春のレッサーパンダ紀行【１】 姫路市立動物園＆姫路セントラルパーク　やっと会えたね！！佳佳ちゃん＠姫セン 桜満開の姫路城でひなた君とミホちゃんに会ってきました＠姫ズー

2017/04/08 - 2017/04/08

時は４月の第１週末・・・僕の住む関西ではソメイヨシノが満開を迎えました。
当日の天気予報はイマイチでしたが桜も楽しめる動物園と言う事で姫路市立動物園、そして、姫路と言う事で姫路セントラルパークを訪問しました。

姫路市立動物園では今年なかなか順調なペアリングとの噂のひなた君とミホちゃんに会いましたが、彼らのお楽しみ（子宝ちゃん）は夏以降のお楽しみとして、満開の桜と姫路城、そして、姫子さんのコラボを楽しんできました。
そして、姫センでは念願叶って佳佳（ジャジャ）ちゃんにやっと会うことができました・・・佳佳ちゃんに会ったのは昨年の１月の茶臼山以来、彼女が姫センにお嫁入りしてからは２度の空振りを経て３度目でようやく可愛い笑顔に会う事が出来ました。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 姫路(兵庫)

今日は札幌からズー友さんが来神されたのでご一緒に動物園へ、北海道の方は基本城が好き（本当なのだろうか？）と言うこともあり行先はちょうど桜満開の姫路にしました。

姫路市立動物園は姫路城の敷地内にある動物園です。

なんせ世界遺産の中にあるので修繕も文化庁への申請・認可が必要と言う摩訶不思議な動物園でもあります。

入園料は大人２００円ですが、桜のシーズンの現在は入園無料との事でした。

姫路市立動物園には２匹のレッサーパンダが暮らしています。

２００９年７月８日池田動物園生まれのひなた君と２０１３年７月９日静岡市日本平動物園生まれのミホちゃんです。

こちらが姫路市立動物園のレッサーパンダ舎です。

屋外放飼場はなく屋内の展示場のみの獣舎で、率直に言ってハードとしては現在のレッサーパンダ舎の標準からは大きく劣る施設ではありますが、しっかりと外気の入る構造でパンダが四季を感じれるのと、ハード面で劣る分、キーパーさんがソフト面で工夫されているのが分かるので、僕自身としてはそんなに評価が低い獣舎ではありません・・・僕はどちらか言うとハード面よりソフト面を重視する傾向がありますので。

関西を代表するイケパンのひなた君ももう今年８歳、そろそろ、後継ぎが欲しいところですね。

ひなた君の朝ごはん。

竹の葉や果物が大好きなレッサーですが浅い雑食なので動物性の食べ物も食べないことはありません、煮干しいいですね。

既に換毛が始まっているようで、掻い掻いの毛繕い中・・・しっかり柵をもっている右手がキュート。

ミホちゃんも寝室から出てきましたよ。

リンゴそっちのけでハンモックが気になるミホちゃん。

ミホちゃんもだいぶ換毛が激しいようですね。

ふとお向かいのホッキョクグマ舎を振り返ってみると・・・、

ホクト君とユキちゃんラブラブ中。

この２頭は本当に相性が良くて確か過去に２回出産も経験していますが残念ながら２度とも誕生数日で赤ちゃんは天国に旅立っています。
今や、ホッキョクグマの繁殖は一園だけの問題や課題だけではなく、日本の動物園全体の課題、問題で、ファンとしては出来ればこの相性が良く繁殖に貢献できる可能性の大きいペアを繁殖に適した環境においてあげたいです。

昨シーズンはホクト君をライオン舎横に疎開させユキちゃんに安心できる環境を与えたりと随分努力をされていたようですが、やはり施設面でも限界があると思います。
将来的には相性のいいこのペアを他の設備の整った園に一緒に貸出し繁殖に専念させた方がいい様な気がします、そして、姫路ズーとしては生まれた仔グマを適当な年齢で引き取り飼育する。
所有権の問題もありますが、ホッキョクグマはもうそんな事を言っている状況ではないのは現実だと思います。

ひなた君。

繁殖の期待と言う点ではこちらも同じ・・・まあ、ホッキョクグマほどにはまだ重みはないですけどね。

前妻のバナナちゃん（すでにお星さま）とは子宝に恵まれなかったひなた君、ミホちゃんとの２年目のペアリングでは交尾も見られたとのことでいよいよ今年はパパになる期待が膨らみます。

あのミホちゃんがママになるかも・・・実現したら嬉しいなぁ。

ほんと言うと将来のレッサーファミリーのためにも獣舎の整備、特に屋外放飼場の新設はお願いしたいのですが・・・世界遺産の中だけに難しいでしょうね。

でも、姫路市（動物園ではなく市は）は世界中の人が集まる世界遺産の中の動物園だけにちゃんと整備しないといけないと言う事を忘れないで頂きたいです。
レッサー舎は百歩譲っても、あのホッキョクグマ舎をホッキョクグマ飼育の本場であるロシア、カナダ、ヨーロッパの方が見られた時にどういう印象を受けるのか・・・。

