ひと足早い涼を求めて～道央・積丹（前編）

2016/07/15 - 2016/07/17

１年なんてアッと言う間だなぁと、旅行記を振り返る度に思ってしまいますが、記憶に残る美しさは、昨日のことのように、鮮明です。これは、そんな旅行記のひとつです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

道央の旅と言えば、
おしゃれな小樽や富良野・美瑛といったところが頭に浮かびますが、今回は、以外にもまだ足を運んでいない、積丹半島へ行ってきました。
この時期の北海道の気温は２２～２３度。
続く断崖絶壁の見事な景観に、ひと足早い夏を満喫してきました。

前編は、初日から2日目午前までの旅程です。

エリア 積丹半島(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、大阪（伊丹）を発って、10時過ぎに新千歳空港に到着した私たち。
ここからは、レンタカーで、まずは支笏湖へ向かいます。

ナビに合わせて、走り始めます。
最近のナビは、逆らうと、指摘される~_~;

しばらくすると、街中を外れ、R２７６で支笏湖方面へ。まっすぐな道なりに、来たね～北海道！

40分程でしたでしょうか・・・支笏湖に到着しました。これから、観光船に乗って、湖中の柱状節理を見学します。

ご存じの方も多いかと思いますが、
支笏湖は、日本最北にある不凍湖で、摩周湖やバイカル湖にも負けないくらいの透明度を有しています。アイヌ語の「シ・コッ」（大きな窪地）が湖の名の由来だそうですが、諸説いろいろあるみたいです。

マス類の群れの向こうに、柱状節理が見えてきました。

火山国日本では、各地でみられる柱状節理ですが、（最近では伊豆の河津七滝でみましたが・・・）このように、水中で観られるのは、珍しいですね。
マグマが冷却固結するときに、収縮して生じるのが柱状節理ですが、自然の成せる業は、なんて素敵なんでしょう！

水面からの柱状節理もうっ美しい

さて、そんな支笏湖を満喫したあとは、
今宵の宿のあるニセコへ向かって、車を走らせます。

途中、道の駅フォーレスト２７６大滝で、昼食をとります。

ここの名物は、この窯で焼く手作りピザらしい

それがこのピザ。
名づけて、ジオパークピザというんだそうです。

お腹もいっぱいになったところで、再びニセコへ向かって車を走らせます。
おー、ジャガイモの花が、綺麗だなぁ。

私たちの車以外、走ってないよ〜

道の駅が好きなので、ついつい立ち寄ってしまいます。ここは、道の駅名水の郷きょうごく。

これでもか！というくらい、湧水が噴出しています。名づけて、ふきだし公園というらしいのですが・・・。

ホンマ、噴出してるわ～

寄り道ばかりしていると、夕方になってしまいました(๑>◡<๑)そろそろ、宿へチェックインしなくては・・・。

なんて思っていると、小雨が降ってきました。
道なりに、綺麗な花畑…💚

ニセコの駅舎にお立寄り。可愛い感じだったので、1枚撮らせていただきました。

折角なので、駅構内も見学。ニセコ大橋が見えました(^^♪

駅前に咲いていたラベンダー。富良野に負けないくらい、良い香りでした╰(*´︶`*)╯♡

寄り道しまくって、ようやく、今宵の宿「ニセコノーザンリゾートアンヌプリ」に到着しました。

ロビーは吹き抜けて、奥には暖炉がある素敵なホテルです。温泉もあり、ゆっくりと旅の疲れを癒せました。

こうして、北海道の初日はゆっくりと更けていきました。

ここからは、2日目の行程前半です。

ニセコパノラマロードで、
大湯沼・神仙沼と、周っていきます。

※ホテルの玄関にあった可愛い白樺のオブジェ

ニセコ連山を眺めながら、車は走る～

雲の並びが面白そうだったので、ちょっと撮ってみました。くもジィじゃ～

大湯沼に到着です。
他には誰もいません。静かです。

大湯沼は、日和山が噴火したときの爆裂火口跡で、
沼底では、約130度の硫黄泉が噴出しているんだそうです。昔は間歇泉で定期的に数メートルの噴湯があったらしいのですが、硫黄の採掘で構造が崩れ、今はもう噴き出すことはないみたいです。

