2017/04/30 - 2017/04/30
33位(同エリア72件中)
さよりさん
リスボンの後どこに行こうと考えた時、エヴォラ、オビドス、アルコバサ、バターリャとかいろいろ考えました。
エヴォラは北上するルートから外れるしそんなに興味が湧かないので外した。
オビドス、ナザレ、アルコバサのルートは時間がかかりそうなので残念ながら無理。
となると電車で行ける世界遺産のトマールに行こうということに決めました。
ポルトガル最大の規模を誇る修道院というのも良いしね。
30日のリスボンは雨模様。
朝ごはんの時は地下鉄の駅までなら歩いていけるかなって思えるくらいの降りでした。
ところがチェックアウトして外に出てみると風が出てきて雨の量も増えているみたい。
タクシーがいたのでオリエンテ駅まで行けるか聞いてみたら、呼ばれてきているみたいだった。
仲間のタクシーを携帯で呼んでくれたので、それでオリエンテ駅までタクシーで行きました。
チップ込みで12ユーロくらいだったと思う。
オリエンテ駅からトマールまで直行で行くレジオナルに乗りました。
トマールは修道院中心の地方都市という感じですが、水辺の感じがなかなか良かったです。
コッツウォルズとかブルージュに雰囲気が似ている気がします。
泊まったホテルも昔のお屋敷の雰囲気で楽しかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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オリエンテ駅に着いたときはすごい雨で、タクシーに乗って正解でした。
オリエンテ駅から乗ったのはポルトガル鉄道のサイトであらかじめ調べておいたレジオナルです。
チケットは駅の仮設みたいなボックスで買いました。 -
5番ホームから出発なので待合室で待っていました。
その時皆さん携帯の充電をしているのですが、床にある蓋を持ち上げて床下の電気のコンセントに接続しているのです。
普通に充電しているので違法ではないと思うのですが、分厚い蓋を持ち上げているところを見ると、何か不思議な感じがしました。
終わると何事もなかったかのように蓋を閉じて出ていきました。
トイレは1階の階段下にあります。
トイレマークに従って進んで行ったのですが、「え、ここ?」と思っていたら、掃除のおじさんが「WC?」って聞いてくれて、「ここだよって」教えてくれました。
無料できれいなトイレです。 -
5番ホーム。
昨日も来たけど幾何学的な屋根が奇麗だわ -
サンタ・アポローニャ発なので遅れはありません。
というか、ポルトガルの鉄道は遅れがほとんどありませんでした。
乗ったらすぐに検札の人が来て切符をチェックします。
車内で買うのもOKのようで隣に座っていた自転車持ち込みの二人連れは車掌さんから買っていました。 -
トイレもついています。
中がちらっと見えたのですが、きれいで広かったです。
結構皆さん利用されるようで、何人もの人が利用していました。 -
途中、雨が降ったり晴れたり、雲が厚くなったり薄くなったり。
で、トマールに着いたら晴れていました。 -
正面から見たトマール駅。
左隣にバスステーションがあります。
が、便数が少ないのか日曜日だったからか、閑散としていました。 -
泊まったConde.de.Ferreira.Palaceのある通りです。
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Conde.de.Ferreira.Palace
看板が出ていないのでここかなーって覗いたら、ちょうどお家の方がいらっしゃってここだと分かりました。 -
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正面から左に入ったところから2階に登ったところが入り口です。
昔のお屋敷を宿泊施設にしている感じでした。
1階部分はご家族が住んでいるので立ち入らないように言われました。
お支払いはクレジットカードの機械が使えないということで現金払いでした。
booking.comで予約したのは朝食が入っていないプランだったので、5ユーロで朝食を頼みました。
9時からというのでちょっと考えてのですが、翌日の電車が10時過ぎだったしちらっと見えた朝食会場が素敵だったのでお願いしました。
これが大当たり。頼んで大正解でした。 -
右が部屋の鍵。
左が玄関の鍵です。
でっかくて重いの。
で、開けるのに少しコツがいるということで、スタッフの人の指導の下に一回開けてみました。
次に自分一人の時に開けようとすると開かないの。
困っていたら通りがかった家の男の子に助けてもらいました。
