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小諸ユースホステルのクチコミ
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秋ごろに、ネットで長野の紅葉を探している時でした。偶然小諸ユースへ、子供を旅行させたブログに出会いました。各地に昔あったユースが衰退して久しいこの頃、昔に訪れたユースが健在なことを知り、懐かしさのあまり紅葉散策の宿に決めました。
名前は小諸ユースですが、場所は町からかなり離れ、浅間山方面へ上ったところにあります。もちろん車の走れる道路があります。周りは別荘地や牧場・農場などが多いでしょうか。とにかく緑の草原の中に、ぽつんとユースがある印象でした。そんな思い出を想像しながら進むと、大きく育った木々の中にユースはありました。学生など若い人が旅行し、ユースが全盛期を迎えていたのは、、、数十年も前の事だったかもしれません。小さかった木が、大木になっていてもおかしくありません。環境の変化に、驚きました。
その昔のユースと言えば、交通の便の悪いお寺(四国あたり)とか、田舎にある崩れそうな農家(仙台あたり)の様な宿とか、それでも若者たちが泊まるところと出会いを求めて集まってきたものです。
小諸ユースの周りには、草原と牧場ばかりで、有名な観光地が近い訳でもありません。それでも、連泊者がいたりして、いつも賑やかなユースでした。雨など降ると、何もすることがありません。小諸ギネスなど、実にくだらない遊びをして一日を過ごしました。駅からユースまで最短何分で歩いてこられるか。(道はすべて上り坂です)トランプで、大貧民を何時間続けられるか。ポッキーを一度に何本口に入れて食べられるか。ホステラーが見つけた小諸の食べ放題の寿司屋で、寿司を何貫食べられるか。
こんな意味もない記録が、延々とノートにつけられていきました。((+_+))
さて、現代のユースに着くと、そこは小母さんたちの賑やかなおしゃべりが広がっていました。聞けば、山登りや高原散策のため、中高年の宿泊者がとても多くなっているようです。家族連れも来るそうですが、昔のホステラーが家庭を持ち、子供を連れてくるケースも増えているようです。
この日の男性宿泊は私一人だったため、一部屋を一人で使い、お風呂も貸し切りで入りました。部屋は、昔と変わらない二段ベットでした。今の若い人たちからは、混雑する時期に泊まったらどう評価されるでしょうか。宿泊料金も、ユース協会の協定料金がありますから、非会員だと一泊二食7千数百円になってしまいます。さすがに昔の様な食器洗いはありませんが、季節によってはペンションやホテルと大差ない価格になってしまう場合もあります。
今回訪れたのは、昔泊まった懐かしさからでした。変わらずに残っていることを確認した感傷旅行見たいなものですからいいのですが。翌日は、高峰や池の平方面へ行って、紅葉を楽しめました。
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