春のレッサーパンダ紀行【５】 静岡市日本平動物園＆浜松市動物園　ホーマーちゃん、ようこそ日本へ！！＠日本平　チャさん、ありがとう・・・やすらかに＠浜松

2016/04/03 - 2016/04/03

日本の動物園には様々なタイプのレッサーご夫婦がいます。
そんな中、浜松市動物園のキンタロウじいちゃんとチャおばあちゃんのご夫婦はけして子宝に恵まれた訳ではないですが、日本最高のベストレッサーご夫婦と言っても過言でなかったと思います。
いつまでも仲のいいご夫婦でいて欲しかったですが・・・生きている限り永遠の別れはつきもの・・・。
３月２７日にチャおばあちゃんが天国に旅立ちました。
この週末はチャおばあちゃんに献リンゴをし、残されたキンタロウじいちゃんの様子を見に浜松に行こうと思います。

そんなふうに浜松行きを考えていたところにビッグニュースが飛び込んできました！！
”日本平動物園にアメリカから３歳の女の子が来園！！”

これは両園ともに訪問しなくてはなりませんね。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 静岡市（葵区・駿河区）(静岡)

今回は初めてマイカーで訪問した日本平動物園、今日は日本平ハーフマラソンの交通規制のために開園時刻が１０時５０分に繰り下がっていたこともあり、宝塚の自宅を７時３０分頃に出てなんとか開園時刻直後に日本平動物園に到着することが出来ました。

日本平動物園の入園料は大人６１０円です。

エントランス入ってすぐに見えるのがレッサーパンダ館、
ですが・・・、

今日のメインは園路を挟んでお向いのレッサーパンダ飼育棟です。

なんと３月１６日にアメリカから来日した新顔さんです！！

アメリカのコロンバス動物園からやってきたホーマーちゃん！！

祖母に旭川動物園の樹樹ちゃん＆ズーラシアのトランちゃん、祖父に長崎バイオのポンタ君を持つ日系アメリカ熊猫ちゃん。

お婿さんになるタク君とは遠い親戚になりますが、かなり遠いので問題ないでしょう。

アメリカ生まれ、アメリカ育ちだからかかなり大柄、毛並もいいですね

コロンバス動物園では春先までペアリングをしていたそうなので、持ち込み腹の可能性もあるとか！！

海外からの移動個体が持ち込み腹だと血統の多様性の可能性が一気に膨らむのでとても嬉しいですね。
移動予定の個体に春先までペアリングを実施してくれたのはコロンバス動物園のご厚意かもしれませんね。

アーヤ＆アーニャ通信。

非展示の子の情報は嬉しいですね。
出来ればいずれ放飼場でお会いしたいですが、元気でいてくれるなら今はそれでＯＫです。

とりあえずホーマーちゃんにも会えたのでレッサーパンダ館へ。

今はやり？の家系図が掲出されていました・・・それにしても鯖江の家系図はすごかった・・・。

日本のレッサーの種別調整園である日本平にはとんでもなくディープなレッサーの資料が残っているはず・・・いずれそれらを掘り起こした日本レッサーの資料を作ってほしいものです。
ファンも協力を惜しみませんし・・・。

レッサーパンダ館メイン放飼場では、今や日本平レッサーのエースのまつばちゃんが可愛らしい笑顔で迎えてくれました。

ちょうど１１時２０分頃からリンゴタイム始まったところでした。

タイムスケジュールでは１１時頃とアナウンスされていますが、その日のキーパーさんの作業状況により２０分ほど遅れることもしばしばとか。

にゃは、可愛いなぁ、まつばちゃん。

美人のお母さんのシーちゃんと可愛いパパのタク君のいいところをもらった感じですね・・・長女のみほちゃんが愛すべきおもろ顔（失礼！！）なのでなんだか興味深いですね。

僕の今までの経験からは「子レッサーは第１子が美形である」確率が高いと思っていたのですが、この姉妹はちょっと違いますね・・・あっ、もちろんみほちゃんの独特の可愛らしは僕は大好きですよ。