ドアを開けたままで鍵のかかり方を見てみたら納得。なるほどねー。と分かったので次からは簡単に開くようになりました。
玄関は夜の10時までは開いているけど、それ以降は施錠するので自分で開けて入って下さいということでした。 -
ツインの部屋ですが、すごく広いです。
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室外専用トイレとお風呂です。
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お風呂はシャワーのみでした。
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セテ・モンテス国立森林公園前のローターリー
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公園の入り口
ここで公園の地図を見て修道院へ行く経路を確認。
歩き出しました。
ところがいくら歩いても修道院に入る入り口にたどり着けません。
おかしいなーと思いつつ歩いていたのですが、いくら何でも変だわと思って引き返しました。
で、しばらく歩いていたら同じように下からカップルがやって来ました。
この道進んでも修道院には行けないみたい。
ほとんど道の最高点まで行ったけど無理だったよというと、一緒に引き返すことにしました。
「どこから来たの? 一人なの?」とか聞いてきて、一人旅の東洋人のおばちゃんが珍しいようです。
で、公園の出発点まで戻ると進んでいた道は現在通行禁止になっているみたいとカップルのお兄さんが言っていました。
それにしても変だわー。
では、ということで地道に自動車道を進んでやっとこさ修道院に続く道を発見できたのでした。
もうこの時点でへとへと。坂道をかなり登って下って、また登って…… -
これが正解の修道院への道です。
石畳の上にかなりの傾斜できつかった。 -
やっと修道院への道しるべがありました。
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で、これが入り口の門です。
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門を入ってさらに石畳の坂道を登る坂道が続きます。
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おおーっ!
地球の歩き方で見たのと同じだー!! -
※1160年に、テンプル騎士団によって建設が開始された。12世紀の後半には、ポルトガルにおけるテンプル騎士団の本部の役割を果たした。もともと、トマールの修道院及び城塞は、勃興したばかりのポルトガル王国の対ムーア人への防波堤の役割を果たしていた。
テンプル騎士団の円堂は、12世紀に建設された。他のヨーロッパ世界にあるテンプル騎士団の教会と同様に、エルサレムにあるオマール・モスクをモデルとしている。このオマール・モスクは、十字軍がエルサレム神殿の名残と信じたモスクである。また、エルサレムの聖墳墓教会もモデルとなっている。
キリスト教世界の年代記に従うと、トマールの城塞は、1190年に、ヤアクーブ・マンスールの攻撃を耐え抜いたとされる。
1312年、全ヨーロッパ世界で、テンプル騎士団の活動が禁止された。しかし、ポルトガルで活動していたテンプル騎士団のメンバーを中心に、当時の国王ディニス1世は新たに、キリスト騎士団を結成した。1357年に、トマールに移ったキリスト騎士団がここを本拠地とした。
トマールのキリスト教修道院のハイライトは、1417年から1460年にキリスト騎士団の団長を務めたエンリケ航海王子の時代である。エンリケは、レコンキスタが終了したポルトガルを大航海時代に飛躍させた立役者であると同時に、トマールのキリスト教修道院では、墓の回廊・沐浴の回廊を増築した。
1484年にキリスト騎士団の団長に就任し、1492年に国王になったマヌエル1世もまた、修道院の増築を行った。円堂へいたる新しい回廊を建設するとともに、修道院内部の装飾や絵画を増設した。
マヌエル1世の後を継いだジョアン3世は、クレルヴォーのベルナルドゥスの宗教観を持った国王であると同時に、1557年には、新しい回廊の建設を命じた。この回廊はポルトガルにおけるルネサンス建築の中でも特筆すべきものがある。 -
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ここが入り口と思ったら扉は閉まっています。
うっそー。
こんなに苦労したのに入れないのー?
