2017/06/24 - 2017/06/25
159位(同エリア308件中)
ladyさん
貴方のことを初めて知ったのは、旅行&北海道好きの友人からの紹介で。
その時、ビビビッと感じるものがあったけれど、いまひとつ積極的になれないまま数年後、本屋さんで貴方を偶然目にしました。
堂々としていて無骨な貴方は孤独に見え、知性を備え洗練された姿にどことなく危うさや儚さを感じさせる美しい佇まいがステキでした。
遠距離だから縁があればそのうち、なんて思っているうちにまた数年が経ち、、、
今年の5月、紹介してくれた友人から貴方が危篤と聞きました。
もしかしたら貴方の元気な姿を見られるのは今年が最後になるかも、ととるものもとりあえず、私は貴方の元に向かうことにしたのでした。
憧れの貴方の名はタウシュベツ川橋梁。
雪解け水が糠平湖に流れ込み、湖面に映る姿は別名:めがね橋。
そんな水も滴るイイ男?の貴方が水面に映るのは例年6月ですが、その年の天候によっても違うよう。
神様、どーぞ、あの方の晴れの姿に会えますように♪
【日程】
6/24(土) JAL577 13:15 羽田(HND)発 14:45 帯広(OBO)着
6/25(日) JAL576 20:15 帯広(OBO)発 21:55 羽田(HND)着
宿泊:糠平館観光ホテル(1泊朝・夕食付き)
【諸費用(ひとりあたり)】
6/24 JAL577・・・JAL7,500マイル
6/25 JAL576・・・18,790円
帯広空港⇔帯広駅空港連絡バス 往復2,000円
ぬかびら源泉郷バスパック 2,700円(温泉入浴券1ヶ所+施設利用券1,000円付き)
糠平館観光ホテル 10,260円+入湯税150円=10,410円
タウシュベツ橋ツアーx2回 5,000円
TTL 38,750円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
タウシュベツ川橋梁のことは友人に聞いて以前から知っていました。
鉄っちゃんには知らない人はいない廃線の旧士幌線コンクリートアーチ橋梁群のひとつで、糠平ダムが建設されて糠平湖に沈んだ橋です。
その後、2014年発行された「ニッポンの絶景本」を書店で見て、絶対に会いに行くぞ!と思っていました。 -
十勝毎日新聞にデカデカと「アーチ橋 新たな崩落」「今年で見納めの可能性」と報じられていましたが、今年6月1日の産経ニュースのタイトルも「〝幻の橋〟今年で見納めか タウシュベツ橋、崩落進む幻の橋〟今年で見納めか タウシュベツ橋、崩落進む」。
Yahoo!ニュースでも一時トップニュースになったとか。
友人に産経ニュースのことを聞いて、慌ててタウシュベツに会いに行かなきゃ!と急遽、計画をたてました。
http://www.sankei.com/photo/story/news/170601/sty1706010001-n1.html -
6/24(土) JAL577 13:15 羽田(HND)発
一番遠い搭乗口からバスに乗って沖止めされているJAL577に搭乗。
今年6月前には橋から100mのところまで湖水が近づいていたので、そのタイミングで6/10発で特典航空券を往路と復路で別に特典予約したのですが、それから水嵩があまり増えず、6/24発に変更することに。
行きの始発便・2便は満席、帰りは朝一便のみしか空席なし。
仕方なく行きは3便に特典を変更、帰りは有償で搭乗することにしました。 -
TAKE OFF!!!
大田区と荒川区で所有権を争っているという夢の島が見えました。 -
機内の楽しみはお弁当。
今日は彩鳳のシュウマイ弁当に。
ボリューミーで美味しかった。 -
お弁当を食べ終わるとすぐに着陸態勢に。
3月に見た雪景色とは一転、緑の北海道の大地がお出迎え。 -
14:45 帯広(OBO)着
まさか3月に続いてまた帯広に来ることになろうとは思ってもみなかった 笑。 -
今回も喜多さんに運転させるのは忍びなく、心おきなく酒盛りができるように公共交通機関を使うことに。
帯広空港前から15時発の帯広駅までのシャトルバスに乗車。
乗れるか大分焦ったけど、到着便に合わせての出発みたいで荷物pick upしてからで余裕ありました。
料金:1,000円也。 -
出発するとすぐに旧国鉄・広尾線沿線の幸福駅の看板が!
