庭と温泉はいい！他は・・・

7800円+税と安いので、普通より劣る点があるのは当然で、
重視するポイントによって、評価が分かれる宿だと思います。
温泉と庭はいいです。

温泉は源泉かけ流し（加温なし・加水なし）。
浴槽によって39～41度くらいで、ゆっくりつかるのに丁度いい！
（温度計はなく、私の体感温度です）
周りのご婦人方は「ぬるい」と非難轟々でしたが・・・；
内湯は、年季の入った大きな檜風呂。
天井や壁も木でできているのがすばらしい。
露天は、空はほとんど見えないけど、いい雰囲気。
古さに魅力を感じる人におすすめ。

玄関側にある「福寿荘」と、道路反対側の「末広荘」にわかれていて、
道路下の地下通路を通って、外に出ずに行き来ができます。
温泉は2カ所が末広荘にあります。

福寿荘は、古いですがホテル風。
ほとんどの部屋から池のある庭園が見えます。

末広荘は、古い木造旅館風。
だいたいの部屋から松川が見える造りになっています。
床も木でできていて軋みがあるのも一興。本物の証。
響くのでスリッパは禁止。（途中で脱ぐ所があります）
薄暗い坪庭もあって、古い建物好きにはたまらないんじゃないかな。
ネット予約だと選べないので、
どうしてもどちらかがいいのであれば、電話で聞いてみるといいかも。

泊まったのは、正面から庭園の見える和室。
すばらしい眺めに満足！
ただ、昼間は癒される水音も、
就寝中は、人によっては気になるかもしれません。

部屋は、畳が交換してあり掃除もされています。
換気扇や水回りの壁など細かいところまでは手が回っていませんし、
襖紙が破けていたり、収納の取っ手が取れていたり、
修復がされていない所もありますが、私は許容範囲でした。
部屋の風呂は温泉に入るので使いませんでしたが、
年季が入っていて造りが面白かったです。

バイキングは、食べられなくはないです。
色んなものが値上がりしているし、
それでなくても松川館は維持費がかかりそうな宿。
それでも、和洋中いろんなものが並べてあり、
刺身や寿司、フェア中で蟹もあって、目には楽しい。
中には、美味しいものも数点。
争奪戦外にひっそりと（？）置いてあったアジのたたきはおいしかったです！
無理やり飲み込んだものもありますが・・・。

アルコールが飲み放題なのは嬉しいですが、
同じ飲み物は同じグラスを繰り返し使うよう注意書きがされています。
だけど、ビールサーバーにグラス置くと、どうしてもグラスの縁が接してしまいます。
接した所が口をつけた部分かもしれず・・・と思ったら、
私はおかわりができませんでした。
新しいグラスが並んでいる上に、
A４くらいの注意書きのシートを直にのせてあるのにも驚きました。
大丈夫。飲み口に乗せてある時点で、もう使いたくないから。

混雑する日で、2部制（17：30～19：00、19：15～20：45）でした。
前半の部で、残り15分時点でデザートに移ろうと思ったら、
すでに皿は撤去～！！
まだ1/4くらいのお客さんは残っているのに・・・。
90分あれば十分と思っていましたが、
刺身の争奪戦(笑)や、お盆がないので何往復も運んだりで、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。

接客については、安いので笑顔を求めてはいませんが、
フロントでの説明事項が多いことや、人手が少ないのは客のせいじゃないです。
面倒なのはわかりますが、
あからさまにイライラされると、気分が悪いです。
質問されたことに、こちらが間髪入れずに答えないと、
大きな声でまくしたてる。
こちらが答えている途中なのに、言葉をかぶせて次の説明をするから、
当然、聞き取れない部分も出てくる。
かえって時間かかって、
ますますイライラ度が上がってくのが見てわかる。
「だぁかぁらぁ」って、ボードもって指でトントントン。
なんかのドラマみたいだね。
逆にこちらの質問には、とんちんかんな答え。
シンプルな質問だったんだけどね。

もちろん、全員がそうじゃないです。
丁寧なフロントもいたし、客室係もちゃんと挨拶をしてくれました。
温泉だけ入りに行った別館の女性フロントは、笑顔で対応してくれました。

クチコミ投稿日：2015/11/28