『戸倉上山田温泉 旬樹庵 割烹温泉旅館 菊水』は、長野県北信エリア・南西部の千曲市内を南側から北側に向かい蛇行しながら流れ...
続きを読むる長野県を代表する一級河川・千曲川添いの一画に射的場などの遊興施設およびスナックなどの飲食店が今なお残り昭和レトロな雰囲気が漂う温泉街が形成されている千曲市上山田温泉2丁目に位置する「上山田中央公園」の道路向かいに佇む地上5階建て(鉄筋コンクリート造り)の温泉旅館です。
『旬樹庵 菊水』の創業などの詳細は明確に公表されていませんが,現在の建物より少し北側となる上山田温泉1丁目の温泉街中心部において創業五十余年となる『菊水旅館』としてはじまり、1970年代中盤(昭和40年代後半)における団体旅行ブームにより戸倉上山田温泉街に形成されたスナックを中心とする飲食店などの華やかなネオンサインとともに温泉街の最盛期を支えた温泉旅館のひとつに数えられ、その後の1980年(昭和55年)を迎えるとプライベート空間を重視する特徴的な純和風数寄屋造りの落ち着きのあるゆったりとした全16室の客室で構成された現在の建物施設が千曲市上山田温泉2丁目に新築され移転しています。
また移転当時の『菊水旅館』は、戸倉上山田温泉街における有力な宿泊施設が運営をする山翠閣グループの傘下に加わりますが、運営会社の経営不振から経営母体が現在のアコモストラテジックマネジメント(本社:東京都港区芝浦)が展開する旬樹庵グループに事業譲渡が行われ、『旬樹庵 菊水』として経営が引き継がれ現在に至っています。
『旬樹庵 菊水』へ公共交通機関を利用してのアクセスは、北陸新幹線・上田駅または長野駅から”しなの鉄道”に乗り換え最寄り駅の戸倉駅で下車してから自動車で8分程度(旬樹庵グループ旅館の無料”のりあい送迎バス”あり、事前予約が必要)、また自動車利用でのアクセスの場合は、上信越自動車道・坂城インターチェンジから北国街道(国道18号)を経由して15分程度となります。
今回は、大人8人でレンタカー1台(8人乗りミニバン)で上信越自動車道・坂城インターチェンジから、千曲川の河川敷にある「さかき千曲川バラ公園」(埴科郡坂城町中之条)で開催されていた”ばら祭り”に立ち寄りながら『旬樹庵 菊水』に1泊(夕食・朝食付き)しました。
駐車場施設は、広々とした屋外平置きの砂利敷き専用駐車スペース(宿泊者無料利用)が建物施設に隣接して確保されています。
そのほか今回の宿泊プランには、施設内の有料貸切風呂1回分の無料利用サービスおよび温泉街に点在する旬樹庵グループ旅館(4か所)の温泉施設が無料で利用できる”湯めぐり”サービスの特典付プランでした。
客室は、”飾り囲炉裏付き客室(洗面・トイレ付)”および”数寄屋造り和室(浴室・洗面・トイレ付)”さらに”10畳+6畳和室(洗面・トイレ付)”の3タイプによる全和室16室で構成されており、大人8人で”飾り囲炉裏付き客室”2室および”数寄屋造り和室”1室の3室に分かれて宿泊しました。
私は”飾り囲炉裏付き客室”を2人で利用しましたが、客室内はベットが2台が配置されているメインの畳敷き(10畳)部屋のほかに堀こたつタイプの大きな飾り囲炉裏(炭火なし)が配置されたゆったりとした和モダンの落ち着きのある空間で癒されました。
温泉施設は、泉質が無色透明の”美肌の湯”と称される肌の角質を軟らかくする成分が含まれるアルカリ性単純硫黄泉で、4階部分に露天風呂付の男女別・大浴場(男女交代制)および1階部分にタイプが異なる3か所の有料貸切風呂が整備されており、大浴場のほかに宿泊プランに含まれていた貸切風呂の無料利用サービス(各部屋ごとの利用で1回のみ無料)で”大樽(浴槽)+打たせ湯”の貸切風呂を利用し、入浴後も肌にツルツル感が残る温泉で癒されましたが、同行の高齢者より大浴場・露天風呂の浴槽および貸切風呂の大樽(浴槽)に踏み台や手摺の設置さらに大樽(浴槽)内が滑りやすいので滑り防止の要望がありました。
そのほか温泉街を散策しながら旬樹庵グループ旅館の”湯めぐり”サービスで、さまざまな温泉施設を楽しむことができました。
食事会場は、夕食および朝食ともに周囲に気兼ねすることのない4階の落ち着いた雰囲気のよい個室食事処で8人揃って会話をしながら楽しく食事をすることができました。
料理の内容も夕食の懐石料理および朝食の和食膳ともに旬の食材などを一品ごとに趣向を凝らして丁寧に仕上げていると感じさせる逸品で視覚と味覚にあわせて会話を交えながらおいしく楽しい食事の時間を過ごすことができました。
食事をバイキング形式にする宿泊施設が多くなっている中で貴重な旅館であると感じており、戸倉上山田温泉に宿泊する機会があればまた利用したいと思います。
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