看板は見たけど、実物を見逃してしまった!!
http://www.koufuku-eki.com/ -
40分程で帯広駅バスターミナル前に到着。
ここでぬかりなく路線バス時刻表と『ぬかびら源泉郷バスパック』チケットをGETします♪
今日宿泊の糠平温泉までこのバスターミナルからバスが出ているのですが、次のバスは1時間後の17:00発・・・。帯広駅バスターミナル 乗り物
-
その空き時間を利用して、すぐ近くのJR帯広駅に時間を潰しに。
駅前に巨大な温度計が。今日は24℃くらい?
って、この温度計なんと-35℃まである温度計でした。
冬の極寒さを物語っています。。。 -
JRの駅舎の中に入ると幸福駅を模した「観光情報センター」に立ち寄ってみました。
ガイドブックも何も持って来なかったことを話すと、十勝の観光名所の資料をいっぱいくれました。帯広駅 駅
-
レンタカーを借りなくてもバスで行けるプランもいろいろ。
帯広って結構見どころあったのね~♪
2度あることは3度ある!また十勝空港に降りた時用に完全保存版!! -
近くのフードコートで六花亭のシュークリーム90円を買って、しばしまったり♪
写真は『ぬかびら源泉郷バスパック』ひとり2,700円。
・往復バスのチケット
・糠平温泉日帰り入浴券1回分
・糠平温泉で使える1,000円分の割引券
これはホントにすっごくオトクでした!! -
空港バスが到着した⑥停留所から、51番のぬかびら源泉温泉行きバスは発車します。
17:00発の路線バスに1時間40分も乗って、糠平温泉到着は18:30予定。 -
乗客は5~6人で、途中下車した人もいて途中からはガラガラ。
北海道はずーっと見渡す限り平地とは聞いていたけれど、バスで1時間走っても住宅地が広がっています。
道路は広くて信号がないから高速道路のようで、これから山間の温泉に行く気が全然しません。 -
大雪山国立公園内に入ったようで、道路の両脇が森に覆われてきました。
切り立った高い岩肌がずっと続きます。 -
バスに揺られること1時間半程たち、糠平ダムが現れました!
タウシュベツ川橋梁は糠平ダムの建設で糠平湖に沈んだ橋だからもうすぐです。 -
「ぬかびら温泉郷」の看板が見えてきました!
-
終点の「ぬかびら源泉協スキー場前」で下車するつもりだったのですが、もっと手前から温泉街が見え始めました。
他の乗客の方が降りたのに続き「ぬかびら源泉郷中央公園前」で下車すると、斜め前に1泊お世話になるホテルが!糠平舘観光ホテル 宿・ホテル
-
糠平館観光ホテル~♪(ドラえもん風に)
楽天トラベルで予約。
割と期近だったので満室の旅館も多く、ネットで予約可能なこちらにしました。
糠平温泉で一番大きい規模の宿泊施設だそうです。 -
19:30 お部屋にチェックインして少し休んで、お夕食。
ご当地の川魚など温泉旅館らしい(ホテルですが)献立でお腹がいっぱいになりました。
写真はありませんが、温泉は源泉かけ流し。
男女別の浴室の他、露天風呂は八千代川沿いで渓流を眺めながら◎でした!
混浴風呂もあり(≧▽≦)キャ -
お部屋は2階のバス・トイレ付の洋室ツイン。
和室とかバスなしとかいろいろタイプがあるので仕方ないのかもしれませんが、この部屋は1階の庇で八千代川が見えなかったのと、煙草臭があって禁煙でなかったのが残念。
お部屋でスマホでもいじろうかと思ったら、スマホないない事件が発生!
