春のレッサーパンダ紀行【９】 仙台市八木山動物公園　寒さと強風と・・・超絶可愛いクルミちゃんとスモモちゃん！！ そして、超絶楽しいカイ君とポーラちゃん！！

2016/04/17 - 2016/04/17

東北遠征２日目の今日は仙台市八木山動物公園を訪問です。
一昨年のコウメちゃん＆スモモちゃんの公開初日に、園のなんの工夫もない、何の考えもない理不尽な観客誘導に心底がっかりして観覧を切り上た時以来ですから約１年半ぶりの訪問です。

今日はもともと飛行機の時間の関係で長居が出来ない前提で来ましたが、更に時折の大雨と強風、そして、それに伴う寒さに負けて本当に短い滞在となってしましました。

でも、超絶可愛らしいクルミお母さんと娘のスモモちゃんに会えましたし、カイ君とポーラちゃんのとても楽しいシーンにも出会えたので満足です。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 仙台(宮城)

本日の訪問園は仙台市八木山動物公園。

地下鉄東西線が延伸され、仙台駅から八木山公園駅まで１２分・・・便利になりました。
八木山動物公園駅からエレベータで屋上階まで上がると目の前が西門です。

八木山動物公園の入園料は大人４００円、近々４８０円にアップするそうです。

開園と同時に入園しましたが、それと同時に雨足が強くなりました。

ここ最近は東門から入りレッサー舎や猛獣舎周辺を回ることが多かったので、西門から入りアフリカ園を通るととても新鮮な気分です。

東園に入り、フタコブラクダのラフちゃん。

確か天王寺から移動した子ですよね。

強い雨と風で桜が舞い散るレッサーパンダ舎へ。

現在、八木山動物公園には４匹のレッサーパンダが暮らしています。

左側の放飼場ではスモモちゃんとシュララちゃんが交代展示。
午前のこの時間はスモモちゃんの展示です。

スモモちゃん、お久しぶり！！

スモモちゃんとコウメちゃん（現、愛媛県立とべ動物園）のお披露目の時以来の再会です。

お顔立ちはお母さん譲り、体型＆毛色はお父さん譲りかな？

とっても可愛らしいお嬢さんに成長していました。

右側の放飼場はスモモちゃんのご両親のティエン君とクルミちゃんの同居展示です。

朝一から木の上で眠っているのがティエン君、アスレチックの上で毛繕いしているのがクルミちゃんです。

クルミちゃんもお久しぶり！！

お母さんの栃ちゃん（現、旭川市旭山動物園）譲りのエキゾチックなお顔立ちと濃い毛色・・・相変わらず可愛いなぁ。

ティエン君のお顔が見たい・・・。

メイン放飼場横の予備放飼場はリク君が天国に旅立って以降は使用されていないようでした。

秋吉台サファリから１３歳で仙台に移動してきたリク君。
八木山での生活は３年程と短ったですが、可愛らしい姿をたくさん見せてくれました。

飼育動物の訃報をこれまでほとんどＨＰで告知してこなかった八木山動物公園ですが、リク君の訃報はＨＰで告知され、そこから少し流れが変わったように思えます。

飼育している動物が亡くなるのは当たり前の事であり、ファンはもちろんそれを心の奥底で覚悟しています。
ファンが一番悲しくなるのは、応援してきた個体が亡くなった時に、それすら知らされず、見送ってあげれなかった時なのです。

毛繕い完了・・・クルミちゃん始動です！！

ティエン君のすぐ横で竹の葉を食べるクルミちゃん・・・「ティエン君を起こしてよ」ｂｙファンからの心の叫び

あっ、クルミちゃんの気配を感じたのかティエン君が一瞬だけ起きました・・・が、再び体勢を変えてお寝む・・・。

スモモちゃんはほとんど立ち止まることなく放飼場を走り回っていました。

行動範囲がとても広いので気づきにくいですが、執拗に走り回っていますのでこれは一種の常同行動なんでしょうね。

この常同はなんとか工夫で回避してあげたいですね。

具体的にはいい案は思い浮かびませんが・・・試しに、クルミお母さんとの同居の再開、荒療治かもしれませんがシュララちゃんとの同居、展示場所を予備放飼場に変える、等どうでしょうか？

