2017/01/09 - 2017/01/16
33位(同エリア1025件中)
TKさん
ずっと昔のままのアジアが残っている小乗仏教の国ミャンマ―。
女性はみんな日焼け止めのタナカがお似合いの小乗仏教の国、アウンサンスーチ―さんによってやっと民主化が始まった国、ミャンマ―。
皆さんサンダル履き、男性も女性もロンジーを腰に巻いてゆったり暮らしています。
女性たちがイラワジ河の桟橋で、髪の毛を洗っています。その隣では、奥さんが洗濯中。一緒について来た子供たちは、元気に川岸で水遊び。
雄大なイラワジ河の向こう側の山々には、そろそろ夕陽が。ゆったりした時間の流れの中で、宇宙と地球の境界線スカイラインが鮮やかに浮かび上がってくるころ。
夕陽にあたった黄金色のパゴダが鮮やかに一日の終わりを告げていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 航空会社
- ANA タイ国際航空 バガン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は成田からミャンマ―のヤンゴンへ。
いつもどおり、フライト情報を確認。 定刻出発とのこと。
ゲートナンバーが58Aと、このAが気になりましたが、やはり、空港の一番端っこからの出発。ラウンジから結構遠かったです。注意が必要。 -
機材はB767. 座席は 2-1-2の配置。
葉加瀬太郎作曲のANAボーディングミュージックに運ばれながらお席に。 -
食事の前にシャンペンをどうぞ。
-
はい、お願いします。フライトの楽しみはこれですね。オイシイ。
-
しばらく日本食は食べられないと思い、日本食をいただきました。
-
次の日に、早朝ヤンゴンからバガンへはこの飛行機。
カナダのボンバルディア社Qシリーズですね。この機材、事故が少なくない(否定の否定は肯定)ので有名ですが、無事故を祈って搭乗。 -
バガンに到着。
まずバガン遺跡が、一望に見渡せるバガンビューイングタワーへ。 -
お~~~!すごい。
どうです、この景色・眺望! -
イチオシ
緑の中のあちこちに点在する、バコダが一望に見渡せます。感動!
バガンのイメージどおりの景色です。(この言葉、表現力のなさを痛感しますが、言いたいこと単的に伝わるでしょう?!) -
さて、バガンには大きく分けて2種類のパゴダ、「仏塔」と「寺院」があります。
仏塔は仏舎利やブッダの遺骨を安置して造られたものです。一方、寺院は東西南北に入口があり、その4つの正面に仏像が祀られています。お坊さんが修業しているのが寺院です。一見同じに見えますが、全く違うんですね。ミャンマーへ行ってから初めて知りました。
ところで、ミャンマ―には墓がありません。死んだ人の墓を創るという思想がありません。
輪廻転生の考え方では、人間は死んだあとに魂が生まれ変わって、すでに天国や地獄に行った、と考えているのです。つまり、肉体は魂の入れ物に過ぎないのです。勿論、墓参りという習慣もありません。
このことも、ミャンマーへ行って初めて知りました。 -
街に行ってみましょう。
学校から子供たちをピックアップして帰る途中の家族の写真です。スクールカラーの緑のスカート半ズボンをはいていました。
皆さんサンダル履き&ロンジー(巻きスカート)です。 -
イチオシ
はい、出ました。「タナカを買いませんか?」とタナカをお顔に塗ったお嬢さん。
タナカ(後ろにたくさん並んでいる木)を売っています。
「どうやって塗るんですか?」と聞くと。 -
実演してくれました。
硯石のようなものに、タナカの木を水と一緒にすって、乳液みたいにします。これを顔に塗るんですね。
家内も顔に塗ってもらいました。ひんやりして、日焼けのほてりが取れて、大変気持ちよかったとのことです。 -
ここのお嬢さんも塗っています。お白いみたいですね。
-
ほら、マーケットの中の、ロンジー(巻きスカート)をきれいに着こなしたお嬢さんたちも、タナカを。
現地の気候に合った素晴らしい文化です。 -
次に行ったところは。バガンで一番大きいシュエズイグオン・パヤー(仏塔)。
長い回廊を歩いていきます。 -
入口には、仏教でいう31界の説明図。
今までは、六道(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界)しか知りませんでしたが、天上界の上に、さらにたくさんの界があるんですね。
一番上の、涅槃の世界に行くと、幸福ばかりがあふれているそうです。お釈迦様が、王子様という人間界の世俗的な価値観では最上位にある地位を未練なく捨ててまで、追及した世界です。そうだったんですね。やっと理解できました。 -
ここには、お釈迦様の歯が安置されています。
仏塔の上は、現在改装中。本来は金ぴかです。 -
コーナーには、怖そうなかつ愛嬌のある狛犬が。でも、良く見ると、お尻がちょっと大きくない?