バスで落としたか?と祈りながら営業所に電話すると、ありますよ、とのことでひとまずホッとしました…(ToT)ホッ -
タウシュベツ川橋梁までは以前は個人で近くまで車で行けたのですが、近年は林道での交通事故の多発などの理由から、林道には鍵がかけられていて許可車両以外通行禁止となっています。
個人で行くには、
①ぬかびら源泉郷から旭川方面に8kmにあるタウシュベツ展望台から眺める。
②NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの有料ツアーを利用。
③十勝西部森林管理署東大雪支署から許可証&鍵をもらって、自家用車で行く。
(月~金の8:30~17:00) -
ということで、我々週末組はNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの「早朝タウシュベツ橋ツアー」に事前申込しておきました。
参加費:大人3,150円 小学生1,550円(税込み)
http://www.guidecentre.jp/
翌朝5:15 ホテルの斜め前にある糠平温泉ホールへ。
HPには定員14名とありましたが、この日は総勢24名の参加者が4台のワゴンに分乗してタウシュベツ橋梁へ♪
5:30過ぎ あいにくの雨模様の中、レンタル長靴に履き替えて出発! -
国道273号線から通行止めしている糠平三股林道に入ります。
思いっきり、 ヒグマ出没! の看板が。
この一帯はヒグマの生息・多発地帯です
十二分にご注意をして下さい とのこと・・・((+_+))キョワイ -
と、ここで、出ました!通行止め!!
NPOさんは事前に鍵をGETしているので、こんな風に扉を開けてさぁ出発。
ここら一帯は人が住むことを規制されている日本最大の自然公園 大雪山国立公園内のエリア。
「ヒグマ出没!」なんて看板があるけれど、言ってみればヒグマのお庭を通過させてもらってるのは私たちの方なのです。
沿道には熊さんの大好物フキが生えていて、バクバク食しているそうです・・・ -
ゲートは通ったらすぐに鍵を閉めちゃいます。
ここに車を置いて歩いてタウシュベツ橋梁まで歩いてだと1時間はかかるそうです・・・
この道は車が1台通るのがやっと。
なのに通行止めされる前は最高で1日500台がこの道を通り、すれ違う際に事故が起きたり、路肩にはまって出られなくなったりと大変だったため、今では通行止めになったようです。 -
NPOのガイドさんが手にしているのは外国製の熊よけスプレー。
クマさんは自分の縄張りに何か見たことのない物があったりすると攻撃するそうで、クマさんの爪跡が残っている看板もありました。。。
以前、熊の母子が住んでいましたが、ダンプカーが橋の真ん中にいた母熊をよけられずひいてしまったそうです。
その後、子熊が母を探してなのか道路にフラフラ出てくるようになり危険と判断され、やむなく射殺されたのだそうです。 -
今では、別の2匹の子熊を連れた母熊がこの辺りを縄張りにしていて、いずれ子熊は巣立って行くそうです。
熊は雄雌に関わらず単独で暮らし、25km圏を縄張りにするらしいです(*_*)
クマさんにおびえつつ、車を降りてガイドさんに付いて行くわたしたち。
山道にこんなに流木があるのは、糠平湖が満水になったときに水嵩がここまで来たという証拠なのだそう。 -
10分程クマさん出ませんようにと歩くと
「タウシュベツ橋はもう見えてますよー。分かりますかー?」
みんなは「えー?!どこどこーーー?」 -
こんなカンジにご対面~♪
事前にHPでチェックしていたとおり「現在タウシュベツは全体が見えます。」・・・
橋の右の方から湖が近づいているけれど、水嵩が減っていて左の方まで来ておらず草むらでした。 -
湖の底がまだ見えている状態。
ここ糠平湖は昭和30年にダム建設によって作られた人造湖。
(面積8.2km/周囲34km/深さ70m/標高520m) -
ここ一帯は森だったけれど、ダムを造って森が湖に沈むことになったとき、沈んでしまうなら木を切って木材として売ろうということで伐採された跡。
山崎賢人さん出演の携帯Galaxy S8/S8+のCM「昨日までを、超えてゆけ」
突如、過去に飛ばされた龍守渡(たつもりわたる)の数々の時代を超える冒険が、いま始まる。の「B.C.10000旧石器時代」はここで撮影されました!