と思ったら、チケットオフィスは城壁沿いの細い通路を通ったところにありました。
6ユーロ。現金払いのみみたいです -
チケットオフィスを出たところにある墓の回廊
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エンリケ航海王子の住居跡
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沐浴の回廊
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かつては貯水池があり、修道士たちが洗濯や沐浴を行った所です。
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キリスト騎士団聖堂。
エマヌエル1世の命で16世紀初めに建立された。
テンプル騎士団聖堂の西側に繋がっている。 -
テンプル騎士団聖堂。
※12世紀に建設された円堂は、外側から見ると16角形の構造をしており、鐘楼をあわせて持つ。
円堂の内部は、8角形の構造をしており、周歩回廊へとつながるアーチと結ばれている。
円堂は、エルサレムのオマール・モスクや聖墳墓教会をモデルとしたロマネスク建築である。柱頭は、ロマネスク様式の性格を色濃く残しており、植物と動物のモチーフを描写している。柱頭の様式は、同時代に建設されたコインブラの旧大聖堂の影響を受けている。
円堂内部は、ゴシック様式/マヌエル様式の彫刻と絵画で飾られており、増築は、1499年にマヌエル1世が命じた。
中央部の8角柱と周歩回廊の壁面は、ゴシック様式の天蓋で覆われた聖者と天使の彫像で彩られ、一方で、キリストの一生涯を描写したゴシック様式の絵画とパネルで周歩回廊の壁と天井は彩られた。。 -
※円堂内部は、ゴシック様式/マヌエル様式の彫刻と絵画で飾られており、増築は、1499年にマヌエル1世が命じた。中央部の8角柱と周歩回廊の壁面は、ゴシック様式の天蓋で覆われた聖者と天使の彫像で彩られ、一方で、キリストの一生涯を描写したゴシック様式の絵画とパネルで周歩回廊の壁と天井は彩られた。
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ゴシック様式の壁画が素晴らしい。
ポルトガルの教会の中でも印象に残った聖堂です。 -
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主回廊。
※ジョアン3世の回廊
ジョアン3世の時代に建設が開始された回廊がジョアン3世の回廊(ポルトガル語でClaustro de D. João III)ある。1557年に建設が開始され、完成したのは、1591年のフィリペ1世の時代である。 -
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エマヌエル様式の窓。
キリスト騎士団聖堂の西壁にあり、サンタ・バルバラの回廊から見ることができます。
上部にはキリスト騎士団の丸太十字と国の紋章、さらにロープ、鎖、サンゴといった大航海時代を象徴するモチーフが刻まれています。 -
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マリア像でしょうか、現代アートみたいなオブジェが作ってありました。
修道院内はいたるところで修復が行われていました。
外壁とかタイルの痛みは進んでいるようで、修復が待たれます。 -
寝室の一つです。
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テラスに出てみました。
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前の写真の奥に見える塔から撮った写真です。
ここも修復の途中の様でしたが、痛むのに修復が追い付いていない感じでした。 -
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カラスの回廊に向かっています。
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カラスの回廊。
ジョアン3世によって増設された回廊の一つ。
1階の北側には台所、東側には食堂があり、かつては修道士たちの憩いの場だったそうです。 -
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ミシャの回廊。
回廊の西側の部屋にはパンを焼くかまどがあり、当時はここで貧しい人々にパンが配られた。 -
地下に降りるらせん階段。
降りることはできません。 -
考えていたよりずっと素晴らしい修道院でした。
たどり着くまでの苦労が報われました。
特に騎士団聖堂は素晴らしかった。
帰り道、私が間違った道を行く人が見えました。
間違っていると教えようにもちょっと遠すぎる距離なんです。
ま、運動と思って頑張りなさい。そして修道院にたどり着くんだよ。 -
帰りはショートカットの階段を下りました。
教えてもらった通り市庁舎の裏に出ました。
ここはレプブリカ広場です。
正面に見えるのがサン・ジョアン教会です。 -
こちらが市庁舎です。
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ポルトガルでたくさん見た鶏の置物とか絵とかの民芸品。
ここのお店はナタのお店みたいでした。
鶏のディスプレイがかわいかったです。
※ガロはポルトガル語で「雄鶏」という意味。
