2017/09/13 - 2017/09/14
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motogenさん
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信長といえば、武田の騎馬隊を破った長篠の戦いを連想するのですが、その長篠の地がこの新城市にあったとは・・・勉強不足でした。
長篠城址を訪ねることにしました。
しかし今は、城らしき形跡は見つかりません。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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城の形跡がないかわりに、城址史跡保存館が建っています。
駐車場には誰もいません。
木の下に車を止めて、クロをそこにつないでおきます。 -
ミーミーと鳴くクロを置いて案内板を見ると、当時の城の敷地はかなり広かったのに、飯田線や国道がその中を走っていたり、住宅地に変化していたりします。
当時の面影がほとんど消えてしまっていることが分かりました。 -
本丸があった場所だけが広場として残っていますが、説明がなければただの草地です。
草地の向こう側に飯田線が走っています。 -
保存館に入ってみることにしました。
入場料は210円。
別の場所にある設楽原歴史資料館との共通チケットが400円と聞き、共通チケットにしました。長篠城址史跡保存館 美術館・博物館
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私たち以外には誰もいません。
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火縄銃がたくさん並べられていて、
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屏風絵や、兜や甲冑や、武将たちの手紙などが展示されていますが、教養に欠ける私たちにはその価値は分かりません。
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展示の主役は鳥居強右衛門という武将と、その逸話です。
この城が徳川に属していた時、武田軍に包囲されて窮地に陥り、強右衛門が援軍を要請しに行きます。
しかし帰りに武田軍に捕らえられてしまう。
城の門前で「援軍は来ない」と叫べば命は助けると脅かされるが、強右衛門は「すぐに援軍が来るぞ!」と叫んで、殺されてしまったという逸話です。
このような大衆受けする話、どこまで真実かはあやしいが、強右衛門が張りつけになっている絵が、至る所に飾ってあるのです。 -
史跡めぐりマップをもらい、付近を散策してみます。
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赤点のコースを歩きました。
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当時のなごりを思わせる堀があり、
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家老屋敷跡の標識がありますが、標識があるだけで、この家屋は一般住民の住居らしく、
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ここも城内だったはずなのに、今は一般住宅地と路地と化している。
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その路地を歩いていくと、ゴミ捨て場のような所に小さな石碑が建っていた。
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馬場信房(美濃守)が討ちとられた場所らしい。
で、この馬場という武将は誰? -
史跡巡りコースとはなっているが、この辺は路地というよりも畑道で、
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赤いピーマンが実っていて、女房はこの方に心が動く。
回りにはサトイモの大きな葉っぱの茂る畑や、発芽したばかりの白菜の小さな葉が、一面に並ぶ畑もあって、住民は史跡と共に生活しているのだ。 -
その畑の近くから、馬場信房の墓が現れた。
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設楽原の戦いに敗れ、敗走する武田勝頼の最後尾を守りぬいて戦死したのが馬場信房だと分った。
ここにその首を埋められたとの説明があった。
先ほどの石碑が討たれた場所で、その後首はここなのか・・馬場信房の墓 名所・史跡
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遺跡コースはまだまだ続いていて、マップでは狭い地域なのに、歩いてみるとなかなかの距離がある。
「ねえ、車で行こうよ」
女房に賛成して車まで戻ると、飯田線のディーゼル車がガタンゴトンとやって来た。
鉄道マニアではないが、鉄道マニアの気持ちに共感してしまう。 -
コースの続きは車に乗って、まずは鳥居強右衛門の墓を探すことにした。
走ったコースは黄色の点。 -
新東名の高速道路がそびえ立つその横に、大きなお寺があり、鳥居強右衛門の墓はそのお寺の境内にあった。
新昌寺 寺・神社・教会
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興国山新昌寺。
周辺は長篠合戦の戦場で、多くの武将達が命を落とした場所だった。
それらの武将をともらってきた歴史あるお寺のようで、 -
強右衛門の墓も見つかった。
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四月には鳥居祭が行われているという。
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強右衛門が殺された場所を探す。
新東名と飯田線が交わる踏み切りに、案内標識が立っていて、 -
あぜ道を歩くと、
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山の入口に石碑が建っていて、この山の裏からは豊川が流る音がしていて、対岸には先ほどの長篠城址がある。
鳥居強右衛門磔の跡 名所・史跡
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ここから城に向かって強右衛門が叫んだと言うが、
当時の武将は、数百メートル先まで届くような大声を発したのか?