http://www.galaxymobile.jp/brand/time-traveler/ -
さて、やっと出会うことができたタウシュベツ川橋梁に戻って・・・
タウシュベツとは、アイヌ語で“樺の木が多い川”を意味しています。
炭鉱業が栄えた十勝三股から糠平を経て帯広まで石炭を輸送するための旧国鉄士幌線のアーチ橋梁群のひとつで、その中でも特に代表的な11のアーチを持つコンクリートアーチ橋。
音更川の支流であるタウシュベツ川に架けられた橋です。
開通した昭和10年代はまだこの細い道をSLが走っていました! -
1955(昭30)年の糠平ダム建設でタウシュベツ橋は人工の糠平湖に沈むことになり、士幌線は掛け替えられました。
そして、石炭から石油へエネルギーが転換したことにより人口が激減、1987(昭62)年、士幌線は廃線に。 -
タウシュベツ橋はダムの水が少なくなる1月頃から凍結した湖面に姿を現し、、雪解け水が糠平湖に流れ込む6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈みます。(その年の雨量など、複数の要因により水没時期は毎年変動。)
やがて湖は凍りますが、北海道は冬に一番電力を必要とするため、1月に湖の水位が下がるとまた現れ…を繰り返しています。
季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はここだけというのが、幻の橋といわれる所以です。タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
-
今年6月初めに橋まで100mまで湖水が迫ってきたので、例年1~2週間程でめがね橋が完成するところ、今年は雪解け水が少なく、また雨も降らなかったため、水位上昇が止まってしまい、当初特典予約していた6月10日と変更後の本日6月24日ではほとんど変化なし。。。
-
アーチがちゃんと映ってる!!
めがね橋が完成してしまうと、アーチの下まで降りることができないので「今しかアーチを下から眺めることはできませんよ!」というガイドさんの一言で、湖面に映るタウシュベツ橋も見られるし一石二鳥と思うようになりました。 -
まるでローマ時代の水道橋・・・
-
タウシュベツ橋を見られるツアーは早朝5:30の他、9時、14時発とあるのでNPO法人の方に聞いたところ、湖面に映るのは風がないことが多い早朝限定と言ってもいいくらいとのこと。
早朝は8割、9時は0.5割、14時は0.3割くらいの確率だそうです。 -
こうやって正面からめがね橋もどきの写真が撮れるのも、微妙な水位のおかげです 笑!
あとはお天気が良ければ誰が撮ったってプロ並みの写真に見えたに違いない・・・ -
タウシュベツ橋は6月頃から水位が上がり、10月に湖に完全に沈んだ後、冬は水面が凍ってしまうので、その度にコンクリート表面や内部が劣化、徐々に崩壊が進んきました。
-
崩壊の原因となったのは2003年の十勝沖地震。
今年4月にもは新たに別の部分が大きく崩れたことで、大きくニュースで取り上げられました。
重なる崩落でアーチはコンクリート皮1枚くらいのギリギリの状態になっている箇所もあります。 -
下から見上げたアーチの様子。
-
湖側と反対の草むら側へ。
これも古代ローマ遺跡のよう♪
ステキ☆ -
奥の方は湖から川ができて水が流れて来ています。
これがタウシュベツ川なのかな? -
昨日の晩から結構雨が降っていたからか、急な流れです。
-
手前右側と左側、この2ヶ所が2003年の十勝沖地震と今年春の崩落の場所。
年々崩壊が進み、橋が繋がって見られるのは今年が最後と言われています。 -
タウシュベツ橋は吉永小百合さんのJRのフルムーンキャンペーンのポスターの撮影地で選ばれたことから全国的に知られるようになったそうです。
一度見れば、そりゃあみんな行ってみたくなる♪そんなポスターでした。 -
タウシュベツ川橋梁を知らない友人に写真を見せたら、「なに、これ?!どこの外国でですか?」と驚いていました 笑。
-
小降りの雨がここに到着すると止んで空が少し明るくなりましたが、ツアー終了近くになると大分空が暗くなり、また雨が降り出して来ました。
-
名残惜しいけど、さよならタウシュベツ・・・涙
