そして戸田村へ。

2017/06/11 - 2017/06/11

母との西伊豆の旅2日目は、海が見たい魚が食べたい！ということで、伊豆長岡温泉からタクシーを呼んで戸田村と御浜岬へ。

なかなか戸田（へだ）って発想しないかもしれませんが、騒がしくなく有名過ぎずでも美しい日本が見たかったのです。そして伊豆長岡からは本当は電車とバスを乗り継いで2時間近くかかるのですが、高齢の母を考えて、そして地図を眺めるとバス路線より近い道が海沿いにあるので、奮発してタクシーを使いました。

タクシーの運転手さんが機嫌よく母と話している間に30分で着いてしまいました！

エリア 戸田(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 1.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

タクシーを御浜岬の入口のところでおり、数歩歩くと、薪割りを積んだ家屋がおりました。「廃墟？」と母。でもそんな風には見えないし、なにか作業しています。

自然海塩 戸田塩。
塩を作っているの？

塩の製造販売をしているそうです。
これはカマド。

駿河湾の真ん中へ黒潮を汲みに行き、汲んだ深層水を作業場に運ぶ。それをこのカマドで13-15時間かけて薪を燃やし、採塩作業を行います。

ひとつ買いました。

この中で煮えたぎっていて、かまどの前は熱く 火の粉も。

さて 塩の家を出て防波堤の上に登ると、海です！外海と丸い石の海岸線。対岸は清水や由比ヶ浜のあたりでしょう。

外海らしく、どこからか流れ着いた流木も。

安政の時代に 日露通商条約の締結のためにロシアから来た船ディアナ号が停泊していました。

ところが安政の大地震が起き、津波の被害でディアナ号は大破。ロシア使節一行は戸田に滞在した。

その後、政府（勘定奉行）は代わりの船をつくらせた。

外海の駿河湾を守る灯台。

丸い石の海岸は外海沿いを岬の先端まで続きます。

誰が作ったのか？灯台近くにケルンがありました。

しばらく歩くと供養が… 水難事故に対して？まさか…

魚類海老蟹貝類一切の精霊に対する供養…南無阿弥陀仏( ˘ω˘ )

岬の先端に来ました。内海を挟んで戸田村が見えます。ここから内海沿いに歩くと、並足で30分くらいらしいのですが、私たちはのんびりお散歩です。

戸田神社の鳥居⛩ いまは釣り人や波打ち際で遊ぶ人たちで賑わっています。漁に出る船は、安全を願い、この鳥居の前を湾内三周してから外海に出るそうです。

鬱蒼とした憩いの森の中の戸田神社。神様はお留守かお休みか？

内海は隠れた海水浴場ですが、あどで立ち寄った戸田漁協直売所で見た昔の写真によると、大正か昭和初期にはかなり賑わっていました。6月はまだ閑散期ですが、いまはどうでしょう？交通手段が車メインの場所だから、難しいかな？

戸田湾と駿河湾を隔てる御浜岬の先端。本当ならココに富士山がドドンと聳える予定でした。心の目で見てみましょう。

岬から戸田村の中心に向かって歩きます。小さな民宿、お食事処や漁師の家が並びます。網を干していましたが、綺麗な色です。

戸田村に着きました。案外、あっという間。

さぁ。お昼ごはんです。中心部のバス停から100mのとこにある「まるさん」にお邪魔しました。グルメサイトでの評価は普通ですが、私はとても気になっていました。すでに決めていたものを注文。

アジのたたき定食です。

繰り返します。アジのたたき定食です！

最後はお茶漬けにもできます。が、普通に食べるほうが美味でした。

母は魚のフライ定食で。なんと！アジフライが4つも載っています。ひとつ貰いました。

暇なので、お土産に拾った内海に打ち寄せられた石を眺める。

お店の裏は漁船が停泊しています。

漁港に停泊する船っていいですね！

この旅で見た日本の漁師町。素朴だけど好きでした。帰路は、バスで強烈な戸田峠を越えて修禅寺へ（約1時間 千円）。修禅寺から駿豆線で三島に行き（約50分 510円）、帰りました。