久しぶりに泊まりました

　2008年から2010年ごろにかけて2～3度お世話になり、今回久しぶりに泊まってみました。
　リーマンショックの頃とは一変して東京には外国人観光客があふれ、それに追随するかのように、バックパッカー向けのカプセルやドミトリー形式のエコノミーなホテルが急増しています。いずれも外国人の気を引くような和風テイストを打ち出したり、おしゃれなレストランやバーを併設したり、自炊のできるきれいなキッチンがついていたり、あるいはシンプルを極めて超低価格を打ち出したりと、それぞれ特色があります。
　しかしここは以前とまったく変わらず、山谷の簡易宿泊施設の面影を残すそっけない3畳の和室。思ったより外国人観光客は少なかったです。大浴場のほかに有料コインシャワー一か所では、外国人にはキツイかもしれませんね。それでも以前よりは客層が多様化したのか、館内の注意書きには若干きつい口調が増えていました。また以前には確か座布団と電気スタンドの貸し出しがあったように思うのですが、それはなくなっていました。
　さて、今回泊まってみて感じたのは、ロビーやエレベーター内のタバコ臭がきつくなったこと。また今回は禁煙室と喫煙室の混在する階に泊まったのですが、廊下のタバコ臭もきつかったです。また、スリッパが履くのを躊躇するぐらい汚い。有料の使い捨てスリッパも売っていますが、持参することをお勧めします。
　新参のカプセルやドミトリーに勝るのは、完全にプライバシーが保てること、イヤホンなしでテレビが見られることと、個室に冷蔵庫があること、大きな窓があって新鮮な空気が取り入れられ、階によってはスカイツリーが見られること、そして日本人には嬉しい大浴場があることでしょうか。
　価格的には東京中心部の平均的なドミトリーと同程度だと思います。再度泊まるかと聞かれれば、東京でのエコノミーホテルの選択肢が増えたので今はNOです。

クチコミ投稿日：2018/06/18