-
後ろ髪を引かれながら、タウシュベツ川橋梁を後にしました。
-
早朝タウシュベツ橋ツアー終了。
お天気次第ではこんなタウシュベツ橋が見られます。
右:夜のタウシュベツで天の川と満天の星も一緒に映った絶景写真☆
中:冬はスノーシューをはいてタウシュベツ橋の麓まで歩いて行けます。
左:糠平湖面に映るタウシュベツ橋。めがね橋。 -
7:30 ホテルに戻って朝食~♪
ビュッフェ形式で健康的で美味しそう♪食べたい!って思えるメニューがいっぱいあり、ヨーグルトや杏仁豆腐みたいなデザートもちゃんとあったのも良かったです。(≧▽≦) -
朝食後、9:00-11:30までのNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの「旧国鉄士幌線アーチ見学ツアー」に参加。
14:00-16:30にも同じツアーがあったのですが、帰りの16:50発バスに間に合わないと怖かったので、早朝ツアーに続けての参加。
参加費:大人3,150円 小学生1,550円(税込み)
『ぬかびら源泉郷バスパック』のひとり1,000円割引チケットが使えました! -
また来たの?ってNPO法人の方の表情も少々ビックリ顔(~_~;)
我々はレンタカーでなくてバス組なので、他のアーチも見学したくてこちらのツアーにも参加したら、もれなくタウシュベツが付いて来る、と。
この時期、キャンセル待ちの人も多い中、スミマセン・・・ -
2回目は1回目とは違う目線でタウシュベツ橋を見てみます。
-
毎年湖に沈んで氷雪から目覚めたときに少しずつコンクリートが崩れていってます。
鉄筋が剥き出しに。 -
早朝は行かなかった湖側のアーチのたもとに行ってみることにしましたが、雨降りで地面はドロドロ。
手前の川さえ渡れない人が結構いました。 -
ガンバって川を渡ってみました!
(よい子は無理にマネをしないでね。滑って転びます) -
通ってきた糠平三股林道側はこんなカンジ。
-
反対側と変わんないんですけどね・・・
そして、タウシュベツ橋は・・・ -
湖面に映ってますが、、、
あれ?NPO法人の方は、湖面に映るのは風がないことが多い早朝限定と言っていたけど、9時ツアーでも映ってるじゃないですか!?
確かに早朝より薄っすらですが、雨が降ってて湖面が揺れてるからな気がするし。
ということで、9時ツアー希望の方も多分見られると思います。(自論) -
早朝来た時よりタウシュベツ橋から遠いところまで来てみました。
タウシュベツ川です。 -
雨が降ってるので、みんなお揃いの黄色い傘を借りて差してます。
音更川の支流のタウシュベツ川に架かる橋だから、タウシュベツ川橋梁です。 -
雨の中、草むらが青々としています。
例年、タウシュベツ橋は湖水が上昇する6月から沈み始めますが、近年は6~7月に水位上昇が止まり、8月15日以降電力量が下がるまで草原のようになることがあります。
お花畑の中のタウシュベツ橋の写真はとても珍しいんだそうです。 -
雨に濡れそぼるタウシュベツ川橋梁。
水も滴るいいオトコならぬイイ橋梁。 -
ここが来年はもう完全に繋がった姿では見られないだろうと言われている、一番崩落が進んでいる部分。
-
現在、旧士幌線コンクリートアーチ橋梁群は北海道の産業遺産として保存・活用する動きが進んでおり、第三、第五、第六音更橋梁は国有形登録文化財にも指定されていますが、アーチの中でも一番人気の高いこのタウシュベツ橋梁は糠平ダム管理会社の電源開発㈱の所有となっており、こうした保存の予定はなく、このまま自然に朽ちるのを待つのみとなっています。
-
ずーっと眺めていたいキモチ、わかるなぁ・・・
-
今度こそ、タウシュベツ川橋梁見納め(T-T)
-
途中、国道273号線から車窓より「第五音更川橋梁」を眺めます。
こちらも旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群のひとつ。
登録有形文化財第五音更川橋梁 名所・史跡
-
10mの無筋コンクリートアーチが連続し、音更川をまたぐところには23mのコンクリートアーチが造られています。
春以降は緑に隠れてしまうため、アーチを見学するなら紅葉が終わった晩秋がオススメ。 -
続いて国道273号線からすぐの旧士幌線・幌加駅跡を訪れます!
