2017/05/14 - 2017/05/14
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地酒大好きさん
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今日は友人のH先生と伊吹山北尾根を歩いてきました。目的は、「花の山」の別名をもつ伊吹山山系で春の花を見ること、夏鳥を観察すること、それに先生は昆虫を採集することです。H先生はXX大学の元教授で、現在は台湾のYY大学の客員教授で、環境問題が専門です。趣味は子供時代からの昆虫採集で、多くの昆虫標本を台湾の大学に寄贈されています。先生とこの山を歩くのはもう5~6回目です。
岐阜県揖斐川町の国見峠まで車で上がり、そこから尾根道を登ります。午前9時に登山口に着いた時には、すでに十数台の車が停まっており、人気のほどが分かります。みなさんの目的は花で、特にヤマシャクヤクのようでした。
われわれも早く身支度をして出発です。オオルリの声を聞きながら登り始めました。すぐイワウチワの一塊が花を付けているのを発見。花期も終わりそうで、他では花は見られませんでした。雨上がりの登山道は滑りやすく、慎重に登ります。その後はいろいろな花の連続で、ヒトリシズカ、イブキハタザオ、タチツボスミレ、ヤマエンゴサク、カキドオシ、ヤマネコノメソウ、ウマノアシガタ、ヒメレンゲ、フッキソウなど次から次に現れます。名前が分からないもののほうが多く、パニックになりそうです。
一時間ほどで最初のピークの国見岳に到着ですが、ガスがかかって展望は利きません。気温も低いため虫が出ず、先生は焦り気味です。気温が上がるのを待ちます。ガスが晴れても気温は20度止まり。これ以上の気温上昇で虫の活動が活発になるそうです。それでもダニの仲間や、オオセンチコガネ、コルリ(昆虫)などの収穫がありました。
ツツドリは今日早くから声を聞けましたが、上に行くにつれてジュウイチが鳴きだしました。ジュウイチはその後いたるところで聞けました。カッコウも今シーズン初めて聞きました。今シーズンになって未確認のトケン類はホトトギスだけになりました。今月中にはどこかできっと聞けると思います。その他には、コルリ(鳥)、ミソサザイ、アカゲラ、ホオジロなどを観察できました。
登山道すぐ脇の枯れ木にキツツキの巣がありました。古い巣と新しい建設中の巣が並んでありました。巣穴の下には巣を作るときに削り出した木片がたくさん落ちていました。こんなものを見るのは初めてです。
肝心なヤマシャクヤクの花は、他の登山者にいろいろ聞きましたが、今年は咲いていない、どこどこに一輪だけ咲いていた、まだつぼみのものがあった、などの情報がたくさんありましたが、見つけることができませんでした。ところが帰り道で何気なく登山道脇を見ると、ありました。一輪だけ咲いていました。登りの時には注意を払っていたのですが見つけられなかったものです。これである程度の目的は達成できました。
下山後はウワミズザクラやウツギの花が麓で見られました。
今日は十分な花、多くの鳥、珍しい昆虫などを観察や捕獲ができて二人とも満足でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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伊吹山の北尾根は、花の山としても全国的に有名です。
登山口がある国見峠の登山者用駐車場はほぼ満車でした。地元の岐阜ナンバーや名古屋、尾張小牧、豊橋、京都、大阪などの車でした。その後も続々と車がやってきました。
みなさんの目的は、花、特にヤマシャクヤクのようでした。 -
30分ぐらい歩くとヒトリシズカの群落があちこちに現れます。
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ヒトリシズカとは可憐な名前です。ちょうど今が見ごろです。
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ネコノメソウはいろいろな種類がありますが、これはヤマネコノメソウのようです。
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ヤマネコノメソウの接写写真です。
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これはカキドオシです。田んぼ道などに咲くムラサキサギゴケの花とよく似ています。
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イブキハタザオがたくさん見られました。
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イブキハタザオに近づいてみました。
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イブキハタザオの接写写真です。
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エンレイソウです。
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これはウマノアシガタ。花びらが蝋細工のようにテカテカと光を反射しています。
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ヤマエンゴサクです。花期が終わりかけていました。
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地味な花のフッキソウです。
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これは名前が分からなかったのですが、他の登山者からマルバスミレと聞きました。帰宅後に図鑑で調べましたが、ちょっと違う気もします。
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名前が分からなかった花です。
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一カ所だけこの小さな花の群落がありましたが、花の名前が分かりません。
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その花の拡大写真です。何でしょうか?
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登山道脇の枯れ木の後ろを見ると、このようなキツツキが開けた巣穴を発見。
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近づいてみると、しっかりと作られていました。
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その30㎝ぐらい上には、このような建設中の巣穴がありました。まだ壁の仕上がり途中という感じです。
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巣穴の下の地面には細かい木片がありました。キツツキがついばんで削った木片です。初めて見ました。
巣穴の中にはタマゴかヒナがいたかも知れませんが、刺激をしないようにすぐ離れました。 -
これはわたしがお気に入りの「天空遊歩道」と言っている登山道です。
ツツドリ、ジュウイチ、カッコウのトケン類の声が聞こえてきませんか? -
下山後、麓に咲いていたウワミズザクラの花です。試験管を洗うブラシのような花です。
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車道脇に咲いているウツギ(卯の花ともいう)の花です。ちょうど今が花期です。
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近づいてみるときれいです。純白です。
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ウツギの花の接写写真です。息を飲むほどの美しさです。
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