「奇跡と幸せを呼ぶ鶏」とされています。その由来は、丸焼きにされたガロが聖母マリアの奇跡で起き上がり、無実の罪で縛り首になるところだった青年の命を「コケコッコー」と鳴いて救ったという伝説にあります。
そんなゆかりのあるにわとり、ポルトガルの国鳥でもあるんです。 -
ナバオン川にかかる橋です。
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モウシャオン公園のあたり。
雰囲気が小コッツウォルズとか小ブルージュという感じでした。
公園は川の中州になっていて、カフェで寛ぐ人がいました。 -
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ホテルで教えてもらったお店で晩御飯を食べました。
day & night(英語で)というお店です。
お店の外にテラス席があり、お店の中には地元のおじさんがいます。
どうしようかなって思ったのですが、入ってみました。
「ここで食べる?」って聞かれたので、そうですっていうと隣のレストランスペースに入れてくれました。
ショーケースにあったタパスを指先注文です。
「イワシが食べたい」って言ったら、これが出てきました。
トマトで煮込んでオリーブオイルに漬けた感じです。
骨まで食べられました。 -
タコのサラダというかオリーブオイルたっぷりのマリネみたいな感じです。
ポルトガルのタコは美味しかった。 -
バカリャウのコロッケみたいなの。
ポルトガル初バカリャウでした。
作り置きで覚めてたのが残念…… -
お店にの入り口に陣取っていたおじちゃん達。
一緒に写真を撮ってもらいました。
「どこから来たんだ?」
「英語分かるか?」
ここでも日本から来た一人旅のおばちゃんは珍しかったみたいです。
出来上がったおじちゃん5人から一斉に質問攻めにあいました。 -
ホテルの部屋から見た修道院です。
ライトアップされていました。 -
朝の修道院です。
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ホテルの敷地内。
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2階(日本でいう3階)の共同の居間。
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2階から3階に上がる階段。
夕べは廊下を歩く音とか話し声とか聞こえました。
寝付きはすごくいいので子守歌みたいな感じでした。 -
1階の共同の居間です。
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朝食会場。
セッティングができていました。 -
朝ごはんは9時からなので少し散歩に出ました。
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市庁舎の後ろにある修道院へ上る階段です。
まっすぐ行って左に曲がると見えて来ます。 -
今日はMay Dayです。
レブプリカ広場にはたくさん人が集まっていました。
聞いたらマラソン大会があるそうです。 -
警察官も警察車両もボランティアも揃っています。
9時スタートだって言っていました。
スタートを見たかったけど、ゆっくりしてると電車に乗り遅れるかもなので帰りました。 -
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生絞りのオレンジジュース。
すごく美味しかった。
ハムもチーズも美味しかった。
ジャムも手作りのようで、素敵な容器に入って出てきました。
卵はホテルの蒸した感じのスクランブルエッグと違って、ちゃんとフライパンで炒めたものでとっても美味しかったです。
朝食頼んでよかった。 -
ご飯が終わったので部屋に荷物を取りに行ったら、廊下の壁画を修復していました。
ここの家の方かな?
素敵なおじいちゃんでした。 -
駅前の広場です。
ここを横切るとホテルまで5分とかかりませんでした。
昨日は大回りしてホテルにたどり着いたのでした。 -
窓口が開いていたので切符がちゃんと買えました。
トマールからコインブラまで行くレジオナルです。
途中のLamarosaで乗り換えます。
電車に乗ったら検札の人が来ました。
切符を見て「Lamarosaで乗り換えだよ」って言ってくれました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- puttannさん 2017/11/23 20:39:17
- Conde.de.Ferreira.Palace に泊まりたいよぉ~(T_T)
- こんにちは♪ お邪魔しています
年明けに行く トマールを調べていて 辿り着きました。
Conde.de.Ferreira.Palace に泊まられたんですネ?
良いなぁ~・・・ 私も「ここ素敵♪」って予約して とっても楽しみにしていたのですが・・・(冬で安かったので、デラックススウィートが 44euroで取れたんです)なのに! なのに!?
2週間ほど前 booking com から連絡が有り、「申し訳ありません!ココは泊まれません!」って・・・
「はぁ?」予約システムの問題で・・・と言う理由でしたが(ダブルブッキング?)
まぁ ごねてもしょうがないので 他に変更しましたが・・・
さよりsanの 旅行記で「泊った気」を 味わせて頂きます(^^ゞ
修道院の行き方も ありがとうございます。助かります
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