辺りは紫色、ピンク、白といろんな色のルピナスの群生がまるで赤毛のアンの世界のよう。 -
幌加駅は昭和14年に開業、帯広駅から69km、終点・十勝三股駅まで7kmの場所にあります。
ここは昭和29年の洞爺丸台風による大量の風倒木の処理に多くの人がやってきたことで、住宅、商店、飲食店などが建設されました。旧幌加駅跡 名所・史跡
-
昭和37年頃は約80軒の建物があり、350人位の人が住んで賑やかな街を形成していましたが、風倒木の処理が終わると人は次第に消えていなくなっていったそうです。
昭和53年に糠平~十勝三股駅間の18.6kmが廃止され、幌加駅の役割は終わりました。 -
この説明板の周り、よく見ると「1938」と年号が刻まれています。
旧士幌線のレールで出来ているんです!
とっても粋ですね~♪ -
幌加駅のホームが残っています。
SL時代は石炭をかまに連続投入する必要があるため、機関士は大変な重労働を強いられたという区間。
今ではこんな爽やかな観光スポットになっています 笑。 -
レールのポイントは今でも手動で動かすことができます!
旧国鉄士幌線アーチ橋見学ツアーはこれにておしまい。
早朝ツアーでタウシュベツ見るならこのツアーはいらなかったなー。
幌加の他、十勝三股やアーチ橋などは絶対自分でレンタカーで回った方がいいと思いました。 -
NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターに戻って、十勝三股の地図を見せてもらいました。
以前はこんなに建物があって栄えていたんですね。 -
そして、こちらがさっき訪れた幌加の地図。
うーん、こちらもそこそこの建物の件数。
沢山の人が住まわれていたんですね。 -
メインの観光が終わり、あとは16:50発帯広バスターミナル行きのバスまで、ここ糠平温泉で時間を潰すのみ・・・(^_^;)
レンタカーがないとこうゆう時間がもったいないですね。 -
NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターでもらった上士幌の"HORO TABI"という女子好みの可愛い無料ガイドブックを見ながら糠平温泉を散策することにしました。
-
こちらは、女性に人気という温泉宿・中村屋。
糠平温泉 中村屋 宿・ホテル
-
そのお隣には、ペンション・森のふくろう。
2012年じゃらんアワード受賞というお宿。ペンション森のふくろう 宿・ホテル
-
糠平温泉ホテル
糠平温泉ホテル 宿・ホテル
-
の隣のレストランでお食事することに。
COFFEE & RESTRANT NAUSHIKA
道路挟んで反対側のビストロふうかはお客さんで混んでいるようでした。 -
喜多さんがナウシカという名に惹かれたようです(~_~;)
壁にはタウシュベツや糠平湖の芸術的な写真がたくさん飾られています。 -
喜多さんはどこで食べても外れがないというカレー。
朝ごはんいっぱい食べてそんなに食べれない私はホットケーキ。
ホットケーキは小さめで冷凍を解凍したカンジでイマイチでした。 -
腹ごなしのために散策を再開。
こちらも女性に人気で洞窟風呂が人気という、山の旅籠 山湖荘。山の旅籠 山湖荘 宿・ホテル
-
郵便局には温泉地らしい「憩いの手湯」。
ほっこりします(*^_^*) -
ひがし大雪自然館に入ると、鹿さんと子グマさんがお出迎え♪
ひがし大雪自然館 美術館・博物館
-
鹿さんの目がコワイ(;^ω^)
奥のクマさんは木の上の方でハチの巣でも見つけたか?! -
ここに北海道に住む動物たちが沢山隠れています♪
・アオサギ
・タヌキ
・ユキウサギ -
こちらのタヌキさん親子がイチオシ☆
ふわふわでかわいい~♪ -
自然館からすぐのところにあるトロッコの支線を歩いてみました。
-
線路沿いを歩いて、鉄道資料館へ♪
-
上士幌町鉄道資料館
入場料:100円上士幌町鉄道資料館 美術館・博物館
-
入場券に描かれた「北の鉄路より第3音更川橋梁とSL」
SL時代の旧士幌線はものすごくカッコイイ☆ -
旧士幌線で使用されていたグッズがいっぱい!
