2016/04/16 - 2016/04/16
103位(同エリア497件中)
コージ☆さん
2週間前に,日本三大桜の一つ『実相寺の山高神代桜』を見てから,『三春の滝桜』も見たくなって,日帰りで行って来ました
数日前から,開花状況と天気予報をチェックして,「よし,天気は良さそうだし行くなら明日しかチャンスがない!」と,前日に作戦決行!?を決めました
滝桜だけじゃなくて,『福聚寺』も御参拝です
このお寺は,芥川賞を受賞した玄侑宗久さんが住職を務めていて,三春に来たからには寄りたかったお寺でした
※ 開花情報やライブカメラは,三春町のホームページにアップしていました
http://www.town.miharu.fukushima.jp/
※ 芥川賞作家・僧侶「玄侑宗久さん」の公式サイト
http://genyu-sokyu.com/
- 旅行の満足度
- 5.0
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東北新幹線の始発(東京駅発6時4分)に乗って郡山へ
前日も残業で,1週間分の疲れがたまってるけど,こういう時は元気になるってフシギ〜
郡山で,ローカル線に乗り換えて,8時過ぎには三春駅に到着です
意外に東京から近くて,これなら毎年行けそう!?郡山駅 駅
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三春駅に降りたら,線路沿いは桜が満開で,この桜たちに会えただけで来た甲斐ある〜
三春駅 駅
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梅と桃と桜が同時に咲くから,「三春」という地名になったという俗説もあるそうですが,ま,とにかく綺麗な地名ですね〜
三春駅 駅
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便利なことに,三春駅から『滝桜号』という直行バスがけっこう出ていて,バスに乗る行列に並びながら,滝桜号乗車券をスタッフから購入
往復チケット+観桜料金込みで1,000円,別個に買うより340円もお得!でした
スタッフの誘導や案内は,適格・親切で非常に好感を覚えました -
バスのラッピングも,滝桜でテンション上げてくれる演出〜
通勤電車並みの大混雑を覚悟してましたが,満開を少し過ぎたので,意外に観光客は多くなかったです -
滝桜に向かう途中も,「これが滝桜?」って思わせるような立派な枝垂れ桜もありました
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三春駅から15分ほどで,滝桜の駐車場到着〜
奥に入場ゲートがあります
滝桜を見るための「観桜料」300円を払った人しか入れません…
花見でおカネ払うって初めて〜 -
今年の滝桜の状況は,開花が4/4,満開が4/10〜4/13,散り始めが4/14〜,葉桜になったのが4/18でした
わたしが訪れたのは散り始めて2日目
ギリギリセーフでした -
道路からすぐに滝桜が見られると思ったら,入場ゲートから“参道”のような道を5分以上歩きます
沿道には,唐辛子や地元の野菜や木々の苗などなど,「ここは朝市か?」と思うくらいでした -
出た〜っ!これですね〜!大っきい〜
いきなり近くへ寄らず,もったいぶって,まずは,遠景から眺めます
滝桜の周りは,ぐるっと一周できるようになってますね〜三春滝桜 名所・史跡
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近くに行って“観桜”
大きく広がった枝ぶりが,お見事♪
アホの子みたいに,口を開けて見上げてました…
「日本三大桜というだけあって,とにかく,でっか〜い!」三春滝桜 名所・史跡
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散り始めで,多少,緑も見えますが,十分きれいです
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幹の前に,小さな祠がありました
うろ覚えですが「瀧桜大明神」だったか…
とにかく,滝桜自体が,神様なんですね〜三春滝桜 名所・史跡
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この桜は紅枝垂れで,うす〜いピンクがカワイイ
それにしても,散り始めで,この枝垂れっぷりなんだから,満開だっらスゴいことだったんでしょうね〜三春滝桜 名所・史跡
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時間はたっぷりあるから,とりあえず滝桜の周りを1周してみます
もちろん,見る角度によって表情や花のボリューム感が違います
滝桜の正面を,時計の6時としたら,この辺は1時くらいの方向
桜もいいけど,この辺は菜の花がいっぱいきれいに咲いてます三春滝桜 名所・史跡
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滝桜の裏に丘があって,そこの桜も見事なので登ってみます
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滝桜に負けず劣らず見事な桜のトンネル!