理由は、コーナーの右側から見ても、左側から見てもうまくハマル構図になっているからですね。 -
さて、これはなんでしょうか?答えは禁止事項一覧表です。
ミャンマ―の寺院や仏塔に入るときは、靴・靴下を脱いで参拝します。
もちろん、短パンやタンクトップなんてもってのほかです。 -
ほら、みなさん裸足ですよ。
でも、鳩の糞などが落ちているときがあるんで、気を付けましょう。 -
建物の屋根も金ぴかピカピカ。
良く見ると。。。次の写真へ、 -
屋根には、いろいろな想像上の動物が彫られています。
じっくり見ていくと面白いですよ。これはガルーダ。 -
写真の下のほうには、頭が牛で体が大きな魚になっている怪物が睨んでいます。
見ていると飽きません。 -
お腹が減ったので、村のレストランヘ。
-
まず、ミャンマービールを。1月は、ミャンマー観光のベストシーズン。20度くらいの快適な気候で、ビールのおいしい暑さです。
ドイツ系のビールで、大変おいしかったです。
滞在中ビールはすべてミャンマービールを頂きました。お勧めです。 -
チキンのから揚げ、豚肉炒め。中華系の料理で、日本人のお口にも合います。
ところで、「美味しい!」をミャンマー語では「いやらしいでー!」と言うんですよ。この「いやらしいでー!」の発音ですが、関東弁のようにすまして発音するのではなく、ちょっといやらしい関西のおっさんが本心から「ヤラシィデェ~~!」と発音すると通じます。
その後、ミャンマ―のレストランでは、「ヤラシィデェ~~!」と連発しました。いつもウエイトレスさんからはうれしそうな微笑み返しが。。。。。 -
このサラダも、「ヤラシィデェ~~!」
-
その後、早めのホテルチェックイン。
今日からエーヤー・リバー・ビュー・ホテルへ2泊します。 -
部屋もきれい。
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バスタブもゆったり。窓からイラワジ川(エーヤーワディ・リバー)が眺められます。
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洗面所もゆったり。
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タオルも清潔
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シャワールームも別途あるし。快適でした。
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部屋の窓からは、イラワジ川が見えます。
村の人たちはこの川で、洗濯をしたり、身体や、髪の毛を洗ったりしていました。子供たちは一日中水遊び。
のどかな、昔ながらの時間が止まったような景色が楽しめます。 -
その隣は、河の向こう側との渡し船が停泊中。のどか。
-
イチオシ
夕刻になって、ホテル近くのプー・パヤーには満月が。
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ホテルでは、サンセットハッピーアワーが始まります。
皆さん、気に入りの場所に陣取り、カクテルやワインを飲みながらサンセットを鑑賞。 -
私達も、夕焼けの始まるイラワジ川を背景に、乾杯!
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雄大なイラワジ河の向こうの山波に夕陽が、燃えるような橙色に輝きながら、ゆっくりと沈んでいきます。
言葉では言えないほどの厳かなサンセットショーが鑑賞できました。 -
沈んだ後の静寂の余韻も楽しめました。
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ホテルのプールの上にも、満月が、夜の始まりを告げていました。
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翌日は、バガンの南50KMにある、ポッパ山へ。
途中、ヤシから造る黒糖を実演販売している休憩所へ寄ります。
このヤシの樹液から黒糖ができるのですよ! -
樹液を集めて煮込みます。
-
はい、ヤシの黒糖の完成です。味は、結構美味しかったです。
ちょっと、ザラザラ感が残っていましたが、
まあ、「ヤラシィデェ~~!」(ミャンマ―語でおいしい) -
これは、特産のゴマ油を作っているところ。
まず、牛の力を利用して、石臼でゴマを摺ります。 -
ゴシゴシと。
-
ほら、貴重なゴマ油が搾り出てきましたよ!
-
バガンからでこぼこ道を1時間ほどで、やっと、ポッパ山へ到着しました。
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頂上のお寺には777段の階段を裸足で登っていきます。きつそう。
しかも、結構野蛮なサルがいて危険なので、パス。 -
イチオシ
山頂の寺院に行く代り、
隣の山の頂にある、ポッパ・マウンテン・リゾートホテルからの景色のほうがはるかに素晴らしい眺望が見えますよ。 -
ここのホテルのレストランから、美味しい昼食と同時に、素晴らしい眺望が楽しめます。
-
一番景色のよい、ポッパ山が観えるコーナーのテーブルを予約できました。
ラッキー! -
登らなくても良く観えます!楽ちん楽ちん。根性ナシ、と言われそうですが。。。
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このホテルからは雄大な景色が楽しめます。ここは、外せませんね!
-
さて、ミャンマーといえば、お坊さんの托鉢。
翌日、マンダレーの托鉢の行列を見に行きました。
まだ若い少年僧侶のこの凛々しいお顔。厳しい修業に頑張っているのでしょう。 -
イチオシ
後ろから見ると、一休さんのようなつるつるの坊主頭。(坊主なんだから当たり前?)