-
昔は北海道にこんなにたくさんの列車が通っていたんですね~。
黒い線は現在の路線図。
北海道を電車で巡る旅も面白そうです♪ -
乗車券箱。
昔ながらの厚紙の切符が入っていたんでしょうね~。 -
黒板のような時刻表。
健さんが渋い演技の「鉄道員(ぽっぽや)」に出てきてそう。 -
これが、今日行って来た幌加駅の駅舎。
アイヌ語のポルカ・ナイ「後もどりする川」が由来だそう。 -
帯広から終点・十勝三股駅までの旧士幌線の路線図。
-
一番のオススメがこれ♪
君も運転士!の運転士シュミレーション!!
帯広駅~十勝三股間の運転席から見た景色を体験できます。
こうした山間を走るために作られたのが、旧士幌線コンクリートアーチ橋梁群だったんだなぁと感慨深い。。。 -
十勝バスぬかびら源泉郷営業所。
かわいらしい建物☆ -
と、糠平温泉に来るには帯広からしかないのかと思ったら、旭川や層雲峡からのアクセスも。
ノースライナーみくに号
旭川 :2,370円
層雲峡:1,540円 -
東大雪ぬかびらユースホステル
ひとり旅の人たちが結構いたので、糠平温泉はひとり旅にオススメ☆東大雪ぬかびらユースホステル 宿・ホテル
-
ひととおり糠平温泉の建物を巡ったところでNPOの方にイイ温泉は?と聞いて教えてもらった源泉かけ流しのこちらへ。
こちらの温泉が糠平で一番古い歴史ある温泉なんだそう。
元祖 湯本館
日帰り入浴:500円
我々は『ぬかびら源泉郷バスパック』の糠平温泉日帰り入浴券1回分で♪ -
だぁれもいなかったのでパシャっちゃいました♪
奥に八千代川の支流が流れているのが見えます。
脱衣所は古くてドライヤーが置いてないので女性向けではないとのことでしたが、お湯の色がキレイでイイお湯でした☆ -
日帰り入浴した後、16:50のバスまでまだ1時間半あるという。。。
預け荷物を取りに帰りがてら、糠平館観光ホテルのラウンジでお茶を。 -
いやー、待ち時間が長かった。
時間が余ってたから、帰りはぬかびら源泉郷スキー場前のバス停まで歩いて来ちゃった。 -
おっ!十勝バスがやってきた。
このバスが帯広バスターミナルに着くのが18:35。
そこで18:40発の空港シャトルに乗り換え。
しかもその5分の間に行きのバスで落としたケータイをバスターミナルに受け取りに行くというという、この旅行最大の山場を迎えます。。。
運転手さんに事情を説明して「遅れてくれるな」と遠回しに釘を差し・・・ -
エメラルドグリーン色の糠平湖の支流に別れを告げ・・・
今度はタウシュベツ橋梁が湖面に映っためがね橋が見たいなぁ。 -
こちら帯広空港~帯広空港~♪
まるでアリバイ作りかのようなスリリングな乗継を攻略し、ケータイも無事にGETし空港シャトルに乗り換え、無事 空港で夕食にありつく。
喜多さんは十勝豚のヒレカツ定食 1,300円。
私は季節限定の十勝産ゆり根のかき揚丼 1,100円。
6/25(日) JAL576 20:15 帯広(OBO)発で、21:55 羽田(HND)着。
青空の中、湖水に映るめがね橋は見られませんでしたが、お天気は時の運。
来年雪解けで現れたタウシュベツ橋梁はさらに崩落して完全な姿は見られないかもしれません。
昔の人が造った素晴らしいコンクリートアーチの技術に敬意を払い、人工物が自然の中で朽ちて行く世の摂理や無常感を肌で感じ、大雪山国立公園でヒグマの親子が無事暮らして行けますようにと祈りつつ・・・満足な旅を終えたのでした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ そうだ、北海道行こう!
0
118