それにしても、
辺り一面、硫黄のにおいでむせかえりそう…

くっ、臭いわ・・・。

さて、大湯沼を後にして、神仙沼へ、参りましょうか。

神仙沼は、チセヌプリ溶岩台地にある神仙沼湿原の中で最大の沼らしく、加えて、ニセコ山系の沼の中でも、最も美しい沼だそうです。

湖の名は、日本のボーイスカウト生みの親下田豊松氏が、「皆が神、仙人の住みたまう所」と感銘を受けて命名したのだとか。

自然保護を目的としたバリアフリー化の木道が敷設されているので、気軽にトレッキングが出来ます。

ダケカンバの倒木。雪の重みで、こうなったのんだろか？

束の間の夏を楽しむように、植物たちが、活き活きとしてみえます。

沼の水面がみえてきました。
今日は、本当にいいお天気。
午前中とあって、気持ちがいいです。

草花たちも、ようこそと迎えてくれているよう。

綺麗だな…

沼全体は、とても広く、開放的です。

水面は、透明度が高く、鏡のよう。

7月は、
ヒオウギアヤメやゼンテイカが見頃です。

そうこうしていると、着きました。
知床では、羅臼湖で残念な思いをしたので、
今日は、とても悦な気分！

神仙沼の概要です。

無風で快晴であれば、とても青く映ります。

もこもこ～

秋の紅葉も綺麗だそうで、機会があれば、また訪れたいものです。

さて、神秘的な美沼を見学できたところで、神仙沼を後に、いよいよ積丹半島へ向かいます。

後編へ続く。

この旅行記へのコメント （5）

• わんぱく大将さん 2016/09/01 23:51:54

  自然の美しい」こと

  旅　愛子さん
  
  夏の北海道、私も何度か行きましたが、いいですよね。　でかいです、自然が豊富です。　まあ、開拓時代は大変だったでしょうが。
  
  ところでボーイスカウトの生みの親って、イギリス人では？　Ｂ　ハウエルっていうおっさんだったような？？？　自然史博物館の横に彼の銅像が立ってたように。　もしかして違ってました？？　うら覚えなんで。。。
  
  　大将

  旅　愛子さん からの返信 2016/09/15 20:21:20

  遅くなってスミマセン(^◇^;)

  > 旅　愛子さん
  >
  > 夏の北海道、私も何度か行きましたが、いいですよね。　でかいです、自然が豊富です。　まあ、開拓時代は大変だったでしょうが。
  >
  > ところでボーイスカウトの生みの親って、イギリス人では？　Ｂ　ハウエルっていうおっさんだったような？？？　自然史博物館の横に彼の銅像が立ってたように。　もしかして違ってました？？　うら覚えなんで。。。
  >
  > 　大将
  
  大将さんへ
  
  初秋を迎えて、ようやく涼しくなってきましたね(⌒▽⌒)
  お返事遅くなってしまい、スミマセン…
  北海道は、おっしゃる通り、
  どこも、開拓時代は、大変だったと思います。
  北海道の至るところに、各地方の名前がついているので、
  当日を想像しながら、巡るのもいいかもしれませんね。
  
  ところで、ボーイスカウトの件ですが、
  立て札を読み返しましたところ、日本の…が言葉足らずだったようです。
  誤解させてしまったようで、申し訳ありませんでした。
  
  これからも、よろしくお願いします。
  
  旅 愛子より

  わんぱく大将さん からの返信 2016/09/22 21:58:38

  RE: 遅くなってスミマセン(^◇^;)

