいしい。
そのほかのお造りもどれもよいものでアップグレードしたかいはあったかなと感じました。
とまぁわりと悪くないここまでの料理を日本酒とともにちびちびゆっくりやっているペースと比べると、料理をもってくるタイミングは早いです。
お造りの次の冷し鉢ですが、最初にもってきたときは、吸い物すら終わってない状態だったので、一度さげてくれました。
本当はお造りもってきたときにペース調整してほしかったですよね。
温かい料理だったら出し直すとか難しくなるんだから。。
冷し鉢は焼き野菜にビシソワーズをかけたもの。焼き野菜がそっけなくしっかり味を含められていないので微妙と感じました。
ここらへんから料理の印象が悪くなっていきます。
選べる焼物は、和牛ヒレステーキを選択。多分60gくらいのポーション。
ヒレ肉?なんですかねなぜかクセが強かった。ハラミのような香り。
まぁでも客に焼かせるような陶板焼きとか石焼の台のものよりは遥かにマシでおいしくいただけました。
選べる鍋物は、鱧を選択。
これは完全に失敗。鱧は骨切りがうまくできておらず骨があたる上に、身も固くしまっている感じ。
全くおいしくなかった。
茗荷ご飯は茗荷の香りがほとんどなくこれまた残念な感じ。
デザートはトマトのムースとトマトのジュレという前菜のような料理。
トマトのムースとトマトのジュレはそれぞれ単体で食べるとまだ食べれるのですが、
あわせて食べると完全に食べられない(これは個人の好き嫌いなので料理に罪はないのですが)味になってしまいほぼ残してしまいました。
と、アップグレードされた範囲はかなり楽しめたのですが、その後はちょっとつらかったです。
全体的な印象として、技術が必要な繊細な料理は苦手なのかなって印象なので、
今後もっとわかりやすい派手な味の濃い料理を狙っていくといいのではと思いました。
その軸となるようないい素材も手に入りやすそうな環境ですし。
朝食は珍しく洋食を選択しました。
洋食は非常に見た目がよく楽しめました(味はそれなり)。
昨晩、刺し身のツマの人参が非常においしく感じたのですが、朝食にも温野菜として人参が出てきてこちらも素晴らしくおいしかったです。
昨晩の夕食も朝食も登録有形文化財になっている本館の個室料亭でいただきました。
随所に拘りの設えで、これはこの旅館の素晴らしい特徴ですね。
ただ、客室のある別館はそれとかなり趣が異なっており、宿としての統一感がないのが残念でした。
クチコミ投稿日:2021/10/17
- 利用目的:観光
- 同行者:一人旅
- 1名1泊予算:30,000円未満
- 部屋タイプ:和室(10畳)
- アクセス
- 2.5
- お先にトクだ値スペシャルと送迎の時間がどうもはまらない
- 客室
- 4.0
- 広いという印象はないのですが、窓際の一人がけソファでくつろげます
- 接客対応
- 3.0
- 接客周りで印象に残ったことは特にありませんでした
- 風呂
- 4.0
- 薬湯は風情もありポカポカする泉質で非常によかった
- 食事・ドリンク
- 3.5
- 調理法や調理技術を見直してほしい
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