もう一方の屋外放飼場はまつばちゃんのお父さんのタク君・・・リンゴをもらってにっこり。

今年はスミレちゃんとのペアリングでしたが、無事に任務を終え一匹暮らしに戻りました。

屋内展示室にはシーちゃんとヤマト君。

３年連続で出産、子育てをしたシーちゃんは今年は繁殖から離れているのでヤマト君との同居が続いています。

飼育棟に戻ってホーマーちゃんです。

バックヤードのキーパーさんが気になります。

キーパーさんとの関係もいいようですね。

飼育棟の奥側放飼場にはスミレちゃん・・・年末に一晩脱走して話題になったあの子です。

初めてタク君とのペアリングに臨んだ３年前にはやんちゃな荒くれ者（笑）タク君に脱出防止の水路に突き落とされて、以来、タク君恐怖症になっていたすスミレちゃんですが、ここ２年間、昨年末に天国に旅立った紳士シュウシュウ君とのペアリングを経て強いマインドを得ることに成功し、今年のタク君とのペアリングでは当初は怯える様子もあったそうですが、最終的にはタク君を尻に敷くほどにスミレちゃんは成長してくれました。
タク君と間にも、しっかりと理想とされる約２週間の間を空けて２度の交尾が確認されました。
いよいよ、今秋にはスミレちゃんのお母さん姿が見れるかもしれませんね。

レッサー舎を離れ猛獣館２９９へ。

残念ながら生育は叶いませんでしたが、昨年初めての出産を経験しなんか女性らしい体つきになってきた様に見えるバニラちゃん。

めちゃくちゃ可愛らしいです！！

今年こそママになって欲しいですね。

１０年の契約延長が決まったロッシー君は相変わらず大人気。

ダイナミックな常同？水中バック宙は大迫力・・・子供たち大喜びです。

１０年の契約延長はとても嬉しいですが、生まれた子供は５頭までレニングラード動物園が所有権を持つと言うのはちょっと妥協しすぎのような・・・。

サクラちゃん・・・早く新しいお友達が来てくれたらいいね。

ごめん、ダンボさん・・・僕ずっとダンボさんのこと男の子だと思ってた・・・。

レッサーパンダ館に戻るとタク君が可愛らしく毛繕い・・・でも、尻尾の毛繕いはほどほどにね。

屋内ではシーちゃんとヤマト君が新鮮な竹の葉をもぐもぐ。

ころりんころころヤマト君・・・自分の可愛らしさに自覚がないとこんなポーズ取れないですよね（笑）

何にでも興味津津のお年頃・・・ブランコに乗るヤマト君。

あ〜、シーちゃんの写真が全然撮れてなかった！！
家に帰ってから気づきました・・・。

再び飼育棟。

ホーマーちゃんの横顔アップ！！

正面アップは・・・失敗・・・。

ほんと好奇心旺盛でかつしっかりと落ち着いています。

素晴らしい子ですよ、きっとこの子は！！

ようこそ、日本へ！！

末永くよろしくね。

今日、わざわざマイカーで静岡まで来た理由は帰りにどうしても浜松市動物園に寄りたかったから・・・。

浜松市動物園の入園料は大人４１０円です。

彼に会うのも楽しみです！！

桜がとっても気持ちいいです！！

アムールトラ舎は屋内にテン君。

大きくなりましたね！！

屋外には朽ち木を咥えてルンルンのローラちゃん。

以前、かくれんぼ遊びに付き合ってくれたローラちゃん、とっても遊ぶのが好きな娘さんです。

猛ダッシュで放飼場を一周してから高台へ！！

ガリガリ

可愛すぎる！！

この可愛らしい姿にお客さんは大喜びでした。

浜松のライオンと言えばトム君とサナちゃんなはずなのですが・・・両方女の子に見えます・・・新しく女の子が入ったのでしょうか？
あるいは、トム君のあの黒くて立派なタテガミがなくなっちゃったのでしょうか？