  > > 旅　愛子さん
  > >
  > > 夏の北海道、私も何度か行きましたが、いいですよね。　でかいです、自然が豊富です。　まあ、開拓時代は大変だったでしょうが。
  > >
  > > ところでボーイスカウトの生みの親って、イギリス人では？　Ｂ　ハウエルっていうおっさんだったような？？？　自然史博物館の横に彼の銅像が立ってたように。　もしかして違ってました？？　うら覚えなんで。。。
  > >
  > > 　大将
  >
  > 大将さんへ
  >
  > 初秋を迎えて、ようやく涼しくなってきましたね(⌒▽⌒)
  > お返事遅くなってしまい、スミマセン…
  > 北海道は、おっしゃる通り、
  > どこも、開拓時代は、大変だったと思います。
  > 北海道の至るところに、各地方の名前がついているので、
  > 当日を想像しながら、巡るのもいいかもしれませんね。
  >
  > ところで、ボーイスカウトの件ですが、
  > 立て札を読み返しましたところ、日本の…が言葉足らずだったようです。
  > 誤解させてしまったようで、申し訳ありませんでした。
  >
  > これからも、よろしくお願いします。
  >
  > 旅 愛子より
  
  旅　愛子様
  
  こちらこそ、細かいことですみません。　試験にでるわけじゃなく、そんな目くじらたてんでも。　ほんと小舅ですんません。そんな気なかったんですが。
  
  　大将

• ダメちゃんさん 2016/07/21 08:22:31

  〜良い時期に行かれましたね〜

  旅　愛子さんへ
  
  たいへんご無沙汰しております。
  道央・積丹半島旅行記の前編を、楽しく拝見しました。
  北海道からの涼しげなお便りをありがとうございます。
  お元気そうなので、安心しました(^^)。
  
  このエリアは私も訪れたことがあり、遠い思い出がよみがえってきました。
  でも、支笏湖の観光船は見ただけで、実際に乗船して湖底の柱状節理を観た事がありません･･･自然の美しい光景が楽しめるのですねぇ。
  
  ニセコへ向かう途中の「ジャガイモの花畑」も素晴らしいですね〜
  なんと、ラベンダーの花も元気に咲いているではないですか！
  富良野に負けない農園風景を楽しまれましたね。
  
  ニセコのホテルも女性好みの落ち着いた雰囲気ですね〜
  また、素晴らしい青空の下での「神仙沼ハイキング」は、人と自然が共存できる楽園のように感じました。
  では、後編「積丹半島編」も拝見させていただきます。
  
  〜うらやましさ100％のダメより〜
  

  旅　愛子さん からの返信 2016/07/21 12:16:19

  RE: 〜良い時期に行かれましたね〜

  > 旅　愛子さんへ
  >
  > たいへんご無沙汰しております。
  > 道央・積丹半島旅行記の前編を、楽しく拝見しました。
  > 北海道からの涼しげなお便りをありがとうございます。
  > お元気そうなので、安心しました(^^)。
  >
  > このエリアは私も訪れたことがあり、遠い思い出がよみがえってきました。
  > でも、支笏湖の観光船は見ただけで、実際に乗船して湖底の柱状節理を観た事がありません･･･自然の美しい光景が楽しめるのですねぇ。
  >
  > ニセコへ向かう途中の「ジャガイモの花畑」も素晴らしいですね〜
  > なんと、ラベンダーの花も元気に咲いているではないですか！
  > 富良野に負けない農園風景を楽しまれましたね。
  >
  > ニセコのホテルも女性好みの落ち着いた雰囲気ですね〜
  > また、素晴らしい青空の下での「神仙沼ハイキング」は、人と自然が共存できる楽園のように感じました。
  > では、後編「積丹半島編」も拝見させていただきます。
  >
  > 〜うらやましさ100％のダメより〜
  >
  
  ダメちゃんさんへ
  
  いつもコメントありがとうございます！
  今回は、当初礼文島を検討していたのですが、
  休みの日数と、飛行機の予約加減で、調整がつかず、
  まだ行ったことがない！ということで、積丹半島になりました。
  
  が、ホントに行って良かったです。
  ニセコ連山をバックに、ジャガイモの花を予定してましたが、
  あいにくの曇り空で撮れませんでした。
  でも、満開のジャガイモ畑を撮れて良かったです。
  あと、
  沼好きの私としては、今回は悦でした。
  知床では、３時間かけて、撮れませんでしたから(^◇^;)
  北海道の夏は短いですが、良い時期に訪れることが出来て、
  感謝です。
  これで、秋までしっかり仕事頑張れますW
  
  旅 愛子より