石垣島でナイトサファリ！vol.2

2016/01/29 - 2016/01/31

2日目も生憎の天気でしたが、まず早朝に森林地帯を車で走り、生き物を探しました。

車で生き物を探して見つけられるのは目視しやすい比較的大きな鳥などに
限られてしまいます。爬虫類や両生類は夜行性の生き物も
多いので日中に探してもなかなか出会えないことが多いです。

午後はしばしホテルで休憩し、ナイトツアーに備えます。

午後は天気が荒れ、ナイトツアーが催行されるか心配でしたが
19:00のスタート直前にピタリと雨と風が止み、爬虫類や両生類、
甲殻類も含めたくさんの生き物との出会いを楽しむことができました。

トーチライトを片手に、生き物が発する声や音を頼りに歩いて探します。
車に乗ってサファリ感覚で動物を探すのとは全く違った面白さがあります。

見つけた時の感動も一入です！

エリア 石垣島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0

この時期の沖縄地方では6:00に起きても真っ暗です。

7:00前になってようやく明るくなってきたので森林地帯を走る
林道を目指しました。

慎重に林道を進んでいくと、目の前にカンムリワシを発見！

一度飛んで、いい感じの枝に留まってくれました。

警戒心が強そうな個体だったので、遠くから観察しました。

ハイブリッドカーはエンジン音が小さく、生き物の観察にはぴったりです。

夜はエンジン音が小さいおかげで生き物の声がよく聞こえるので一石二鳥です。

頭の羽根が白っぽいのはオスなのだそうです。

雨のせいで冠羽が逆立って悪役っぽい面構えになってます。

この振り向きざまがかっこいい！

全く動く気配がなく、かれこれ1時間ほど観察しました。

ホットコーヒーを飲みながら朝の生き物観察。

この上ない贅沢です！

留まっている枝が林道の真上なので、こいつの下を
通らないと先に進めません。

そ〜っと接近しつつ、撮影しつつ、通過します。

前回の西表島で初めて出会ってからすっかりファンに
なってしまいました。

比較的地味なデザインの猛禽ですが、愛嬌があり、魅力的です。

山を降りたところにもう1羽留まっていました！

かなり近くに留まっていましたがすぐ飛んでしまいました。

冬は平野部で観察できると言われている時期ですが、今回は山間部でよく見られました。

帰りに「くがにパイン」の直売所があったので買ってみました。

前回、西表島で購入したピーチパインとどのくらい
違うのか食べ比べてみました。

どちらも甲乙つけがたいのですが、このくがにパインの方が
パイナップルらしい味でした。

小林さんに教えていただいた「ゆらてぃく市場」へ行ってみました。

中心部にあり駐車場も広いので便利でした。

ここでお土産にピーチパインを購入。

まだ旬ではなかったのですが、十分に美味しかったです。

「島そば一番地」で昼食。

お値段ちょっとお高めな気が。

昼食後、サトウキビ畑をぐるぐる回っていると
チョウゲンボウらしき鳥を見つけましたが遠すぎて
証拠写真にもなりませんでした。

しばしホテルで休憩した後、ホテル近くの「ガーラ」で
早めの夕食。

海に面しています。

ラフティー定食。

濃厚なお味でご飯のお供にぴったりでした。
おいしかったです。

19:00　小林さんが迎えに来てくださいました。
今夜も他にお客さんがいらっしゃらないので貸切状態です。

すぐにリュウキュウコノハズクに遭遇。

おそらく昨日と同じ個体かと思います。

アオバズクは警戒心が強く人間が車から出るとすぐ飛んでしまうそうなので
車内から息をひそめての観察です。

数十分、本命のリュウキュウコノハズクを探しますが
気温が低いせいか生き物の動きは活発ではなく鳴き声が全く聞こえません。

ようやく遠くから2羽の鳴き声が聞こえてきました。

慎重に声がする場所に近づいて探していくと、居ました！

かなり愛想がよい個体でした。
じっくり観察することができました。

夜の生き物観察・・すっかりハマってしまいました。

昼間にはない、夜行性の生き物の世界が広がっています。

闇夜に浮かび上がるコノハズクの姿がとても印象的でした。

鳴き声を手掛かりにアプローチしていくときの
わくわく感はたまらないものがあります。

出会えた時の感動は言葉では表せないものがあります。

石垣島の個体は人に慣れている感じがします。

アオバズクより丸っこくてかわいいですよ。

もしもまた石垣島に来る機会があれば、今度は自力で
探してみても面白いかもしれません。

木の枝をとことこ歩いて移動する姿はとても
可愛らしいです。

彼らは主に昆虫を食べて生きているので、街灯の周辺など
虫が集まるところに現れることが多いようです。

目標の１つだったリュウキュウコノハズク、
十分に観察させてもらいました！

あまりトーチライトで照らすとかわいそうなので
退散することにしました。

カエルの鳴き声がするポイントを慎重に探すと
ヤエヤマオガエルがいました。

とても綺麗なカエルです。

モリアオガエルより一回り小さいくらい。

観察しやすい場所に居てくれました。

わかりづらいですがヒメアマガエルです。

見事なカモフラージュです。

両生類はゆっくり観察できて写真を撮らせてくれるのでいいですね。

水辺のポイントです。

水中にモクズガニがいました。大きいです。

毛ガニより1回り小さいかな。

ヤエヤマヤマガニもいました。

名前の真ん中に「ヤマヤマ」と続きます。

実にきれいな紫色です。

日本にもこんな美しいカニがいたとは。

次回はカクレイワガニも見てみたいです。

そして第2目標のサキシマハブも遂に発見できました！

これには本当に感動しました！

思っていたより小型です。

そして赤みを帯びた体色が美しい！

水辺でカエルを狙っているのだと思います。

この個体でもかなり大型なのだとか。

頭部アップ。

噛まれると危ないのでズームレンズで撮影しています。

こんな感じで２夜連続、ナイトツアーを楽しむことができました。
特に２日目は出会いたっぷりで充実しました。
ありがとうございました！

セマルハコガメは今回も出会うことができませんでした。
次回以降の宿題とすることにします。

翌朝。

朝イチの便で羽田へ。

貴重な２日間を個人の時間としてプレゼントしてくれた
妻に感謝です。