これで一応コースは終わりだ。 -
観光案内所で一緒に説明を受けた老夫婦が、「ナイアガラの滝」のことを尋ねていたことを思い出した。
日本三大美堰堤の一つとされる長篠堰堤だ。
四谷の棚田に行く途中にあったはずなのに、すっかり寄るのを忘れていた。
それほどの期待はないが、戻ってみることにした。 -
四谷の千枚田まで往復した道を、再び走っていくと、
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なるほど!
あった。
本物のナイアガラの滝とは雲泥の差はあるが、これはこれで素敵ではないか。花の木公園 グルメ・レストラン
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豊川に堰を設けたために滝なのだが、この下流で水力発電をしているらしい。
展望台の下は花の木公園となっていて、釣り堀りが作られ、上には宴会場を兼ねた宿泊施設が建っている。 -
岩を伝わって行けば、滝の淵も見れそうと、
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恐々と近づいてみると、
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おおっ!
凄いものだ。 -
これを見なくちゃ、ここに来た価値はない。
ドードーと鳴り響く滝の音が、雑念を全て振り払うようで、修験者になった気持ちになれた。 -
女房にも見せてあげたいが、運動神経の持ち合わせのない女房が、足を滑らせたら大変だ・・・
一人で楽しんで、ここは終わり。 -
滝が気に入り、他の滝も見に行くことにした。
観光パンフレットを見ると、有名なのは阿寺の七滝だ。 -
ナビをセットして出発する。
しかしこのセット、滝そのものにセットしたためか、困惑することになる。 -
紆余曲折する山道をひたすら登って行く。
樹木がうっそうと茂り、薄暗く、対向車が来たならば、すれ違いもままならない場所もある。
そんな山道が延々と続き、阿寺の滝ってこんなに遠い場所にあったのか・・・
と後悔の念が沸き起こり始めると、 -
ナビが目的地近くに到着したと言い出した。
ここは山頂で、草を掻き分けてやっと歩けるほどの、獣道にも似た道があるだけだ。
まさか?
車で通りかかった人に尋ねると、滝はもう少し進んだ場所だと教えてくれた。
道路からも見えると言う。
しかしその通りに進んでも何も見えず、山道を下っていってしまう。
心配になって元の場所に戻る。
うーん、どうしよう。
その時「阿寺の滝」と表示されたミニバスが通過していった。
やはり、教えてもらったとおりで良いのだ。 -
急坂を下っていくと、駐車場が見つかった。
駐車料金300円と書いてあるが、人はいない。
売店もあるが閉まっている。 -
滝までは1kmとあった。
しかし滝への案内標識がなく、この道を進めばいいのかな? -
夕方が近づき、暗くなり始めた道を急ぐ。
15分も歩けば滝に着けるだろう。 -
崖の下にはドドドドと音を立てて、水が流れている。
小さな滝がいくつも見える。 -
ところがしばらく歩くと、川の流れは静かなせせらぎに変わってしまった。
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15分は歩いているのに、滝の気配はさらさらしてこない。
暗くなってくるばかり。 -
「さっきのが、滝じゃなかったの?」
「もう1kmは歩いたよ。」
クロは山の中に進みたがって引き返すのを嫌がるが、なだめなだめて車まで戻ることにした。
こんなに遠くまでやって来て、残念無念。
阿寺の七滝ってどんな滝だったんだろう?
後日パンフレットを見ると、すごい滝の写真が載っていた。
ますます無念となった。
滝はナビが止めさせた、あの山頂付近にあったに違いない。
私にはこんな中途半端なことが多い。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2017/09/29 06:52:35
- 新城までが武田の領地だったのね、、、、、
- 車旅(?)の面目躍如!何時でも行ける何処でも行ける。
クロちゃんネコなのに扱いは犬だね(^o^)
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