栃木早春の山野草・・みかも山公園のカタクリ群生地をめぐります。

2017/03/25 - 2017/03/25

標高25m～229mの三毳山全体を利用したみかも山公園は、富士見台や中岳周遊・青竜ヶ岳の散策を楽しむ「ウォーキング派」にも、野草園やかたくり園・ヤマツツジの尾根を楽しむ「花見派」にも、わんぱく広場や冒険砦・わくわく滑り台に時を忘れる「わんぱく派」にも、家族みんなで一日中楽しめる栃木県最大の都市公園です。

２月中旬から４月上旬にかけて、フクジュソウ、アズマイキゲ、カタクリ、ニリンソウ等の山野草が次々と開花し、2月18日～4月2日まで「早春の花まつり」が開催されています。「かたくりの園」と「かたくりの里」ではちょうどカタクリとアズマイチゲが満開でした。快晴・微風のお天気にも恵まれ、最高の１日になりました。

万葉集東歌
　下野毛　みかもの山の　小楢のす　まぐはし児らは　誰が笥か持たむ
　（ 下野のみかも山に生えている　小楢の木のように　かわいい娘はいったい だれの妻になるのだろう ）

エリア 佐野(栃木)

みかも山公園の花マップです。

東口駐車場と岩舟特産館です。
みかも山公園の入園料と駐車料金は無料です。

緑の相談室（管理棟）です。

フラワートレインです。
南口広場、東口広場、西口広場・万葉庭園とわんぱく広場を結びます。

「野草の園」の散策開始です。
園内には木道が整備されています。

カタクリとアズマイチゲの群落です。

カタクリ（3月中旬～3月下旬）です。

カタクリです。
葉の間に伸びた地上部の高さ15cm前後で、花茎に花をつけうつむいて咲き、花被片は細長く、長さは約10cm、強くそり返っています。

アズマイチゲの群落です。

アズマイチゲ（3月中旬～4月上旬）です。

アズマイチゲです。
白い花を茎先に１つつけ、花径は３、４センチくらいで、アズマは「関東」の意味です。

アズマイチゲです。

キクザキイチリンソウ（キクザキイチゲ）です。

キクザキイチリンソウです。
アズマイチゲに比べ、葉には深い切れ込みがあります。

サンシュウです。

「かたくりの園」の散策開始です。
園内には散策路が整備されています。

フクジュソウ（1月下旬～2月下旬）の花がまだ残っていました。

ヤブレガサです。

ニリンソウ（3月下旬～4月中旬）の群落です。

ニリンソウの花は咲き始めです。

散策路沿いのシャクナゲです。
つぼみが少ないです。

キツネノカミソリ（7月下旬～8月中旬）の群落です。

かたくりの園は木道が整備されています。

カタクリの群生地です。
カタクリの園はキツネノカミソリが優勢です。

カタクリ（3月中旬～3月下旬）です。

カタクリです。

カタクリです。

「中岳」の散策開始です。
ヤマツツジの散策路が山頂まで続きます。

ヤマツツジ（4月下旬～5月上旬）です。

標高210mの中岳山頂です。

山頂のスペースは少ないです。

山頂から360度の展望を期待したのですが、ヤマツツジやコナラ、クヌギなどに遮られてイマイチです。

山頂から少し西側に下ると山頂休憩施設が有ります。

山頂休憩所からの風景です。

山頂休憩施設は、上が東屋と展望台で下がトイレです。
かたくりの園と野草の園を経由して東口広場に戻ります。

道の駅「みかも」で食事休憩です。
おとこセット980円です。ヘルシーカレーと佐野ネギラーメン、お茶、ケーキのセットです。ボリュームたっぷりでした。

午後はみかも山の「かたくりの里」の散策です。
管理センター周辺に臨時駐車場があり、カタクリの開花時期には500円払います。

ミズバショウです。

野外音楽堂です。

管理棟から徒歩５分で、カタクリの群生地に到着です。
みかも山の北斜面、標高60m～100m、約1.5ヘクタールに、カタクリの大群落が広がっています。

散策路が整備されています。
150万株以上のカタクリが自生していて、高さ10cmほどの茎の先に薄紫色の花を咲かせています

かたくりの園よりカタクリの密度が高いです。

カタクリ（3月中旬～3月下旬）です。

カタクリです。

薄紫色のカタクリです。

ピンクのカタクリです。

西日を浴びるカタクリの花です。

アズマイチゲの群落も見事です。
カタクリの群生地の上に広がっています。

アズマイチゲ（3月中旬～4月上旬）の群落です。

アズマイチゲです。

アズマイチゲです。

アズマイチゲです。