そして、レッサーパンダ舎へ。

屋外放飼場。

毛並みからしてテルちゃんが寝てるのかと思ったのですが、

テルちゃんは屋内展示室にいました、

もちろん、チイタ君も。

と言う事は屋外にいたのはキンタロウじいちゃんですね。

今日、浜松市動物園に来たかったのはチャおばあちゃんの献花台に献リンゴをしたかったから・・・・。

チャちゃんとキンタロウ君の仲良しペアは、野毛山のキンタちゃんと海君ペアとともに忘れられない名ペアだったと思います。

ありがとう、チャおばあちゃん。

やすらかに・・・。

チャさんの分もこちらの若カップルには頑張って欲しいのですが・・・。

まあ、テルちゃんはそんな外野の期待なんか気にせずに天真爛漫でいてこそテルちゃんなんですけどね（苦笑）

でも、テルちゃんのママ姿は絶対にかわいいと思う！！

チイタ君、

何？ふっさふさじゃない！？

換毛が激しすぎる風太一族の中でも特に換毛が激しいチイタ君なのですが今年は今のところフサフサです。

尻尾を丁寧に毛繕い。

暫しレッサー舎を離れ・・・ゴロウマル君とシウンお母さん。

もちろん昨年活躍したラグビーの五郎丸歩選手にちなんでの命名です。
浜松ＺＯＯでは誕生したキリンに代々その年に活躍したスポーツ選手の名前が付けられます。

ゴロウマル君とリョウお父さん。

パパのリョウ君はもちろん石川遼君から。

何故か壁に張り付いていたキロル君。

？？と思っていたら、上に魚を持ったキーパーさんがおられました・・・どうりで・・・。

バフィンさんとモモちゃんが天王寺から帰ってきたらキロル君はどうなるんだろう？
上手いこと放飼場を使い分けて、将来、キロル君とモモちゃんのペアリングにならないですかね？

と、現場では思ってたのですが、なんと翌日・・・キロル君の釧路移動が発表されました。
キロル君は将来釧路でミルクちゃんとペアリング、浜松にはバフィンさんとモモちゃんが帰ってくることになるのでしょう。

レッサーパンダ舎にもどりました。

チイタ君。

外国人さん達に大人気だったテルちゃん。

個人的に日本３大愛すべきおもろ顔レッサーガールは、アドベンの后ちゃん、姫路のみほちゃん、そして、このテルちゃんだと思っているのですが、東北サファリで昨年生まれた桃花（タォファ）ちゃんもなかなかな愛すべきおもろ顔で・・・誰かはずすのも惜しいのでこれからは４大にしよう・・・。

キンタロウじいちゃん起床。

若者向けのアスレチックですがなんとか攻略、毛並みもいいようで安心しました。

少し竹の葉を食べてから放飼場を散策していました。

屋内の若カップルはなんかいい感じ。

チャさんとキンタロウ君のペアは本当に見ていて心がほかほかする最高のペアでした。

いつもなら「レッサーにはそんな感情はないと思うけど・・・」などと書いたりしちゃうのですが、チャさんが旅立ってキンタロウ君は本当に寂しいのだろうなと思います。

長生きしてねキンタロウ君。

この旅行記へのコメント （2）

• yoppyさん 2016/04/27 21:17:32

  （ ｉ _ ｉ ）

  もう一年近く浜松市動物園へ行ってなかったので突然の訃報にびっくり、ショックでした。
  チャちゃんとキンちゃん夫婦が見れなくなったのは残念ですが、キンちゃんにはほんと長生きしてもらいたいです。

  jilllucaさん からの返信 2016/04/28 19:32:15

  RE: （ ｉ _ ｉ ）

  yoppyさん
  
  こんばんは。
  
  > もう一年近く浜松市動物園へ行ってなかったので突然の訃報にびっくり、ショックでした。
  > チャちゃんとキンちゃん夫婦が見れなくなったのは残念ですが、キンちゃんにはほんと長生きしてもらいたいです。
  
  お歳がお歳でしたのでいつまでも・・・って訳にはいかないことは覚悟していましたが、いざ、現実になると本当に悲しいものですね。
  あの仲のいいチャさんとキンタロウ君の姿が見れなくなるのは残念ですが、チャさんにはほんとうに長いことありがとうと言いたいです。
  キンタロウ君には長生きしてもらいたいです。
  
  jillluca