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安達太良山の,たおやかな姿が美しい〜
どこかのおばちゃん同士が,「あの山,アダタラ山,あれよ,あれ,ちえこさんの〜,ほら,滝廉太郎の,ほら…」
それを言うなら,「東京には空がないといふ,でお馴染み『高村光太郎の智恵子抄』でしょ!滝廉太郎は,♪春のうららの 隅田川でしょ!」って,ツッコミ入れたくなりました…安達太良山 自然・景勝地
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また,どこかのおばちゃんの会話「まぁ,あの桜きれいね〜,下にお墓があるからカルシウムたっぷり吸って咲いてるのね〜」「や〜ね〜,ぎゃはははー!」だって!
おばちゃん,おそるべし! -
丘の向こうには,お稲荷さんの桜もきれい〜
東京の桜は終わっちゃったので,この時期に満開の桜を見られてラッキー! -
見事な筆遣いの石碑が並んでました
むかしから信仰があったんですねー -
丘から降りてきて,滝桜の向正面です
菜の花はきれいだけど,枝垂れ桜は,上からよりも下からでしょうね〜
もう1周します三春滝桜 名所・史跡
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滝桜は,樹齢1000年以上!枝張りは東西に22mで南北に18mだそう
ま,そういう数字よりも,この存在感!
天然記念物で,「日本三大桜」の一つです
ちなみに,日本三大桜とは,この桜と山梨県北杜市の『実相寺/山高神代桜』,岐阜県本巣市の『淡墨桜』で,2週間の間に,2つ見てしまった
※ 実相寺/山高神代桜
http://4travel.jp/travelogue/11118969三春滝桜 名所・史跡
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滝桜を見ながらピクニックって,いいね〜
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今日は快晴で絶好のお花見日和♪
というか,晴れていたので,来たんですが…
向こうの丘の桜と菜の花の存在感もスゴイです -
最後にもう一度眺めて,帰ることに
満足して,よかった,よかった!三春滝桜 名所・史跡
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駐車場へ戻る途中の“参道”わきに広場があって,色んな食べ物屋さんがありました
どこで,何を食べようか目移りしちゃって,たいへ〜ん -
まずは,三春名物「ほうろく焼」
三角形の油揚げを軽く焼いて,味噌を付けたもので,素朴な食べ物でホッとします -
味噌は3種類から選べて,春らしく「ふきのとう」にしました
少し甘くて美味しいんですが,どこが「ふきのとう」味かよく分かりませんでした…
油揚げより,この味噌が気に入った! -
お次は,ご当地B級グルメの“グルメンチ”
右端のおじさんが,「そんじょそこらのメンチカツと違うよう〜」「ここのメンチは油が違うから胃もたれしないよ〜」って,観光客に威勢よく呼び込みしてました
けっこう行列ができていて,わたしは7分待ちました(おじさんが,あらかじめ待ち時間を教えてくれます) -
何が違うかというと,メンチの中にピーマン!が入っているんです
三春町は,ピーマンの生産量が全国2位だからだそう
ピーマンの苦みがほんのり効いてて,今まで味わったことない感じが新鮮!
ジューシーだけど,脂っこくなくて,これは美味い! -
さて,滝桜を後にして,せっかくなので,滝桜だけじゃなく三春の街を散策です
ラッピングバスで移動です
(昼の時間帯は,15分間隔で運行って,便利です) -
バスに乗ったら,子どもみたいに一番前の席へ
バスに乗ってる間も,“観桜”です
「大人の休日倶楽部」のCMで吉永小百合さんが歩いてそうな桜並木♪ -
バスを役場前で途中下車して,丘を登ると歴史民俗資料館です
この『桜谷の枝垂れ桜』も見事! -
ちょっとした山道を通って,目的地の『福聚寺』を目指します
道中も,桜がいっぱ〜い -
桃もきれいに咲いてるね〜
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天気も良く,暖かいし,北国に春が来たーって感じ
『福聚寺』を見下ろす山道が素晴らしいです
向こうに本堂が見えたので,この辺から下に降りて行きます -
三春を治めた田村氏三代のお墓
いい味の仏様
三春って,5万石の城下町だったんですね〜 -
お墓の間を「失礼します」と抜けて行きます
「こんなに見事な桜に囲まれて,お墓の中の人も喜んでるんだろうなぁ」などと思いつつ… -
わたしは,福聚寺の裏(お墓側)から来たようで,ここが山門
『福聚寺』は芥川賞を受賞した玄侑宗久さんが住職を務めるお寺です
文学作品だけじゃなくて,一般向けの仏教入門のような本も書かれていますし,メディアにもよく出てらっしゃいます
玄侑宗久さんの本を何冊か読んだことがあるので,三春に来たからには寄りたかったお寺でした
※ 玄侑宗久さんの公式サイト
http://genyu-sokyu.com/ -
「山門不幸」は,2月に先代のご住職さんが亡くなられて,2日後に本葬が行われるので,関係者は準備に忙しいそうです
左の掲示板の「今月のことば」?は,玄侑宗久さん直筆で,漢詩「勧酒」と井伏鱒二の名訳「サヨナラダケガ人生ダ」が書かれていました
禅語じゃなくて,漢詩と日本の作家の訳というのが,玄侑宗久さんのお寺の個性を表してるように思えました -
山門をくぐると,桜並木が美しい〜
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お地蔵さんも,桜の下で微笑んでいるような…
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小さなお寺を想像してたんですが,本堂は屋根が大きくて立派です
今日は,本葬の準備中ということで,本堂には入れませんでした -
イチオシ
本堂の廊下に,「ダメよ〜ダメ!ダメ!」って,笑っちゃいましたが,もう古い??