ああ、言い忘れていました。

ひなた君とミホちゃん、今朝は別居でした。

桜と姫路城・・・絶景です。

満開の桜を見る度に日本に生まれたことを感謝せずにいられません。

姫子さんと桜。

姫子さんと桜と姫路城。

姫ズーから姫センへ、車なら２０分ほどの移動となります。

姫路セントラルパークの入園料は大人３５００円とレッサーに会いに行くにはちと高目・・・でも、こればっかりは仕方ないですね。

ウォーキングサファリ内のレッサー舎へ。

放飼場は佳佳（ジャジャ）ちゃん仕様に改修されていました。
大きい所では園路近くまで張り出してきていた木と櫓が撤去されていますね・・・まあ、佳佳ちゃんならずとも脱出が出来そうな近さでしたからね。

向かって右側の大きい放飼場にいたのが佳佳ちゃんです。
久しぶり、佳佳ちゃん！！

佳佳ちゃんは２０１４年７月１日長野市茶臼山動物園生まれ、昨年５月１９日に姫センにお嫁入りしてきました。
佳佳ちゃんが姫センに移動して来てから実は２度会いに来ているのですが、諸事情で２度とも会えず、佳佳ちゃんに会えたのは昨年の１月に茶臼で会って以来となりました。

左側の小さな放飼場にはトロ君です。

トロ君は２００４年６月２８日埼玉県こども動物自然公園生まれ、今年１３歳とは思えない可愛らしい顔立ちの男の子です。

トロ君には前妻のキララちゃん（すでにお星さま）との間にトロリ君（現、広島市安佐動物公園）、キラリちゃん（現、鯖江市西山動物園）の２匹の子供がおり、それぞれに孫もいます。

そんなイケメンおじいちゃん（おじいちゃんと呼ぶにはまだまだ若いけど）トロ君に嫁いだ佳佳ちゃん、１０歳差がありますが相性さえ良かったら年齢差は問題にはなりませんから。

とは言えトロ君の年齢を考えると、トロ君とのペアリングは来シーズンまでは勝負になると思います。

ママとパパ（ノンちゃんとチャオ君、共に現、茶臼山動物園）の可愛らしい所を詰め合わせた感じの佳佳ちゃん・・・本当に愛らしい女の子です。

そんな可愛らしい佳佳ちゃんですが、運動能力が高すぎて脱出の可能性があるとの判断で放飼場の改修が終わるまで展示を休止していました。
写真は佳佳返し・・・王子動物園にはミンファ返しもあるし、兵庫の女の子パンダは元気がありますね（笑）

こちらは以前からあったかな？

そんな、お転婆佳佳ちゃんの顛末は以下からどうぞ、

9月17日 展示中止、放飼場改修へ→ https://twitter.com/HcpSafari/status/777058482289729536
10月13日 展示再開→ https://twitter.com/HcpSafari/status/786463559039356928
10月17日 再び展示休止→ https://twitter.com/HcpSafari/status/787972822542929920
12月21日 時間限定で展示再開→ https://twitter.com/HcpSafari/status/811483867626414081
4月2日 展示再開→ https://twitter.com/HcpSafari/status/848454978935046144

トロ君が東屋から降りてきましたよ。

トロ君側の東屋もちょと改良されていました。

ちなみに、今日はトロ君側がバックヤードとの扉は締め切り、佳佳ちゃん側はバックヤード開放でした。

欠伸するホワイトタイガー・・・コユキちゃんかな？

コツメカワウソが１匹も出ていないと訝しんでいたら・・・全員チューブの中で寝てました。

爆睡コッツー。

佳佳ちゃん・・・もちろん毛並の関係ですが顔が長方形になってる（苦笑）

佳佳ちゃんも東屋から出て行動開始。

何とか東屋の上に登ろうと頑張っていました（笑）

お転婆さんもほどほどにね！！

気温が上がってきたようで、佳佳ちゃんバックヤードへ。

茶臼で屋外展示を経験せずに姫センに来たので暑さは他の子よりも苦手なのかもしれませんね。
キーパーさんもその辺りは折り込み済みのようですので今夏も上手い事乗り切ってくれると思います。

佳佳ちゃんがバックヤードに戻った後はトロ君が一人で営業活動していました。

ほんと２歳の女の子の佳佳ちゃんに可愛らしさで負けない１２歳男子ですね。

ドライブサファリを行くアニマルバスを発見！！

名前は分からないですけど、姫セン縁のキンタロウじいちゃん（現、浜松市動物園）の血縁の方なのでしょうね・・・目なんかそっくりですね。