手には托鉢を入れるお櫃が。みんなピカピカでした。 -
ここで、寄進者たちから食事をもらいます。
一言もしゃべらないでじっと順番を待っていました。
後ろの白装束のお坊さんたちは、まだ10歳にもなっていない感じです。遊びたい盛りなのに。。。エライ -
ここは、マンダレーヒル。
南参道の入り口を守っているのが、この白ライオン。 -
一番上の展望台には、マンダレーヒルで一番人気の、ムイジーナッカウン(2匹の大きい蛇。コブラ)。
いつもお口にお布施をしっかりくわえています。 -
金ぴかの、スタウンビー・パヤー。
バックの壁が、私のスカーフの色となんかあいそう。 -
この向こうには、日本人兵士の墓があるということで、行きました。
-
うっそうとした、林のはずれに、その日本人兵士の墓がひっそり建っていました。
-
日本人が来ると、現地の人が来てお線香を持ってきてくれます。
墓の掃除も始めます。
そのわざとらしい振る舞いがちょっと気になりましたが、同時に感謝の気持ちも、湧いてきます。
彼に、チップを渡して、お線香をあげてきました。 -
太平洋戦争、ビルマ(ミャンマー)でイギリスと日本軍は壮絶な戦いをしていた。
無謀な戦線拡大で、18万人という多くの日本兵が亡くなったそうです。
悲惨な終戦時のビルマ戦線の様子は有名な映画「ビルマの竪琴」で垣間見ることができます。 -
マンダレーヒルの夕焼け。
-
イチオシ
平和のありがたさ感じますね。
-
おしまいの一枚は、これ。
なんと、ミャンマ―では日本の中古車が大活躍。しかも、日本文字を消す暇もなく大活躍です。
日本からの工場進出が活発になり始めたミャンマーのこれからの大発展が期待できます。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- いつのんさん 2017/03/27 13:53:57
- 最高の時期に訪問されたようで・・羨ましい!
- TKさん、こんにちは。
いい気候の時にゆっくりとミャンマー廻られたようで流石です。
バガンタワーはエレベーターであっという間に展望台迄行けて
危険そうな仏塔に登らないでも良い景色見れますよね。
ホッパ山近くの寺院も登らずにマウンテン・ホテルから見られたようで(爆)
私は20度位だったら登ったかも?
GWは40度超えてました(涙)
川沿いのホテルも景色が良さそうですね。
さぞビールも美味しかったのでしょうね!
この後はゴールデン・ロック辺りでしょうか?
続編もとても楽しみにしております。
いつのん
- TKさん からの返信 2017/03/28 17:48:48
- RE: 最高の時期に訪問されたようで・・羨ましい!
- いつのん さん
メッセージありがとうございます。
いつのんさんのバガン旅行記の情報があったからこそ、
バガン訪問を一月に決めました。
ありがとうございます。(ぺこり)
本当にいつのんさまさまです。
一月は、暑くもなく、寒くもなく、ベストシーズンでした。
朝は、長袖が必要なくらいでしたよ。
バガン。期待以上の感動的な仏教文化ですね。
私達は、いつのんさんのような宗教的な理由(いい理由ですね)じゃなく、猿の恐怖から、ポッパ山に登りませんでした。
マウンテン・リゾート・ホテルからのポッパ山と近辺の眺望素晴らしかったですね。
最初からここへ行って泊まってゆっくりするのもいいかも。
いつのんさんは、バガンタワーのあの隣のホテルに泊まったのですか!
すごい豪華ですね。
バガンタワーって、結構すいていて、穴場ですね。
ガソリン(お飲み物)補給しながら360度展望の場ガンを眺めるのも最高。
> 川沿いのホテルも景色が良さそうですね。
> さぞビールも美味しかったのでしょうね!
==>はい、イラワジ川とその先の山脈を眺めながらのサンセットハッピーアワー最高でした。ビール何杯飲んでも10ドル(おつまみもお変わり自由)で、青色から橙色へ変わる雄大な景色と川辺の気持ち良いそよ風が最高でした。
> この後はゴールデン・ロック辺りでしょうか?
==>すいません、その後はヤンゴンに行ったのですが、ゴールデンロックへは行かず、バンコク経由ハミルトン島へ行っちゃいました。期待に沿えず、すいません。
いつも楽しく有益な旅行記ありがとうございます。
次の旅行記、楽しみにしています。
by TK
-
- GuteReiseさん 2017/03/26 15:50:18
- バガン行くしかない!
- TKさん
バガン、びび〜んと来ました。
ベスト・シーズンは1月ですね。
いやらしいでぇ〜!
グ〜テ・ライゼ
- TKさん からの返信 2017/03/28 20:04:30
- RE: バガン行くしかない!
- グ〜テ・ライゼさん
グーテン ナハト
メッセージありがとうございます。
バガン、ぜひ行ってください。ヨーロッパとは、まるっきり違った世界が楽しめます。
でも、いつものように、レンタカーでなく、現地のツアーで、良い車に乗ってくださいね。道が悪いし、山道で、故障したら大変です。
人々は、やさしく、時間の流れもゆっくりした感じで、癒されますよ。
ところで、グ〜テ・ライゼさんのヨセミテの旅行記、大変懐かしく拝読しました。
ヨセミテには10回ほど行ってます。(4Tに旅行記を載せています)
春・夏・秋は行ってますが、冬は行ってません。
冬もあんなに綺麗だったんですね。
行けばよかった、と少し反省しています。
バガン、是非行ってくださいね。
今後ともよろしくお願いします。
by TK
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