それにしても,社寺で,こんな冗談って初めて見た!
玄侑宗久さんが書かれたのかなぁ?? -
本堂は新しいので,味がなかったですが,向こうに古そうなお堂が見えたので,行ってみました
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お堂の前の白梅が可愛らしい〜
これで,桜・桃・梅と三つの春を見た!まさに三春! -
十一面観音堂
このお寺で一番由緒ありそうです -
これは,見事な透かし彫り!で,しばし見入る
下世話ですが,財がないと,こんな立派な彫り物は発注できないでしょうね〜 -
お堂の格子天井画も見事!
こんなにきれいなものばかり見てたら,煩悩なんてなくならない気がしました… -
お堂からの反対側を見ると,これまた見事な枝垂れ桜が!
三春は小さな街ですが桜の里で,滝桜以外に,福聚寺の枝垂れ桜など見事な桜があちこちにあるようです
町のパンフを見ると,25本もの!見事な桜が紹介されていました
お寺の数も多くて,それぞれに自慢の桜があるんでしょう -
御朱印をもらおうと(もしかしたら,玄侑宗久さん直々に書いてくださるかも?と期待して),その辺に居た人に聞いたら,今日はやってないらしい
本葬の準備で,それどころじゃないんでしょう…残念!
御朱印の代わりに,何だか分からないスタンプを記念に押してみる
なに?寺紋? -
つくばいの花びらが風流ですなぁ
「吾唯足知」吾れ唯だ足るを知る
わたしの好きな言葉ですが,煩悩の固まりなので,全くそのとおりになってません…
京都の龍安寺にあったのをマネしたようで
このお寺も龍安寺も同じ臨済宗妙心寺派だからでしょうね〜 -
山門から見た枝垂れ桜
記念切手やポスターも,こういう構図だったような -
怒られるのを覚悟で,ちょっと斜面を登って枝垂れ桜に近づいてみました
斜面から幹が傾いて生えてるんですねー
それにしても高い! -
この桜も満開は過ぎてましたが,それでも見事でした
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花の命は短し…諸行無常ですなぁ…
-
う〜ん,こういう色もラブリー!
あっ,結局,玄侑宗久さんにはお会いできませんでした… -
そろそろ,お寺を後にします
梅にモクレンに…三春の街は,春の悦びにあふれているようで,花々が咲き誇ってました -
水仙もカワイイ
下の紅いのはヒメオドリコソウ -
福聚寺から降りてきて,川沿いをブラブラ
その名も「桜川」ですが,護岸工事がねー…
この辺は,武家屋敷があったらしく,土塀が味があるね〜 -
あっちこっちに,由緒ありそうな枝垂れ桜
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いい感じの建物が見えたと思ったら「郷土人形館」
この時は,時間がないのでパスしましたが,三春の張子人形は有名らしいです
↓どんな人形かは,三春町のホームページで見られます
http://www.town.miharu.fukushima.jp/site/rekishi/gangu.html三春郷土人形館 美術館・博物館
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街のど真ん中に戻ってきました
山に桜がいっぱい〜
名残り惜しいですが,再びバスに乗って三春駅へ
今度来る時は,もう少しゆっくりしようっと -
三春駅から郡山経由で帰京
自宅を出てから,ちょうど12時間で帰宅でした
「たった一日ぶらりしただけで,どれだけの桜を見たんだろう」っていうくらい,見事な桜の里でした
今年の,桜はこれでおしまい!郡山駅 駅
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