それにしても、本当に美しい娘パンダに成長してくれました。

雨足が更に強くなってきましたので、屋根のあるホッキョクグマ舎に避難しました。

今日はとても涼しく（寒く）、雨足も強くカイ君とポーラちゃんのテンションはかなり上がっているようです。

以前もプールで遊びまくるカイ君＆ポーラちゃんを見たことがあるのですが、今日も見れそうな気がします！！

まずは２頭で追いかけっこ！！

２頭で遊びながら、お客さんへのサービスも忘れません。

レッサーもホッキョクグマも飼育環境の中でいきいきと遊ぶのが魅力の一つですが、お客さんへのサービスと言う意味ではクマ科の皆さんはさすがに頭一つ抜け出ていますね。

なんだか日本の動物園には思えない光景ですね。

カイ君＆ポーラちゃんの放飼場とは別の放飼場で暮らしているナナさんもお元気そうです。

現在、３１歳のおばあちゃんですが、年齢を感じさせない毛並と動きでした。

ちょっと常同が多いのが気になりましたが・・・もう若い個体ではないので、なにか落ち着いて頭を使って遊べるおもちゃなんか与えられないですかね？

猛獣舎の中にあるホッキョクグマ舎の壁には昨年１２月に名古屋市東山動物園から移動してきたスマトラトラのクンデ君を歓迎する額が飾ってありました。

そんな訳でスマトラトラ舎へ。

スマトラトラは３頭の交代展示で、朝はアイナちゃんの担当です・・・、

って、君はクンデ君だよね？

トラの個体識別に自信はありませんが、お顔の柄を見る限りこの子はクンデ君のように思えました。

クンデ君は元気いっぱいに放飼場を散策していました。

ホッキョクグマ舎に戻ると、カイ君とポーラちゃんの豪快な遊びが続いていました。

こんな楽しいものを目の前で見れるなんて・・・これだから動物園通いはやめられません。

それにしても仲のいいお二人。

同い年の１１歳同士で相性もいい・・・どうしてもこのペアには繁殖を期待してしまいますね。

そろそろ機は熟してきているように感じます・・・年末に期待したいです。

雨足が弱くなったのでレッサー舎へ。

ティエン君はまだ眠っていますね。

クルミちゃんが少しぶつかってティエン君が顔を上げました！！

ありがとう、クルミちゃん（笑）

今日撮れたティエン君はほんと数枚だけ・・・正面向いてくれたことも一瞬だけあったのですが、雨粒にピントを持っていかれてピンボケ（涙）

まあ、綺麗で上手な写真なんか撮れなくても、そこに元気に居てくれることが大切だから、それはそれでいいんです。

雨足は強くなったり弱くなったりですが、時ならぬ寒さは変わりません。
今日は早目に引き上げることにしましたが、やはり今日はここを見て帰らない訳にいけません・・・。

チンパンジー舎。

まだ、正式にはチャチャ君がどこからどうやって脱出したのかは検証が終わっていないようですが、素人の目から見るとどうやっても脱出は出来なそうな構造に見えました・・・でも、チンパンの運動能力の高さは人間の想像を遙かに越えるんでしょうね。

帰りは東門から出て八木山公園駅まで３分ほど歩いてみました。

僕の様に東園メインの方はこちらからのアプローチがいいかもしれませんね、でも、普段なかなか見に行かない西園を通る西門からのアプローチもとてもいいと思いました。

そのまま海外出張に出るために仙台空港から成田空港へ。
全日空３２３４便は成田空港強風のあおりと、海外の航空会社の便がミニマムフューエルでエマージェンシーを掛けて優先着陸となったことで、九十九里沖で１時間の空中待機・・・乗継の国際線にはなんとか間に合いました。

久々に７３７−５００イルカちゃんに乗りました。


ＡＮＡ３２３４　仙台→成田　３５４ＰＰ
（２０１６年トータル　３６７９２ＰＰ　内 ＡＮＡ　２３３７５ＰＰ）