8月31日午前7時、ファンタジアはバルセロナに到着。夢のような1週間のクルーズが終わってしまった。デッキに立つ乗客達（写真）の後ろ姿には哀愁が漂っている。「あ～あ、終わってしまったな～」<br />でも、人生が終わったわけではない。明日からまた日常生活にもどり、しっかり働けばいい。そして、お金を貯めて、またいつか次なるクルーズに乗ろう！<br /><br />◎私のホームページに旅行記多数あり。<br />『第二の人生を豊かに』<br />http://www.e-funahashi.jp/<br /><br />『夢の豪華客船クルーズの旅<br />ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』<br />本書完売につき、電子書籍アマゾン・キンドル版として<br />新たに出版しました<br />https://www.amazon.co.jp/dp/B078LPSDYJ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1514161467&sr=8-1&keywords=B078LPSDYJ<br />

MSCファンタジアによる地中海クルーズ７泊８日（8日目：バルセロナ到着）

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2016/08/31 - 2016/08/31

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エリア

バルセロナ(スペイン)

クルーズ8日目の朝、部屋から朝日（写真）が見える。さっそくバルコニーに出て深呼吸、ストレッチをする。しかし、今日は何も感じない。嬉しくもない。
地中海から昇るこの荘厳な日の出（写真）を前にして、心が沈んでいく。「あ～あ、終わってしまったか…」である。
名残惜しいので一人で船内をブラブラする。いつものようにビュッフェ・レストランで熱々のコーヒーを調達して展望デッキ（写真）に行く。
次第にバルセロナ（写真）が近ずいてくる。
展望デッキに人影は少ない。所々にいる乗客達（写真）はみな寡黙だ。
1週間前、バルセロナを出港した時のあの盛り上がりは嘘のようだ。熟年夫婦（写真）は何を思っているのだろうか？「あと何回クルーズに乗れるかな～」
ビュッフェレストランでの朝食後、乗客達は下船の準備をする。そして、順番に船を下りていく。時間がくるまでデッキでコーヒーでも飲もう。
今日も天気は晴れ、まぶしいくらいバルセロナは輝いている。
そして、我々もいよいよ下船だ。さらば、ファンタジアよ。
今日はバルセロナに１泊して明日、日本に帰る。お泊まりのホテルはバルセロナでも最高級に近い「マジェスティックホテル＆スパバルセロナ」（写真）である。
このホテルはグラシア通りのネオクラシックな建物内に位置し、豪華な客室、スパ、屋上スイミングプール、市街の素晴らしい景色を望むテラス等がある。
安い部屋は狭いので、今回はジュニアスイートの上層階を指定した。ご覧のように広々とした客室に…。
驚くほど広いバスルーム（写真）
そして、広々としたバルコニー（写真）まである。ただし、転落防止のためかバルコニーの柵は高く、眺めはよくない。
背を伸ばして無理して眺めれば「バレンシア通り」（写真）が見える。
一方、友人夫妻の部屋のロケーションが凄かった。グラシア通り（写真）とバレンシア通りの角、まさにホテル正面の上層階の部屋で、バルコニーからの眺めに息を飲む。
恐いくらい高い場所にある眺めのいいバルコニー（写真）である。しかし、ジュニアースイートのお値段も高く、２名１室、食事なし、税・サ込で１泊64800円だった。夏のハイシーズンのバルセロナ、クルーズ旅行の最後を飾るホテルとして豪華にした。
さて、せっかくなのでバルセロナ観光に出かけよう。まずはホテル前のグラシア通りからカタルーニャ広場まで歩き、そこからはじまるランブラス通り（写真）を徘徊する。
バルセロナを含むカタルーニャ州は2017年10月27日、スペインからの分離独立を宣言した。以来、スペインの政治・経済が大揺れだ。近代国家における民族問題は非常に難しい。
日本で例えるなら沖縄であろう。第２次世界大戦末期からの沖縄の苦難の歴史を見れば、沖縄の犠牲の上に日米軍事同盟（日米安保）があるのは明らかだ。そして、その日米安保のもとで日本の戦後の繁栄があった。
写真：ランブラス通りから1区画入った広場
沖縄の米軍基地は県外に移転せず、沖縄に犠牲を強いるのみ。これでは琉球王国が日本国から独立を宣言しても不思議ではない。ちょっと考え過ぎだろうか？
写真：広場に面するレストランでランチタイム
ランチの後、男女別行動をすることにした。奥様達はバルセロナ観光としてガウディの傑作「カサ・バトリョ」「カサ・ミラ」見学をし、我々男性軍はホテルに帰る。そしてホテル屋上にあるプールサイド（写真）でのんびりする。
◎バルセロナ観光は以下の旅行記参照
MSCスプレンディダで行く地中海クルーズ（バルセロナ寄港）
https://4travel.jp/travelogue/10462200
このホテル「マジェスティック」の屋上から「サグラダ・ファミリア聖堂」（写真）が見える。プールサイドのチェアーで寝転がってジュースを注文し2時間くらいのんびりする。その後、サウナに入って汗を流して…。
いよいよ最後の晩餐会である。ホテルのメインダイニングに入り、コースディナーがはじまる。
写真：前菜１（フレッシュサラダ）
さて、今回の地中海クルーズはいくらかかったのか？まずは７泊のクルーズ代金（海側バルコニー）が約21万円。これは諸経費込の総額である。
写真：前菜２
次に航空券代金であるが、今回は奮発して成田発パリ経由バルセロナ行き、エアフランスのビジネスクラスを購入した。総額約37万円だった。夏のハイシーズンにしてはお安いビジネスクラスが出てきたので飛びついた。
写真：メインの魚料理
ホテルは日本の成田とバルセロナ前泊・後泊を含めて３泊で約55000円。現地観光を含めて旅行中の出費が約3万円。合計約67万円。
結構な金額であるが、夏のシーズンにビジネスクラスで行く地中海クルーズ10泊１２日の豪華な旅に皆さん大満足のようであった。
夕食後、屋上のテラスに行き、夜の闇に浮かぶバルセロナ市街を見ながらカクテルタイムを過ごす。いよいよ明日は日本に帰る。帰路も全線ビジネスクラスだ。これもまた楽しい。（地中海クルーズ　完）
エールフランス・ビジネスクラス搭乗記（帰路編：バルセロナ→パリ→成田）に続く。
https://4travel.jp/travelogue/11172298